「天空の城ラピュタ」はアメリカでは、1989年4月1日に初公開された
日本での公開は1986年8月2日
スウィフトの「ガリヴァー旅行記」に登場する天空の島”ラピュタ”を題材に、宮崎駿が監督、脚本を手がけた
スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズーはある日、空から降りてきた不思議な少女を助けた
その少女・シータが身につけていたペンダント「飛空石」をめぐって、パズーは思いもよらない冒険に巻き込まれていき…………
スタジオジブリの記念すべき第一作である「天空の城ラピュタ」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「天空の城ラピュタ」
パズーはスラッグ峡谷の鉱山で見習い機械工をしている少年
彼の父は空に浮かぶ伝説の島、ラピュタを発見したものの、人々に信じてもらえず亡くなった
ある日、パズーは空から落ちてきた不思議な少女シータと出会う
彼女は胸に青く光る石のペンダント「飛空石」を身につけていた
そして、シータはその飛空石を狙う政府や海賊から追われていた
そこへ空中海賊ドーラ一家が現れて、シータを捕まえようとした
パズーはシータを連れて逃げるが…………
脚本・監督は宮崎駿
パズーを演じるのは田中真弓
シータは横沢啓子
ドーラは初井言榮
ムスカは寺田農
音楽は久石譲
監督は宮崎駿
アニメーション制作はスタジオジブリ
海外の評価
アメリカでは「Castle in the Sky」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは8.0/10
ロッテントマトの批評家支持率は96%、観客支持率は91%
メディアの評価
Movie Mezzanine
「天空の城ラピュタ」は愛らしいキャラクター、想像力豊かなビジュアル、シンプルだが本質的な教訓、そして息を呑むようなアクションとアニメーションで満たされた子供向けの冒険物語です
同スタジオのフィルモグラフィーの中でピクサー作品に影響を与えた作品があるとすれば、それは間違いなく本作でしょう
久石譲の音楽も見事で、オープニングの曲は正直に言って、私が今までに聞いた中で最高の映画音楽の1つです
評価:A
ReelViews
日本で成功を収め、世界中で宮崎駿監督の評判を確固たるものにしたにもかかわらず、「天空の城ラピュタ」はアメリカで広く劇場公開されることはありませんでした
この映画は1980年代後半にいくつかの北米のフェスティバルで上映され、2003年にディズニーがようやくDVDをリリースしました
他の作品に比べてテーマ性は薄いですが、「天空の城ラピュタ」は楽しく魅力的な2時間です
宮崎作品をよく知らない人にとっては、最初の1本にピッタリです
3.5/4
Deep Focus Review
「ラビュタ」という名前はスペイン語で「ふしだらな女性」を意味するため、配給会社はタイトルのその部分を削除しました
ジョン・ラセターは本作を自分の一番好きな宮崎作品だと主張していますが、私の感想は逆です
宮崎監督の作品の多くは大人も子供も楽しめるものになっていますが、この作品は若い層に偏りすぎています
しかし、平凡な宮崎作品であっても、他のアニメに比べれば素晴らしい
1980年代のディズニー作品などは、比較の対象にもなりません
宮崎の想像力は同時代の人々のものをはるかに超えています
3.5/4
Common Sense Media
豪華なデザイン、絶体絶命の冒険、そしてSFにとって重要な「センス・オブ・ワンダー」が、この映画に輝かしい命を吹き込んでいます
一部のファンはこれがあらゆる年齢層にとって、最高の映画の1つだと考えています
4/5
Medium
「天空の城ラピュタ」は私にとって非常に心に残ったアニメで、いつかもう一度見ようと思っていました
しかし、見たのが10年以上前だったので、思い出が美化されているのではないかという不安もありました
結論としてノスタルジーを抜きにしても、私はラビュタを十分に楽しみました
正直、今見るとストーリーは少し急ぎすぎの気がします
それでも魅力的な物語で、キャラクターは好感が持て、アニメーションとサウンドは本当に優れています
