「となりのトトロ」はアメリカでは、1993年4月に吹き替え版が劇場公開された
日本での公開は1988年4月16日
宮崎駿が監督・原作・脚本を務めたスタジオジブリの長編劇場アニメ
昭和30年代、小学6年生のサツキと4歳のメイは考古学者のお父さんと共に、空気の奇麗な田舎の一軒家に引っ越してきた
ある日、メイは庭で不思議な生きものと遭遇し…………
根強い人気を誇る「となりのトトロ」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「となりのトトロ」
昭和30年代、小学6年生のサツキと4歳のメイは考古学者のお父さんと共に、田舎の一軒家に引っ越してきた
それは病気で入院中の母親のためだった
引っ越し先の古い家を探検していたサツキとメイは、丸くて真っ黒で不思議な生きものが住みついていて驚く
隣のおばあちゃんがそれは「ススワタリ」だと教えてくれた
ある日、庭で1人で遊んでいたメイは、ドングリを持つ2匹の不思議な生きものと遭遇
追いかけていったメイは、大きなクスノキの深い穴に転がり落ちてしまう
そこには大きな生きものが寝ていた
メイはその生きものをトトロと名付け、サツキとお父さんにも見せようとするが…………
サツキを演じるのは日高のり子
メイは坂本千夏
お父さんは糸井重里
音楽は久石譲
監督は宮崎駿
海外の評価
アメリカでは「My Neighbor Totoro」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは8.1/10
ロッテントマトの批評家支持率は94%、観客支持率は94%
メディアの評価
Guardian
宮崎駿の傑作は今もなお人々を魅了する
この感動的に愛らしい映画は、見れば見るほど魅力が増します
宮崎監督の作品の中でも、トップクラスの傑作と言っていいでしょう
5/5
Metro.co.uk
年齢を問わず見逃せない、子供時代を美しく観察した映画
5/5
Standard
ネコバスを知らない人は人生を損していると言えるでしょう
「となりのトトロ」は「千と千尋の神隠し」ほど複雑でも緊張感もありませんが、それでも同じレベルの傑作です
4/5
Decent Films
宮崎駿監督の時代を超越したファミリー映画「となりのトトロ」の魅力を、どう表現したらよいだろうか
それは幸せな子供時代の思い出に似ている
至福に満ち、魔法のようで、あらゆるところに発見が潜み、裏庭が宇宙のように見える世界
「魔女の宅急便」と並んで、「となりのトトロ」はこれまでに作られた家族向け映画の中で、もっとも穏やかで魅惑的な作品の1つです
評価:A-
SLANT
「となりのトトロ」はファンタジーと日常生活をほぼ完璧に融合させている
アメリカのアニメ映画で、こんな作品を最後に見たのはいつだろうか
宮崎駿のこの傑作は非常に魅力的で、見る人の笑顔が消えることはないだろう
4.5/5
Roger Ebert
私はこの映画を見るたびに、いつも笑顔になります
アメリカ映画のような子供と大人の対立などは、いっさいありません
悪役のいない映画です
少し悲しく、少し怖く、少し驚き、少しためになる、まさに人生そのもののような作品です
「となりのトトロ」は大げさなストーリーがなくても、人生の不思議と想像力があれば、冒険に必要なものは全て揃っていることを教えてくれます
4/4
Cinerama Film
「となりのトトロ」が古典的名作として不滅の地位を築いたのは、まさにそれが子供時代の喜びと楽観主義を体現しているからだ
この映画の影響はあらゆる現代の映画に見受けられ、今後何十年も続くだろう
5/5
Deep Focus Review
「となりのトトロ」はあらゆる映画の中で、もっとも楽しい作品の1つです
冒険には暴力やスリルが必要だと誰が言ったのでしょうか?
宮崎監督は日常生活における魔法や想像力、それ自体が冒険を生み出すと教えてくれます
4/4
観客のレビュー
「宮崎駿の最高傑作のひとつ。私の子供時代に大きな影響を与えました」
「となりのトトロは素晴らしいジブリ映画です。10/10」
「まさに時代を超えた名作です。『となりのトトロ』を見ると、いつも何気ない瞬間の美しさや、自然とのつながりの大切さを思い出します」
「とても可愛い映画で、ポジティブなメッセージがあり、若い観客にピッタリです。今まで見たアニメ映画で一番好きかも知れません」
「トトロはあなたの心をつかみ、本当に世界のどこかにいることを願わせるユニークなキャラクターです。想像力を掻き立て、幸せにため息をつく映画です」
「『となりのトトロ』は非常に心暖まるストーリーで、アニメーションは完璧に美しい。ネコバスの大ファンです」
「宮崎監督がまたやってくれました。家族で楽しめる映画としてお勧めです!」
「この映画は暖かくて魔法のようです。姉妹(とその両親)の関係がストーリーの中心にあり、私はそこが大好きです。そうは言ってもトトロとの冒険がもっと見たかった。それでも素晴らしい映画です」
「キャラクターや設定は気に入りました。しかし、ストーリーは対立やスリルがなくてガッカリしました。残念ながら私は典型的なつまらない西洋人なのでしょう。4~6歳児には最適です」
「この映画ほど私の心を暖めてくれるものはありません。子供時代が限りなく美しく描かれ、人生を肯定するものとなっています」
「メイほど表情が豊かなキャラクターはいません。上映時間はわずか86分ですから、絶対に見てください」
「80年代後半の美しく感動的な映画。100%時間の価値があります」
「スタジオジブリは私の子供時代に欠かせませんでした。となりのトトロは感動的で心暖まる映画です」
