「ベルサイユのばら」はアメリカでは、2013年にDVDでリリースされた
日本では1979年10月から1980年9月まで、全40話が日本テレビなどで放送された
1972年より「週刊マーガレット」にて連載された池田理代子による人気コミック「ベルサイユのばら」
宝塚歌劇団による舞台化が大ヒットし、実写映画も作られた
18世紀のフランス、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェは将軍の跡取りで“息子”として育てられた男装の麗人
オスカルは新たに皇太子妃となるマリー・アントワネットを護衛する近衛隊長に任じられる
心優しい彼女をオスカルは懸命に守るが、やがてフランス革命が勃発し…………
新たな劇場版も公開される「ベルサイユのばら」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「ベルサイユのばら」
武人の名門ジャルジェ家
14歳になるオスカル・フランソワは、本来ならドレスを着ている年頃の少女だが、息子のいない父親に男として育てられ、軍人としての道を歩んでいた
オスカルは近々オーストリアから嫁いでくる予定の国王の孫の花嫁、マリー・アントワネット付きの近衛隊長に任命される
心優しい彼女のためにオスカルは、懸命に任務に務めた
しかし、異国の宮廷でアントワネットは孤独を深めていった
そんなある日、アントワネットはパリ・オペラ座の仮面舞踏会で、スウェーデンの貴公子フェルゼン伯爵と知り合い、恋に落ちる
国王ルイ15世が逝去し、アントワネットはフランスの王妃となった
欲に目がくらんだ貴族たちに囲まれ、アントワネットは浪費に明け暮れ、国家は財政難になってしまう
重い税を課せられた国民はアントワネットを憎んだ
オスカルは民衆の不満の高まりを感じていた
そんなオスカルを幼馴染の従者で平民のアンドレが見守っていた
贅沢三昧の王侯貴族と貧しい庶民の溝は日々深まっていき、やがて血で血を洗うフランス革命が勃発して…………
原作は池田理代子の人気コミック「ベルサイユのばら」
オスカルを演じるのは田島令子
アンドレは志垣太郎
マリー・アントワネットは上田みゆき
フェルゼンは野沢那智
キャラクターデザイン・作画監督は荒木伸吾、姫野美智
監督は1話~12話まで長浜忠夫、19話~40話まで出崎統
アニメーション制作は東京ムービー新社
海外の評価
アメリカでは「The Rose of Versailles」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは8.3/10
メディアの評価
Otaku USA Magazine
2012年、米国で1979年の少女アニメの古典「ベルサイユのばら」のDVDがようやく発売された時、私は夢かと思いました
2020年、池田理代子の1972年のオリジナル漫画の英語版が、高級ハードカバー版で発売され、私はさらに驚きました
「ベルサイユのばら」は全てのアニメファンが見るべき少女アニメの金字塔です
特にシリーズの前半部分を監督した長浜忠夫監督は、プレッシャーは相当なものだったと思いますが、壮大なメロドラマを作り出すことに成功しています
そして、伝説の監督、出崎統が後半を引き継ぎました
100%手描きで、現代のアニメですら到達しない域に達しています
歴史ものとして見ても、「ベルサイユのばら」に退屈な瞬間はほとんどありません
剣の決闘、禁じられた恋愛、殺人、復讐、政治的陰謀など盛りだくさんです
残念ながらストリーミングはされていませんが、まだチャンスがあるうちにコレクションに加えることをお勧めします
TakaCode Reviews
正直、見る前は「ベルサイユのばら」は自分を賢く見せたい人々が大げさに褒めているだけの作品だろうと思っていましたが、それは間違いでした
これは素晴らしい作品であるだけでなく、私が90年代以前のアニメを見るきっかけとなった作品です
歴史マニアならフランス革命をほぼ完璧に再現した「ベルサイユのばら」を、きっと気に入るでしょう
疑いなく「ベルサイユのばら」のもっとも優れた点は脚本です
これは私が今まで見た中で、もっとも脚本の完成度が高い作品かも知れません
そして、オスカル、アンドレ、マリー・アントワネットなど、キャラクターも魅力的で、よく描かれていました
特にオスカルとアンドレの関係は、私が今まで見た中で最高のロマンスの1つです
全体的に見て「ベルサイユのばら」は、少女アニメの先駆者としての地位に間違いなくふさわしい
情熱と努力に満ちた驚異的な作品です
性別や年齢に関係なく、アニメファンなら「ベルサイユのばら」を見るべきです
古くて興味が湧かないかも知れませんが、信じてください
必見の作品です
THEM Anime Reviews
私はこのアニメが大好きです
昔の作品ですが、だからといって出来が良くないということにはなりません
確かに作画は時代遅れかも知れませんが、素晴らしい歴史物語があり、魅力的なキャラクター、特にオスカルがいます
また、このアニメの歴史上の人物は悩みや葛藤を抱えた人間として描かれており、非常に魅力的です
ストーリーは最初はゆっくりであるものの、非常に興味深いと思いました
この時代のフランスの歴史的出来事の多くは、革命も含めてとても正確に描かれており、信憑性があります
