「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」はアメリカでは、2002年にDVDで発売された
日本では1988年3月12日に劇場公開された
ガンダムシリーズ初の完全オリジナル劇場版
第一作目の「機動戦士ガンダム」から続いていたアムロ・レイとシャア・アズナブルの戦いについに決着がつく
宇宙世紀0093年、ネオ・ジオン軍の総帥となったシャア・アズナブルは、地球に宣戦を布告
小惑星アクシズを地球に衝突させる計画を立てる
アムロ・レイはシャアの企みを阻止するために戦うが…………
アムロとシャアの最後の戦いを描いた「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
宇宙世紀0093年、新生ネオ・ジオン軍の総帥となったシャア・アズナブルは、地球に宣戦を布告する
シャアは地球を居住不能な星にするために、地上に隕石を落下させる計画を立てる
アムロ・レイやブライト・ノアが所属する地球連邦軍の外郭部隊ロンド・ベルはその暴挙を阻止しようとするが、小惑星5thルナの落下を止めることは出来なかった
ネオ・ジオンは地球政府高官と裏取引を行い、停戦交渉に合意
しかし、それはシャアの策略だった
シャアは取引によって得た小惑星アクシズを地球に衝突させるべく、作戦を開始する
アムロは自ら開発に加わった新型モビルスーツ・ν(ニュー)ガンダムで、その陰謀を阻止しようとするが…………
アムロ・レイを演じるのは古谷徹
シャア・アズナブルは池田秀一
ブライト・ノアは鈴置洋孝
監督は富野由悠季
アニメーション制作はサンライズ
海外の評価
アメリカでは「Mobile Suit Gundam: Char’s Counterattack」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは7.3/10
ロッテントマトの観客支持率は84%となっている
メディアの評価
Forbes
3シリーズに渡る物語の壮大なフィナーレ
この壮大で魅力的な作品が約30年を経て、ついに西洋でもブルーレイ版が発売されました
「逆襲のシャア」はシャアとアムロの物語の結末を描いた作品です
この映画単体でも十分に楽しめますが、それ以前のシリーズを見るとより深く理解することが出来ます
視覚的にも聴覚的にも素晴らしいが、この映画を特別なものにしているのはそのストーリーです
本当に見事な作品で、時代を超えて愛され続けています
私が見たのはDVD版だったので、ブルーレイでこの作品を初めて体験する人がうらやましい
Hogan Reviews
「逆襲のシャア」は素晴らしい映画ですが、アムロとシャア、そして彼らの歴史をきちんと気にかける人だけに限ります
数えきれないほどのエピソードを重ねた後の大きな見返りであり、見事に成功しています
見事すぎて、クェスとハサウェイという迷惑な2人の10代のガキの存在すら、評価を下げることはありません
私の意見では、この作品はガンダムの頂点であり、その後に作られたどの作品も本作を超えるものはありませんでした
5/5
Mechanical Anime Reviews
これまでに少なくとも12回は見ていて、見るたびに新しい発見があります
「逆襲のシャア」はとても美しい映画です
登場人物のアニメーションは素晴らしかった
νガンダムとサザビーは、オリジナルのガンダムと赤いザクから大幅に進化しています
この映画は色々な意味で素晴らしい傑作です
Anime News Network
この映画はシャア・アズナブルとアムロ・レイという長きにわたるライバル関係の魅力的な集大成です
「逆襲のシャア」は視覚的にも楽しめる作品で、初めてガンダムでCGを取り入れた作品でもあります
アニメーションは古さを感じさせません
サザビーとνガンダムが激突する様は息を呑むほどです
しかし、13歳の少女であるクェスの存在が、物語を弱めています
彼女は確かにワガママですがまだ幼く、それを戦いに利用しようとするシャアを擁護することは出来ません
結末は納得いきますが、すっきりしません
これは大人たちの策略とそれに巻き込まれる子供たちの両方を掘り下げるという、典型的な冨野作品です
評価:B+
myReviewer.com
ガンダムシリーズが好きな人は安心してください
この映画はあらゆる面で期待に応えてくれます
メカアクションに魅力を感じないなら、この映画は見ないでください
「逆襲のシャア」はこの偉大なシリーズにふさわしいフィナーレです
とても楽しく、何度も見る価値があります
8/10
観客のレビュー
「この映画については完璧という言葉以外何も言えません。富野由悠季はアムロ・レイとシャア・アズナブルの物語を終わらせる完璧な映画を作りました。これを見る前に最初のガンダムを見ることをお勧めします」
「ライバル関係の素晴らしい決着」
「アニメーションが素晴らしかった」
「アムロとシャアの結末は満足のいくものでした。また、史上最高の手描きアニメーションの1つだと言わざるを得ません。ガンダムファンなら必ず見るべき作品です」
「ストーリーは感動的で、アクションは目を見張るほどでした」
「アニメーションは力強く、戦闘シーンも非常に良く出来ていますが、他のガンダム作品と同様に、政治が主なテーマとなっています。私はシリーズのこういった側面が好きですし、他のロボットアニメとの違いを際立たせています。クライマックスはとてもエキサイティングでした」
「史上最高の映画!」
「シャアとアムロは敵同士でありながら、2人とも同じものを望んでいたというのが良かった」
