「Daicon IV Opening Animation」は日本では、1983年に大阪で開催された4度目のSF大会「DAICON 4(ダイコン・フォー)」で初上映された
1981年、大阪で開催された第20回日本SF大会(DAICON III)の開会式のために、1本の8mmアニメーションが作られた
作ったのは岡田斗司夫・武田康廣、庵野秀明、赤井孝美、山賀博之といった、のちにプロとして活躍する錚々たるメンバー
その5分ほどのアニメ「DAICON III Opening Animation」は大評判を呼び、1983年の大阪で4度目のSF大会「DAICON IV」では、「DAICON IV OPENING ANIMATION」が作られた
こちらは前作の続編という形で、プロのアニメーターである板野一郎、平野俊弘、垣野内成美たちが協力した
前作よりもさらにクォリティを増した「Daicon IV Opening Animation」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「Daicon IV Opening Animation」
前作の少女は大人になって登場
彼女はバニーガール姿で、多くのウルトラシリーズの怪獣や宇宙人、モビルスーツ、さらにはダースベイダーなどと戦っていく…………
1983年、大阪で4回目のSF大会「DAICON IV」が開催されることとなり、そのオープニングアニメーションが制作された
総監督は山賀博之
作画監督は庵野秀明と赤井孝美
さらには貞本義行や前田真宏も参加
アニメーション制作会社アートランドの板野一郎、平野俊樹、垣野内成美、森川貞美、宮武一貴などプロのアニメーターも協力した
当初は15分を予定していたが、製作が困難だったため5分に短縮された
それでも完成したのはイベント当日の朝だったという
海外の評価
アメリカでは「Daicon IV Opening Animation」のタイトルで知られている
現時点でのIMDbのスコアは8.0/10
メディアの評価
Viktor Eikman
前作「DAICON III Opening Animation」は、音楽は安っぽくアニメーションは貧弱でした
続編であるこちらは大幅に良くなっています
ストーリーは少ないですが、SFを本当に表現しようと努力し、日本のオタクサブカルチャーの象徴として伝説的です
6分足らずのフィルムにはファンタジー小説の生々しい興奮が見事に凝縮されていると同時に、数多くの古典作品への視覚的な言及も含まれています
この短編のおかげでスタジオガイナックスの設立と、「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の実現が可能になりました
5/5
Anime News Network
短いながらも高品質なアニメーション
Comic Book Resources
エヴァンゲリオンのクリエイターを生み出した伝説の短編映画
「DAICON III Opening Animation」の後、スタッフは解散する予定でしたが、彼らの才能を惜しみ、すぐに次のDaicon IVのオープニングアニメに取り掛かりました
その費用のためにDAICON IIIのオープニングアニメのビデオを発売し、短編作品を実質的に最初のOVAに変えました
それから間もなく彼ら(ガイナックス)はエヴァンゲリオンを制作し、アニメ業界とファンダムを永遠に変えた
これらのオープニングアニメーションは様々な法的問題(Twilightの無断使用など)により、公式に再リリースされることはないでしょうが、その影響力は今でも感じられます
Mechanical Anime Reviews
ファンサービス、パロディ、SFへの愛
この作品はガイナックスそのものです
全てがとても楽しくて素晴らしい感覚です
アニメの歴史において重要な作品であり、私は畏敬の念を抱いています
視聴者のレビュー
「アマチュア制作であるにもかかわらず、アニメーションの品質はかなりまともで、多くの文化的参照(アニメだけでなくスター・ウォーズやスター・トレックなど)を非常に興味深く使用しており、ユニークで奇妙で魅力的な作品になっています。エレクトリック・ライト・オーケストラのTwilightの使用により、この短編アニメは完全に80年代の雰囲気を醸し出しています。これを見て懐かしい気分になりました」
「日本のアニメーション史上、もっとも重要な作品。ビッグバンとイエス・キリストの誕生を同時に見たような感じ」
「Twilightが流れる中、バニー姿のアニメの女の子が剣を振り回して空を飛ぶ姿ほど、クールなものはありません。この作品はアニメ史における重要な作品であり、40年経った今でもその輝きを失っていません。全てのカットから、製作者がこの作品に注いだ並外れた情熱を感じることが出来ます。この作品以上にオタク文化への愛を込めた作品は他にありません」
「この作品が作られたのと同じ時代に生きていたことを、永遠に感謝している」
「1983年のこの5分間のオープニングアニメーションは、アニメ/SFファンの人生を変えるほどの衝撃を与えたに違いありません。オタク文化への無数の言及と素晴らしいアニメーションが満載で、私はずっとニヤニヤしていました」
「この短編はアニメの可能性を完璧に表現しており、ファンとポップカルチャーへのラブレターでもあります。この短編の全てが驚くほど素晴らしいです。これは創造的な傑作であるだけでなく、アニメ業界をより良い方向に変えました」
「コミケで販売された全てのファン作品、他の作品からインスピレーションを得た全ての作品、私たちが懐かしく思い出す全ての作品に、Daicon IVは存在します」
「著作権を廃止せよ!」
「少女が成長し、アニメーションのスタイルもより鋭敏で意欲のあるものへと成熟しました。6分間、私は全ての瞬間を心から楽しみ、信じられないほどのアニメーションに驚嘆しました。まさに天国のようです」
「いつかダイコンIVのオープニングアニメーションの高品質バージョンを見ることが、私の人生の夢です」
「ポップカルチャーのファンが大切にしているものを全て取り入れて、これほど美しく魅惑的な作品を生み出した例は他にありません。これは史上最高の短編アニメです」
「1秒1秒が完璧です」
「昨日から4回くらい見ました。短いですが偉大な作品です」
「アニメーションとファン文化の象徴。毎回泣いてしまいます」
「これを海賊版VHSで見るのは最高だ」
「DAICONのオープニングアニメを2本とも見ました。愛と情熱で作られた本当に歴史的な作品です。私はアニメを卒業しましたが、これらの作品は本当に懐かしい気分になりました」
「バニーガールはおそらく史上初のアニメーションミーム」
「すごい。DAICON IIIから驚くほど進歩しています。DAICON IVがアニメ作品として、そしてポップカルチャーの象徴として、どれほど畏敬の念を抱かせるか説明するのは難しい。上映時間はわずかでしたが、息が止まるほどでした」
「これまでに作られたアニメーションの中で、もっとも重要な作品の1つです。ポップカルチャーへの賛歌であり、時代を超越しています」
「生きていることが幸せに思える。何度も繰り返し見たい」
「これを見ると、いつも泣いてしまいます。結婚式でTwilightを流したい」
「6分以内に宇宙の創造、死、再生を見るようなもの。誕生日の真夜中に、この作品を見るのが私の伝統です。ダイコンよ永遠に!」

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コメント
これ初めて見たのは高校生の時、1987~8年あたりかな
すごい衝撃を受けたこんなものがあるのかって
平野さんの乳揺らしが印象的