池田理代子とアニメスタッフは、多くの調査を行ったと思われます
アニメーションは控えめに言っても、とても70年代風で、たくさんのバラ、突然の突風など、まるで演劇のように表現されています
このスタイルは好みが分かれるでしょう
でも、私は「ベルサイユのばら」がとても好きなので、特に少女アニメが好きな人にはぜひ見て欲しいです
5/5
視聴者のレビュー
「ベルサイユのばらは懐かしいアニメが好きな人や歴史愛好家にとって、本当に楽しい作品です。オスカルは架空の人物であるにもかかわらず、そのストーリーのほぼ90%は正確です。ジャンヌの事件が実際に起こったことだと知って驚きました」
「かなり長いシリーズ(40エピソード)ですが、退屈しません。素晴らしいアニメです」
「ベルサイユのばらは女性を対象としたアニメの初期の作品ですが、性別や年齢を問わず誰もが楽しめるものとなっています。アニメファンなら誰でも見るべきです」
「史上最高の歴史ロマンスです。オスカルはとても美しく、繊細で、同時に強いため、男性と女性と両方を魅了します。また幼馴染のアンドレの献身的な愛には感動しました。私はフランス語を話しますが、このアニメは日本語音声で見ることをお勧めします。セリフがとても詩的でした」
「このシリーズでは歴史上の人物と架空の人物が混在していますが、ストーリーの展開は説得力がありリアルです。またキャラクターデザインは多少時代遅れであっても、スタイリッシュで素晴らしいです。ベルサイユのばらはこれまでに作られた最高のアニメシリーズの1つであり、今でも私のお気に入りの1つです」
「オスカルは最高です。私は普段はドラマしか見ませんが、このアニメには本当に夢中になりました」
「ベルサイユのばらは史上最高のアニメです。全てが素晴らしく、ストーリーは完璧でした」
「ぜひ試してみてください。この40話の物語は、歴史アニメとしては最高の出来です」
「アニメでは男性的な女性をほとんど見ないので、オスカルが本当に好きでした。彼女が死んだのはとても悲しかったです。こんな70年代のアニメを好きになるとは、自分でも思いもしませんでした」
「ドラマチックな瞬間がたくさんありますが、かなり歴史的に正確でした」
「出崎統はもっとも著名な日本のアニメ監督で、静的な動きを伝える視覚的スタイルで知られています。ベルサイユのばらが気に入ったら、あしたのジョーや宝島も見てください」
「ベルサイユのばらは若者にヨーロッパの歴史への興味を喚起させる素晴らしいアニメです。オスカルは架空の人物ですが、おそらくラファイエット侯爵(1757年9月6日 – 1834年5月20日)がモデルとなっていると思われます。彼の役割を女性にすると、驚くほど上手くいきます」
「マリー・アントワネットのキャラクターが非常に興味深かった。このアニメは優れた声優の演技が楽しめる日本語音声で見てください」
「重要な瞬間にアニメーションが静止画に変わる演出は、まさに驚異的です。音楽も最高。またオスカルのためだけでも、この作品は一見の価値があります」
「私はオスカルの大ファンです。フランス革命についても、歴史の授業よりもはるかに多くのことを学ぶことが出来ました」
「オスカル様、私はあなたを愛しています」
「マリー・アントワネット、あなたは何も悪いことはしていません」
「私がこのアニメを初めて見たのは21歳の時で、大人だったにもかかわらず夢中になりました。長男を膝の上で遊ばせながら、見たのを覚えています。後でこれが70年代の作品だったと知って驚きました」
「これは私が初めて見たアニメで、母がDVDを持っていました。歴史的に正確で、ストーリーは独創的、アニメーションは魅惑的で、最後まで興味深いです。この作品は今でも私の心の中で、特別な場所を占めています」
「間違いなく私の史上最高のアニメトップ10に入ります」
「私はヨーロッパの歴史に興味がなかったのですが、このアニメを見てフランス革命について、もっと知りたいと思うようになりました」
「子供の頃に見て、夢中になりました。今見ても、涙が止まりません」
「後半、特に革命に至るまでの過程は必見。出崎監督の演出が見事でした」
「これは史上最高のアニメの1つです。メディアにおける女性の存在に、新たな基準を打ち立てました」
「オスカルはこれまでに書かれた中で、もっとも偉大な主人公の1人です。美しく、過激で、情熱的で、オスカルこそがベルばらを象徴的なものにしています(OPは最高です)」
「アニメを見てこんなに泣いたことはありません。2025年に映画が公開されるのが待ちきれない。カレンダーに印をつけなくては!」
「ベルサイユのばら」をAmazonビデオで視聴
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コメント
かげき少女も見よ
そういえば映画は1/31公開だっけ?
このタイミングでとりあげてくれてありがとう管理人さん!
宮崎監督に動かないアニメなんてアニメじゃない。とライバル心や嫉妬を剥き出しにされ、
天才ってこういう人なんだと富野監督に言わしめたのが出崎統監督。
その人の最高傑作(途中交代だけど)と言っても良い作品がベルサイユのばらだと思う
とにかく面白いとしか言えない作品。リメイクの前に観れたら観た方が良い
お勧めコメントなのにしれっとオスカルの死を伝えてるコメントはもう少し考えてあげて