「劇場版 SHIROBAKO」はアメリカでは、2021年8月10日に限定公開された
日本での公開は2020年2月29日
アニメーション業界で働く人々の日常を群像劇として描いたテレビアニメ「SHIROBAKO」の完全新作劇場版
監督は「ガールズ&パンツァー」などの水島努
アニメーション制作はP.A.WORKS
TVシリーズから4年、武蔵野アニメーションで働く宮森あおいは、日々の仕事に葛藤しながら過ごしていた
そんな時、あおいは新企画の劇場アニメを任され…………
アニメ制作のリアルな裏側を描き話題となった「SHIROBAKO」の劇場版
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「劇場版 SHIROBAKO」
いつか必ず一緒にアニメを作ろうと誓い合った上山高校アニメーション同好会の5人
アニメーター、声優、3Dクリエイター、脚本家など、5人はそれぞれの場所でアニメーション制作に携わっていった
武蔵野アニメーションの制作進行として働く宮森あおいは、「第三飛行少女隊」で夢に一歩近づくことができた
それから4年が経った
武蔵野アニメーションは経営が苦しく、多くの仲間が去っていった
ある朝、あおいは社長の渡辺に呼ばれた
新企画のオリジナル劇場アニメ「空中強襲揚陸艦SIVA」をやってくれないかというのだ
迷った末に、あおいはその仕事を引き受けた
しかし、その映画の制作には予想以上の困難が待ち構えていて…………
宮森あおいを演じるのは木村珠莉
安原絵麻は佳村はるか
坂木しずかは千菅春香
藤堂美沙は高野麻美
今井みどりは大和田仁美
脚本は横手美智子
監督は水島努
アニメーション制作はP.A.WORKS
海外の評価
アメリカでは「Shirobako: The Movie」のタイトルで公開された
現時点でのIMDbのスコアは7.1/10
メディアの評価
IGN Movies
「劇場版 SHIROBAKO」は基本的には楽しい作品です
しかし、同時に深刻な既視感も感じます
アニメが非常に奇麗に終わったことを考えると、シリーズから4年後を舞台とするこの映画は、蛇足のようにも思えます
ストーリー展開のほとんどがTVシリーズと非常に似ており、あるいは全く同じですらあります
これは間違いなく熱心なSHIROBAKOファンには好評でしょう
「劇場版 SHIROBAKO」はシリーズに新しい魅力を添えた作品で、懐かしいキャラクターたちと再会するのは間違いなく楽しい
その一方でお馴染みの展開に頼りすぎている
もっと新しい領域を探求することで、さらに良い作品になったかも知れません
7/10
Geek Vibes Nation
白状するとTVシリーズを見たことがありません
長年のファンは問題ないのでしょうが、登場するキャラクターが多すぎて、ついていくのが大変でした
そんな私のような新参者でさえ、この作品は非常に見ごたえがあり、急いでTVシリーズも見てみようという気になりました
この映画には本当に美しいアニメーションと、面白くてスリリングな展開があります
迫りくる締め切りの恐怖を知っている人は、とても楽しく見られると思います
myReviewer.com
「劇場版 SHIROBAKO」はファンにとっては風変わりなキャラクターたちをもう一度見ることができ、彼らの独特の世界を体験できる絶好の機会です
私はこの映画が大好きで、見ていてとても楽しかった
しかし、ファン目線から一歩引いて見ると、これは全く不必要な映画だと言わざるを得ません
ストーリーにもキャラクターにも何も追加されておらず、テレビシリーズのストーリーを単に再利用しているだけです
とはいえ質の低いアニメであれば、これは欠点になりますが、SHIROBAKOは非常に優れており、登場人物たちは非常に魅力的で感情移入しやすいため、この映画はただただ楽しかった
そして、新しい要素であるミュージカルシーンは、とても気に入りました
この映画が英国でも公開されることを願っています
8/10
観客のレビュー
「これは長編アニメ映画の制作に精力的に取り組む小規模で情熱的なスタジオの物語です。私自身、似たような制作会社に所属し、同じような仕事をしているので、共感せずにはいられません。全体的な雰囲気はとても身近に感じられます。彼らが直面する課題、そして障害を克服しながら築く友情は、アニメ制作の世界で私が経験したことの多くに共通しています。この物語はユーモアに包まれていますが、アニメーションが出来るまでの現実のプロセスを忠実に描いています」
「スタジオが復活し、仲間が再び集まるのは楽しかった。創作のプロセスを見るのはやはり素晴らしい。でも、ミュージカルシーンはなくても良かった」
「私が初めてSHIROBAKOのTVシリーズを見てから、6年が経ちました。それでもこの映画には簡単に入り込むことが出来ました。核となる魅力は健在です。ただし、内容はTVシリーズの繰り返しになっています。必ずしも悪いことではありませんが、もっと多くのことが出来たはずなのに残念です」
「七福神のアニメがどうなったのかが気になる…………」
「友人にこの映画に誘われて、急いでTVシリーズを一気に見ました。この映画はTVシリーズを素晴らしいものにした要素を全て取り入れ、さらにそれを推し進めています。明るく、楽観的で、あらゆる面で輝かしい作品です。音楽、アニメーション、脚本、演出の全てが一体となって、魔法のような体験を生み出しています」