次にラビュタを見るのに、10年はかからないと思います
3.6/5
The Washington Post
ストーリーテラーとしてもアニメーターとしても、宮崎監督は一流です
「天空の城ラピュタ」は日本で製作されるほとんどのアニメより、はるかに優れています
Forbes
「天空の城ラピュタ」はおそらく史上最高のアニメ映画です
ストーリーのペースは完璧で、ラビュタの謎は物語の核心であり、最初から最後まで面白い
パズーとシータ、そして海賊たちは共感を抱かせます
この映画の構成とアニメーションはほぼ完璧です
視覚的に素晴らしいだけでなく、愛らしいキャラクターたちによる魅力的で無駄のないストーリーを楽しむことができます
それに加えて久石譲による音楽も素晴らしい
私は「ラビュタ」がスタジオジブリ作品の中で一番好きです
もしアニメを1つだけ見るなら、これを選びます
観客のレビュー
「全体として天空の城ラピュタは、観客の心を動かし、その美しさと奥深さに畏敬の念を抱かせる魔法のような映画です。これはあらゆる映画ファンがコレクションに入れるに値するアニメーションの真の傑作です」
「天空の城ラピュタはスリル満点の冒険と深い哲学的なテーマで、子供から大人まで魅了する素晴らしい日本のアニメーションです」
「この映画には独特のスタイルと雰囲気があり、最初から観客を魅了し、ファンタジーと冒険の世界に連れていきます。その上、楽しいだけでなく、人生において重要なことについて考えさせてくれます。天空の城ラピュタは忘れられない印象を残し、見る人の心を魔法と喜びで満たします」
「86年に公開されたこの映画は、アニメーションの画期的な傑作として、今も色あせていません」
「この映画は天才的な宮崎駿監督による真の芸術作品です。全てのアニメファンとSFファンは、天空の城ラピュタの魔法の世界を訪れることをお勧めします」
「アメリカ人の声優は非常によく合っており、全体的な雰囲気はとても愛らしいものです。ストーリーは面白くて、アニメーションは美しい。欠点が全く見当たりません。この映画は素晴らしい!」
「私がこの映画をどれだけ愛しているか、言葉では言い表せません。今までに見たアニメ映画の中でも、最高のものの1つです」
「鉱山町の住民が本当に好きでした。彼らはお互いを助け合っています。全体的にストーリーは面白く、冒険はエキサイティングで、主人公は前向き。子供たちに見せるのに最適です」
「マーク・ハミル(ムスカ役)と他のキャストは素晴らしかったです。スタジオジブリ初の作品は、日本のアニメに興味がない人にもお勧めです」
「この映画は凄いです。スタジオジブリの頂点だと思います。ただし、最高の視聴体験を得るには、英語字幕日本語音声版を見てください!」
「テクノロジーと自然は平和に共存できるという力強い主張を込めた美しいファンタジー・アドベンチャー」
「ほとんどの宮崎作品と同様に、反戦や自然保護のテーマがありますが、ハウルの動く城やもののけ姫ほど露骨ではありません。スタジオジブリの初心者や、80年代のファンタジーアドベンチャーが好きな人にとっては素晴らしい映画です」
「小さい頃からもう10回くらい見ています。人生で一番好きな映画」
「最初は悪役だったのに、思いやりのあるキャラクターへと変わる海賊たちが大好きです」
「まさに美しい冒険物語。次は家族で見ます」
「20年以上見たいと思っていて、やっと見ることができました。傑作です」
「私にとってこの映画は、トトロや千と千尋の神隠しを上回っていました。他のジブリ作品を見るのが待ちきれません」
「宮崎の最高傑作のひとつ」
「この映画はスタジオジブリの最高峰です。ラピュタは象徴的で思い出に残る場所で、ロボット兵のイメージは永遠に心に残ります。またパズーとシータの母親のような存在になるドーラのキャラクターは素晴らしかった。満点に値する映画」
「私がもっとも好きな映画3本のうちの1本」
「序盤は良かったのですが、途中から退屈になりました。私はファンタジーを期待していたのですが、この映画はどちらかというとアクション寄りでした」
「さすが宮崎監督。彼の他の映画ほど深いテーマはありませんが、冒険は面白くてエキサイティングでした」
