「星方武侠アウトロースター」はアメリカでは、2001年にカートゥーン・ネットワークで放送された
日本では1998年1月から同年6月にかけて、テレビ東京で全26話が放送された
サンライズにおいて当時新設されたばかりの新スタジオ・第10スタジオの処女作として製作されたスペースオペラ
原作者は漫画家の伊東岳彦
辺境の惑星センチネル3にて、何でも引き受ける便利屋のジーンとジムは、ある謎めいた美女から依頼を引き受ける
しかし、そのせいで2人は宇宙海賊との危険な諍いに巻き込まれ…………
アニメで本格的スペースオペラを描いた「星方武侠アウトロースター」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「星方武侠アウトロースター」
到星歴と呼ばれ、人類が宇宙を広く駆け巡る時代
辺境の惑星センチネル3にて、トラクターから人間関係まで、何でも引き受ける便利屋のジーン・スターウィンドとジム・ホーキンスは、謎めいた美女ヒルダから依頼を引き受ける
しかしその依頼には裏があり、ジーンたちはアウトロー・ヒルダと宇宙海賊との危険な争いに巻き込まれてしまう
紆余曲折があって、生体アンドロイドの「メルフィナ」と、ワケありの高性能宇宙船「アウトロースター号」を手に入れたジーンたち
様々な謎を探求するために、彼らは宇宙へ飛び出すが…………
ジーン・スターウィンドを演じるのは渋谷茂
ジム・ホーキングは松本梨香
ヒルダは藤田淑子
メルフィナは川澄綾子
エイシャは宮村優子
鈴鹿は紗ゆり
原作は矢立肇、伊東岳彦
シリーズ構成は千葉克彦
監督は本郷みつる
アニメーション制作はサンライズ
海外の評価
アメリカでは「Outlaw Star」のタイトルで放送された
現時点でのIMDbのスコアは7.9/10
ロッテントマトの視聴者支持率は100%
メディアの評価
Anime UK News
「アウトロー・スター」は愛されている名作ですが、「カウボーイビバップ」の影に隠れがちです
各エピソードはそれぞれ独立したストーリーで、非常に優れています
温泉惑星を舞台にしたコミカルなエピソードも、実に面白かった
登場人物はありがちで深みはありませんが、エピソードが面白いので気になりません
ユニークなのは宇宙戦闘で、それぞれの艦にはグラップラーアームが装備されており、エキサイティングな戦いを見せてくれます
また英語吹き替えがとても素晴らしい
「アウトロー・スター」はキャラクターはありがちですが、ストーリーやアニメーション、音楽は一流です
楽しい作品を探しているなら、ぜひ見てください
9/10
Animation Scoop
「アウトロー・スター」はマイナーながらも、魅力的なスペースオペラです
最終話ではシーズン2が予告されましたが、結局制作されませんでした
この作品はエンターテイメント性に富んでいますが、「カウボーイビバップ」や「トライガン」など、同世代の名作と比べると、どうしても劣っていると言わざるを得ません
Sci-Fi Weekly
ジーンはしばしば酷いキャラクターだが、その利己的な性格こそが、この未来の宇宙カウボーイドラマの中で、もっとも興味深い点の1つだ
彼は他に類を見ない欠点だらけのアンチヒーローで、そこが魅力だった
脚本家がお決まりのハッピーエンドのために、最終的にはジーンをいい奴にしてしまったのが残念
このシリーズは金塊を掘り出す価値のある作品だ
魅力的なアクション、コメディ、個性的なキャラクター
しかし、「アウトロー・スター」はその全ての強みを、1つにまとめきれていない
評価:C+
THEM Anime Reviews
「アウトロー・スター」にはドラマチックな展開が多く用意されています
しかし、そこまで奥深い内容ではないのが、この作品の最大の問題点でしょう
他の名作と呼ばれるアニメのように、心を揺さぶられる瞬間はほとんどありません
とはいえ結局のところ、「アウトロー・スター」は今でも十分に楽しめる作品であり、その点は評価に値すると思います
この作品の評価は3ですが、強力な3です
3/5
視聴者のレビュー
「アニメファンなら、これが史上最高の作品の1つであることに、間違いなく気付くだろう。魅力的なキャラクターから仲間たちとの絆に至るまで、その魅力は多岐に渡る。物語は興奮を誘う展開で、私たちをこの謎に満ちたSFの世界にいざなう」
「このアニメシリーズは魅力的なストーリーとキャラクターが、絶妙に融合しています。キャラクターデザインはシリーズの古さを感じさせますが、それでも見栄えが良いです。アニメーションもかなり良かった。宇宙を舞台にしたアニメが好きな人には、ぜひお勧めします」
「アウトロー・スターは私見では史上最高のアニメシリーズの1つです。キャラクターは素晴らしく個性的で、ストーリーも明確で、アニメーションも平均以上。これ以上、何を求めるでしょうか?」
「随分と時間が経ちましたが、アウトロー・スターは相変わらず最高です。このアニメに賞味期限はありません。各エピソードが面白く、しかも何らかの形でつながっており、1つの大きなストーリーとなっています。この作品が気に入ったら、『カウボーイビバップ』もぜひチェックしてください」