「ガンダムシリーズに足を踏み入れたばかりの私には、説明不足に思いました。クェスやララァなど、関係がよく分かりません。宇宙での戦闘シーンは良かった」
「シャアとアムロのライバル関係の完璧な結末。次はベルトーチカ・チルドレンのアニメ化を期待していますが、実現しないでしょうね………」
「ガンダムは好きですが、この映画の結末はかなり混乱しました」
「この映画を見る前にオリジナルのガンダムシリーズ、もしくは3部作の劇場版を見ることを強くお勧めします。Zガンダムも見ておくと、シャアのキャラクターについてよりよく理解できます」
「これはアムロ・レイとシャア・アズナブルのライバル関係の集大成となるはずだった。しかし、泣き言ばかりのティーンエイジャー、クェスのせいでフラストレーションの溜まる作品になっている。非常にガッカリだ」
「それまでのガンダムシリーズを全て見ていないと、この映画を見ることは出来ません。私は3部作の劇場版を見ていましたが、それでもこの映画の内容の多くを理解できませんでした」
「映画自体は素晴らしい。ただし、アメリカ版は駄作です。罵り言葉は一切なく、翻訳の間違いも多かった(たとえば『行きます』が『やります』になっている)」
「アムロとシャアのライバル関係はこれ以上ないほどの素晴らしい終わり方でした。エンディングテーマの『Beyond the Time』も良かった」
「非常に優れたロボットアニメ映画で、オリジナルのガンダムシリーズのストーリーを上手く締めくくっています。アニメーションの質も高い。ただし、それまでのシリーズを見ていないと理解できない内容になっています。それでもアニメ映画の古典的名作です」
「ガンダム映画の最高傑作。しかし、クェスはあらゆるアニメでもっとも迷惑なキャラクターです」
「素晴らしい映画ですが過小評価されています。実写ではなくアニメであるというだけで、多くの人が見ようともしないのは残念」
「これ以上ないほどの見事な結末。アニメーションは素晴らしく、宇宙での戦闘は傑出しています。欠点は全く見つかりません。まさに芸術作品です」
「富野はZZの大失敗の後、ついに子供向け要素をカットしました。英断です」
「この映画のガンダムは最先端のモビルスーツです。ガンダムWのモビルスーツが360度ビューコックピットを採用していないのは理解しがたい」
「逆襲のシャアは最高のアニメ作品の1つです。アニメーションは今見ても素晴らしく、ストーリーもかなり良く、サウンドと音楽も完璧です」
「映画の焦点はクェスにあり、非常に迷惑です。何故この映画がこれほど愛されているのか、私には理解できません」
「逆襲のシャアは私が今まで見たアニメ映画の中で、断然最高の1つです。ただし、クェスはうっとうしかった」
「素晴らしい作品なので映画の細かい部分を理解できなくても、初めての人でも見る価値があります」
「ガンダムファンなら必見。ミリタリーやハードSFが好きな人でも楽しめます」
「間違いなく史上最高のガンダムです。クェスに不満を言う人が多いですが、彼女なしではストーリーは成り立たなかったと思います」
「この作品には冨野作品に期待するものが、全て揃っています。DVDが少し高価であっても、この映画は見る価値があります」
「逆襲のシャアほど幅広い観客に理解してもらうことに、関心のない映画があっただろうか。筋金入りのガンダムファンですら何度も困惑するだろう(Zガンダム以来、アムロとシャアはどこにいたの? ロンド・ベルって何? 残念、説明する時間がありません)。それでも、この映画は上手くいっており、見るたびに好きになります。ガンダムシリーズがなぜ特別なのかを、逆襲のシャアは完璧に要約しています」
「本当のつながりとは、単にお互いに良い気持ちになることだけではありません。相手の喜びだけでなく、痛みや混乱も受け入れることです。冨野監督はそのことを深く理解しています。そして、この映画の結末はまさにそれを示しています」
「シャアはイデオロギーによって動かされているのではありません。彼は恨みとプライドと怒りによって動かされています。そのことが明るみになった瞬間は衝撃でした。この映画はイライラさせられますが、だからこそ私は好きです」
「『ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!』 これまでで最も素晴らしく、心を打つセリフの1つ。まさに天才的」
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コメント
あいかわらずクェス不評でw
でもクェスとハサウェイがいないとかなり単調な作品になっちゃうと思うが。劇場版イデオンは凄いけど今となっては何か観る気になれない。最初劇場で観た時、シャアとアムロの対比としてクェスとハサウェイを出してバランスを取ってるんだなぁと思った。確かにクェスとハサウェイは好きじゃないけどあの2人がいるから単なる英雄譚にならずに群像劇になったと思う。
宇宙艦にくくりつけられたタイヤを誰か指摘して欲しかったのにみんなプロットしか見ない…
これを見るための事前知識として、ファーストガンダムだけで無く、Zガンダムも必須というのがハードルになっているのだろう
Zを見ていない人には分からないことが多すぎると思う
ファーストを見た後にZやZZを見ると
キャラやメカのデザイナーが違うしモビルスーツが変形したりするし
完全に別世界で拒絶反応しか出ないのも
逆シャアの視聴を阻む要因になってると思う
サイコフレームのせいでオカルトになってしまうのがなぁ・・・
あと、小天体の落下を防ぎたいなら押す方向が逆。
相変わらず曲が素晴らしくて!!
三枝さん、また曲作ってくれないかな