「シリーズの良い点と悪い点を、2時間の映画に凝縮したような作品です。一緒に行った2人はSHIROBAKOを見たことがなかったのですが、とても楽しんでいました。私自身も楽しんだのですが、もっと新しいテーマに挑戦して欲しかった気もします」
「この映画ではアニメーション業界の多くの困難や劣悪な労働環境についてはあまり触れられていませんが、それでも多くの場面が私の心に響き、その前向きな姿勢にとても元気づけられました」
「私はSHIROBAKOを愛していますが、この映画は120分に膨大な数のキャラクターを詰め込みすぎです。時間が足りないので、宮森ですら成長がまともに描けていません」
「いつになったら宮森たちは七福神のアニメを作るのでしょうか? 映画ではそれを描いて欲しかったです」
「私は日常生活を描いたオフィスアニメが大好きです。SHIROBAKOはずっと私のお気に入りです。キャラクターが日々、仕事の課題に立ち向かい、小さな勝利を祝う姿にとても慰められます。映画はTVシリーズほどのインパクトはありませんでしたが、それでも私が愛した様々な要素が残っていました」
「新しいことをしていないと批判することも出来ますが、それでも私はこの映画が大好きでした」
「ムサニが落ちぶれていて、本当に悲しかった」
「TVシリーズの一番の長所は、リアルなストーリーをじっくりと描いていることだった。この映画は懐かしいキャラクターたちを再登場させることに終始している。それはある程度は必要だが、オリジナルシリーズで感じた、苦労して作品を完成させたという達成感は得られなかった」
「楽しく見られましたが、矢野の出番が少なかったのが不満」
「長すぎるし、TVシリーズと同じ展開を何度も繰り返している上に、魅力だった日常描写も失われている。作品としては期待外れ」
「SHIROBAKOは私が今まで見たお仕事アニメの中で一番好きな作品なので、劇場版も当然楽しかった。でも正直に言うと、もっと新しい何かが欲しかった気がします」
「TVシリーズと同様に『劇場版 SHIROBAKO』はアニメという媒体へのラブレターであり、アニメ制作者の愛情と情熱が伝わってきます」
「私はSHIROBAKOのキャラクターたちが大好きで、数年ぶりに彼らとさらに2時間を過ごすことが出来て嬉しかった」
「SHIROBAKOはアニメ業界で働くことの喜びと悲しみを、痛いほど正確に描いていたので大好きでした。映画も同じような内容でしたが、燃え尽き症候群や業界の移り気な性質についてもっと詳しく描いて欲しかった。でも宮森たちをまた見ることが出来て楽しかったです」
「素晴らしいストーリーでしたが、映画ではなくTVシリーズでやるべきだった」
「この映画はおそらくTVシリーズのファンだけに向けた作品でしょう。アニメ制作の詳細についてはTVシリーズほど詳しく説明されないため、初心者にはとっつきにくくなっています。この映画は決して傑出した作品ではありません。けれど、みんなのお気に入りのキャラクターが戻ってきて、新しいプロジェクトで一緒に仕事をするのを見守るのは、暖かい毛布や丸川元社長のカレーのように心地いいです」
「SHIROBAKOは今までで一番好きなアニメで、少なくとも5回か6回は見ています。そのため映画も心待ちにしていました。残念ながら映画はTVシリーズには及びませんでした。もっとハッキリ言うと劣化した模倣品のように感じました。今後もTVシリーズは見直すでしょうが、映画の方を見直すことはないでしょう」
「劇場版も嫌いではありませんが、TVシリーズの素晴らしさを再現できていなかった気がします」
「最近、私はSHIROBAKOの登場人物たちと同じような感情を、たくさん経験しています。目標を達成することがなぜそれほど重要なのかを思い出させてくれる、このような映画があるのは本当に素晴らしいことです」
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コメント
大体同じ感想だな。テレビシリーズがほんと好きだったから劇場版も見に行ったんだけど同じ事を繰り返してる感が強くてちょっと微妙だった。
>ほとんどがTVシリーズと非常に似ており、あるいは全く同じですらあります
>これは間違いなく熱心なSHIROBAKOファンには好評でしょう
逆だわ。ファンだからこそ類似プロットの焼き直しはには心底がっかりした
まぁガルパンでも同じ事やってたから水島努のやり方なんだろうね
エンタメとしては一度成功した物をウケなくなるまで擦るのは商業的に正しいしね
ファンサ用のお祭り映画
悪くはないけど、みんなが期待してたのはクレしんなんだよね
嘘八百だらけで見てるとげんなりする
見たかったのはみやーもり監督編だよなあ
あとミュージカルシーンは要らん
ひょっとしたら、アニメ制作者からしたらアニメ制作時のトラブルなんてもうパターンが決まっててネタがなかったのかもな。
劇場版SHIROBAKOはシリーズのファン向けの蛇足なのはまぁしょうがないとして、何が残念だったかって、劇中で作ってるアニメがTVシリーズの時と違って全く面白そうじゃない所はなんだよね。特にえくそだす!はスピンアウトして欲しいくらいぶっ飛んでて良かったのに。