「史上最高のアニメだとは言いませんが、確かに素晴らしい作品です。ジーンがメルフィナや仲間たちと絆を深めていく様子は、とても魅力的でした」
「ドラゴンボールZと同じ時期に、一緒に見始めました。両方、面白かったです。その後、DVDを買って、その違いに驚きました。カートゥーン・ネットワークがオリジナル版を、ここまで切り刻んでいたとは思わなかった」
「世の中にはたくさんのアニメがありますが、私が繰り返し見ている作品はごくわずかです。例えば『スレイヤーズ』は私のお気に入りの1つです。しかし、突き詰めれば真のお気に入りは『アウトロー・スター』でしょう。SFよりもファンタジーを好む私ですが、この作品は別格です。ジーンは素晴らしいヒーローで、彼を好きにならずにはいられません。オープニングソングも大好きです」
「傑出したスペースオペラ」
「『アウトロー・スター』は最高だ。アクション、ユーモア、ロマンス、そしてドラマが絶妙に融合している。吹き替え版も好きだ。ちなみに23話の温泉惑星のエピソードはカートゥーン・ネットワークでは放送できなかったので、DVDでぜひ見てみて!」
「これは子供の頃に見たアニメの中では最高でした。最近、DVDを購入したのですが、懐かしさがこみ上げました。この作品は今日でも、十分に通用します。あまりにも過小評価されているのが残念です」
「『カウボーイビバップ』の影に隠れがちだが、こちらも名作」
「素晴らしいシリーズです。特にエイシャが好きだった」
「真のアニメファンなら、これはコレクションに絶対に入れておきたい作品です。時代を超えた名作です」
「ジーンやジムなどのメインキャラクターから、キュートでシャイなメルフィナなど、どのキャラクターも魅力的でした」
「カウボーイビバップ、トライガン、そしてアウトロー・スター。90年代後半のアニメは最高にクール」
「このアニメシリーズが大好きです。唯一の不満は、たった26話しかなかったことです」
「素晴らしいスペースアドベンチャー。オリジナルの日本語版を見ることをお勧めします」
「これは私の生涯で最も好きなアニメの1つです。古風なシリーズで、最近の作品ほど洗練されたビジュアルではありませんが、独自の魅力を放っています。仲間たちと『銀河の龍脈』を探す冒険は、とてもエキサイティングでした」
「カートゥーン・ネットワークでこのシリーズを初めて見た時は、ガンダムWやエスカフローネ以来の最高の番組の1つだと思いました。主題歌『Through the Night』も最高です。このアニメが気に入ったら、スピンオフ作品『星方天使エンジェルリンクス』も見てください」
「ああ、このシリーズが大好き。悪役だけどマクドゥーガル兄弟のハリーが好きだった。とにかくアウトロー・スターは、私がアニメにハマるきっかけとなった作品です」
「このシリーズは最後まで勢いが衰えません。英語吹き替え版も非常に高品質で、日本語版に引けを取らないのでお勧めです。この作品をカートゥーン・ネットワークで視聴した人は、ぜひノーカットのDVD版を見てください。カットされた多くの面白いシーンを見ることが出来ます(1話まるまるカットされたエピソードもあります)」
「日本のアニメの最高傑作の1つ。アメリカへの移植により改竄されて、多くのユーモアやストーリー展開が失われてしまいましたが、それでも十分に楽しめる作品です(私自身はDVD3枚セットを所有しています)。真のアニメファンなら必見です」
「楽しく、カラフルで、テンポの良いSF西部劇。90年代後半特有のレトロな魅力が漂います。『トライガン』や『カウボーイビバップ』といった同世代の名作と比べると少し物足りないかもしれませんが、斬新な宇宙戦闘など独自の魅力があります。そして、エイシャは最高の女の子です」
「個人的なことを少し言わせてください。検閲が大嫌いです。アウトロー・スターは今まで出会った中で最高の作品だと思います。それをここまで切り刻むとは許せない」
「90年代はアニメ番組にとって最高の時代でした。ドラゴンボールZ、エヴァンゲリオン、カウボーイビバップ、スラムダンク、るろうに剣心。アウトロー・スターもそんな名作の1つです」
「私はジーンにとても共感できます。彼は一見、典型的な筋骨隆々のスペースカウボーイですが、もう一方では日常の問題を抱えた普通の男でもあります。とても人間味のあるヒーローで、彼が悪者をやっつけるのを見るのが大好きでした」
「メルフィナは本当に可愛い」
Amazonビデオで「星方武侠アウトロースター」を視聴

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コメント
星方天使なんとかもあったよね
宇宙英雄物語を知らないとアウトロースターの世界を本格的に楽しめない
そして宇宙英雄物語を楽しむためには古典SFの名作キャプテン・フューチャーを知らないと本格的に楽しめない
実は奥が深い作品なのだ
キャスターの弾とか、いい具合に制約のある強さが良い
「猫と少女と宇宙船」の回が秀逸
当時Openingの曲が大好きだった
エヴァの社会現象的ヒットの影響で作られ始めた深夜アニメ初期の良作で、俺はこれで当時売出し中の川澄綾子の名前を覚えたもんだ。エヴァで人気なった宮村優子とかも出てたな。こういうスペースオペラが最近は作られなくなって残念だわ。