「日本の最高のアニメーターたちはCGや3Dアニメーションの時代にあっても、手描きのアニメーションの素晴らしさを私たちに思い出させてくれます。おそらく宮崎駿はもっとも偉大なアニメクリエイターです。この映画には悪者やモンスターはいません。大人たちは友好的で、たとえ少女たちが信じ難い話をしても、子供たちを信頼する用意が出来ています。日本の子供たちに人気のトトロが、西洋の子供たちに同じように人気なのも驚くことではありません」
「本当に可愛い映画です。大好きです」
「楽しくて、優しくて、とても面白くて、心暖まる映画。この映画を見ていると、時間を忘れます」
「私は宮崎駿の大ファンで、となりのトトロも例外ではありません。ストーリーもキャラクターもシンプルですが、そこが気に入りました。アニメーションは幻想的で、見ているだけでうっとりします。声優も全員が素晴らしい仕事をしてくれました」
「とてもかわいい。トトロのふわふわのお腹の上で眠りたい。あの灰色の毛を抱きしめたい。ネコバスが大好き」
「この映画を見て幸せで泣きました。こんなに純粋な喜びを感じたことはありませんでした」
「最初から最後まで信じられないほど美しい映画です。音楽はとても良く、この映画が醸し出す感情を完璧に捉えています。キャラクターは本当に愛おしく感じます。アニメーションは素晴らしくて目が離せません。この映画は時代を先取りしていました」
「明るく健全で、まさに魔法のような映画です。日本語版も英語の吹き替えも大好き」
「子供たちの描写は、今まで見たことがないほど真実味があると感じました。それがこの映画の最大の功績のひとつです。この体験は私の心に深く残りました」
「ヨーロッパ人の私には日本の伝統の多くが馴染みのないもので、田舎暮らしの描写はロマンチックすぎるように感じます。しかし、主人公のトトロは全ての映画ファンにとって絶対に必見であり、素晴らしいキャラクターです」
「史上最高の映画のひとつ。子供に戻ったような気分になります」
「私がこの映画を初めて見たのは6歳の時で、トトロがバス停に現れるシーンの驚きを忘れられません。この映画は100%見る価値があります」
「すごい! 毎分毎分が楽しい。人生のちょっとした瞬間を楽しめる。子供たちも大好き」
「内容は良いです。ただし、ストーリーがあればもっと良かった」
「今まで見た中で最高の映画です。まだ見ていない人は絶対に見てください。10000000/10の傑作です」
「この映画は家族の愛を美しく描いています。子供たちと父親の繋がり、そして父親の子供たちへの思いやりを本当に感じることが出来ます。この映画の子供たちの描写の正確さには驚かされました」
「子供から大人まで楽しめる、本当に魅力的な映画です」
「間違いなくジブリ映画の中でも最高の作品のひとつです」
「となりのトトロはとってもかわいい映画です。アニメーションは素晴らしいです。唯一の欠点は、映画が短いことです。もっと見たかった」
「子供向けと大人向けのテーマが完璧に融合した、このジャンルでも最高の作品のひとつ。日本語と英語の両声優陣は申し分なく、ダコタとエル・ファニング(実の姉妹)がサツキとメイの声を担当しているのも嬉しいポイント」
「なんて愛らしい映画でしょう。これは間違いなく宮崎作品の中でも最高の映画です。この冒険を本当に楽しみました。また必ず見ます」
「心暖まる子供時代の物語。久石譲の音楽もこの映画の素晴らしさの大きな部分を占めています」
「この映画を好きじゃない人は、愛を知らないと思う」
「子供の時に見たかった。今まで見た中で、一番かわいい映画かも知れません」
「ほとんど何も起こらないが、見ていてとても楽しい」
「想像力が豊かだった楽しい子供時代を思い出させてくれる美しい作品」
「今までで一番好きな映画の1つです。少なくとも12回は見ました」
「この映画は子供であることがどういうことか、最高に優しい方法で思い出させてくれました。大好きです」
「私は子供の頃からトトロが大好きで、これからもずっと大好きです。いつか自分に子供が出来たら、トトロを見せてあげます」
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コメント
「事件が何も起きないけど」とか「暴力や恐怖とは無縁の」とか枕詞をつけて絶賛してる人が多いんだが、子供にとって母親が死ぬかもしれないというのは絶対的な恐怖だろう
ここをきちっと指摘した上で作品を評価した外国人アニメファンは、アリゾナの老人以外に知らない
グランピー爺さんはホントにすごいよな
尊敬に値するよ
それは平和すぎる国に生まれた日本人ならではの発想でしょう
アメリカは人が死に過ぎてどんどん平均寿命が下がっているし
1年で約4万8000人が銃で死んで行きます
そんな国の人々から見ればとても平和で幸福な作品に見えるでしょう
空想も大概にしろよ
銃で大勢死んでる国だと、子供は母親の死に恐怖を覚えないとでも?
部屋に閉じこもってないで、外国人の友達でも作りなさい
どこの生まれだろうと人間は人間で違いなどない
英語版のカンタの婆ちゃんは厳しい学校の先生みたいな喋り方なんだそうだ
ちょっと解釈ちがいで残念だなあ
サツキがいつもメイの面倒を見ていることもそこに感情移入して見れば充分ドラマを感じられる。
鈴木プロデューサーがサツキが良い子であることを強いられ過ぎていることを指摘すると宮崎駿は彼女が泣いて感情を晒す場面を作ってきたという。
それにメイが迷子になったことだって、もし自分が幼い妹を見ていた時に死なせてしまったら?悲しさもあるだろうがその恐ろしさはどれほどのものだろう。
見る者によってストーリーの深みは変わってくる。
メイとネコバスの子供の短編動画を見たけど
あれを知らない人にも見せてあげたい