「『天空の城ラピュタ』は宮崎駿の冒険心(『カリオストロの城』)と素晴らしい想像力(『風の谷のナウシカ』)が完璧に融合し、どんな実写アドベンチャー映画にも匹敵するエキサイティングな物語に仕上げられています。また久石譲による音楽は、ただただ崇高です」
「私は日本のアニメに興味がありません。天空の城ラピュタは私が初めて見た日本のアニメであり、唯一愛したアニメでもあります。時間を費やす価値は、十分にあります」
「素晴らしい映画ですが、アメリカの吹き替えが酷いので、日本語で見るべきです」
「私は80年代後半からたくさんのアニメ映画を見てきましたが、この映画に匹敵するものはほとんどありません。宮崎監督には特別な才能があります。この映画を子供たちと一緒に見れたことは幸せでした」
「天空の城ラピュタは見る人の心に忘れられない痕跡を残す魔法の映画です。宮崎駿の熟練の技は全てのシーンで明らかであり、その美しさと深さに驚かされます」
「私がこれまでに見た宮崎作品の中ではあまり好みではありませんが、それてもとても魅力的で、ほとんどのアメリカのアニメ映画よりも優れています」
「10点満点中10点。天空の城ラピュタを真の傑作たらしめているのは、視覚的に美しく息をのむようなアニメーション、そして冒険心です」
「私が初めて見た宮崎作品は『千と千尋の神隠し』で、その想像力と天才性に衝撃を受けました。しかし、『天空の城ラピュタ』はそれ以上でした。これは宮崎作品の中だけでなく、全てのアニメ映画の中で最高です」
「心暖まり、陽気で、何よりも勇気に満ちている。天空の城ラピュタはアニメーション映画には、無限の可能性があることを証明しています」
「もののけ姫と千と千尋に次いで良かった。ロマンスに関しては宮崎作品の中で最高かも知れない」
「死者の数が非常に多くてショックを受けましたが、ラピュタの世界は古いテクノロジーと母なる自然の融合に浸るのに素晴らしい。2時間はあっという間でした」
「なんて楽しい映画でしょう! 素晴らしい声優とアニメーション。魅力的なキャラクターとアクションを備えたストーリー。大好き、大好き、大好き!」
「他の宮崎作品ほど強いメッセージはなかったかも知れませんが、見ている間、本当に子供に戻ったような気分になりました。とても楽しかった」
「冒険映画として優れている。宮崎監督の名作『未来少年コナン』を彷彿とさせました」
「子供の頃、この映画を最初に見た後、いつも大きなうねる雲を見上げて、本当にそこにラピュタがあるのではと思ったのを覚えています」
「この映画のもっとも優れている点は、キャラクターの関係です。パズーとシータの間の真の愛と友情は、私がこれまで見た中でもっとも美しく、心暖まるものの1つです」
「DVDになってから何度も見返していますが、全く飽きません。私の大好きな映画を作ってくれて、いつも私の人生に寄り添ってくれた宮崎監督に感謝します」
コメント
編集されたり、英語版はいくつかバージョンがあるらしいので、どれに対しての評価なのか、ごっちゃになってそうですね。
後は初期のものほど翻訳の品質に問題があったりするかも知れないですし。
確かディズニー版は主演二人が子役であんまりうまくないんだよな
それと天空の城に乗り込む敢えて無音にしてる重要シーンで
ディズニーがそれを理解せず無音はおかしいとか文句つけてきて久石さんが音楽を足した
最初の頃ディズニーはジブリ舐め腐ってたからね
3分間待ってやる
その間に銃に弾込めるムスカさん
あの動きが強烈に印象に残ってて昔あのモデルガンまで買ったわ
デザインも構造もカッコイイ
40秒で支度できる奴に時間を与えすぎた
メッセージ性が薄いという評価がちらほらあるのが意味わからんなあ
むしろ悪役に対してヒロインに直接的な説教をさせてるだろうに(ナウシカなんかもそう)
対してもののけあたりは自然との共生という点ではかなりジレンマに満ちた描写をしているし
ハウルに至ってはメッセージ性なんてあったか?と思うが
テーマがないとかメッセージが弱いとか、本当に見たのか?と言いたくなる
シータが叫ぶ「人は土から離れては生きられないのよ!」が届かない人が
この世にいるんだなと、逆にそれが衝撃だわ
まだ左翼臭が出ていないパヤオのロリ冒険活劇。
パヤオ作品の中では1番まし。
パヤオ作品は必ず戦争を出してくるくせに左翼だから嫌いです。
おまけに日本人は悪いことをしたことを忘れるな、とか海外で言うから大嫌いだ。