「国宝」はアメリカでは、2025年11月14日に限定公開された

日本では2025年6月6日に公開された
吉田修一の小説「国宝」を映画化
監督は李相日
任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られる
喜久雄は半二郎の跡取り息子・俊介と兄弟のように育てられ、ライバルとして切磋琢磨していくが…………
実写邦画興行収入で歴代1位を記録した「国宝」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「国宝」
任侠の一門に生まれた喜久雄は15歳の時に抗争で父を亡くし、天涯孤独となってしまう
喜久雄の天性の才能を見抜いた上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎は彼を引き取った
そこで喜久雄は半二郎の跡取り息子である俊介と出会う
喜久雄と俊介は兄弟のように育てられ、厳しい修行の日々を送った
親友として、ライバルとして、お互いを高め合う2人
だが、喜久雄は名門の血筋である俊介に劣等感を抱いていた
そんな時、半二郎が事故で舞台に立てなくなってしまう
そして、半二郎が代役として選んだのは、跡取りの俊介ではなく喜久雄だった…………
原作は吉田修一の小説「国宝」
立花喜久雄を演じるのは吉沢亮
大垣俊介は横浜流星
福田春江は畑充希
大垣幸子は寺島しのぶ
花井半二郎は渡辺謙
脚本は奥寺佐渡子
撮影はソフィアン・エル・ファニ
監督は李相日
上映時間は174分
海外の評価
アメリカでは「Kokuho」のタイトルで上映された
現時点でのIMDbのスコアは7.5/10
ロッテントマトの批評家支持率は95%、観客支持率は97%
メディアの評価
Time Out
日本の歌舞伎は西洋の観客にとっては理解しにくいかも知れない
音楽、衣装、映像、時代考証の細部に至るまで素晴らしいが、歌舞伎そのものは好みが分かれるだろう
それでも本作は歌舞伎という神秘的な芸術を見事に解き明かした作品と言えるだろう
4/5
Little White Lies
李相日監督による歌舞伎界の伝説の誕生を描いたこのドラマは、まさに魅惑的だ
私たちは歌舞伎の世界、そしてそれに伴うドラマと歴史の一端を垣間見ることができる
4/5
Guardian
劇中には歌舞伎の演目が巧みに織り込まれていて見ごたえがある
特に「鷺娘」は印象的だった
4/5
the Mercury News
「国宝」は観客を魅了する古き良き時代の叙事詩です
惜しくもアカデミー賞国際長編映画賞の最終選考には残りませんでしたが、ぜひ観て欲しい私のイチオシの作品です
3.5/4
Sydney Morning Herald
歌舞伎は日本独特の文化ですが、男同士の絆の魅力は国境を越えます
3時間近い上映時間からは想像できないほど、重苦しさを感じさせない、豪華絢爛なスペクタクルです
3.5/5
IndieWire
「国宝」は上映時間の長さに圧倒されるかも知れないが、吉沢亮と横浜流星の感動的な演技が、この歌舞伎叙事詩を支えている
掘り下げが物足りない部分もあったが、数十年にわたる2人の男のドラマはしっかりと成立している
評価:B
The Arts Desk
歌舞伎は西洋では一般的ではないため、1人の歌舞伎役者を題材にした3時間の長編映画は少々難解に思えるかもしれない
しかし、その時間は十分に有意義で、あっという間に過ぎ去ってしまう
主演2人の演技がどれほど本物に近いのか判断することは出来ないが、特に年齢を重ねるにつれ、彼らの演技は見る者を惹きつけ、感動させる
4/5
Flick Feast
上映時間が3時間近くあることを長すぎると感じる人もいるかもしれないが、歌舞伎の世界へできる限り深く没入させるには、まさに適切な上映時間と言えるだろう
美しさと深みに満ちた歌舞伎の華やかな祭典である李相日監督の最新作は、驚くほど豊かで感動的な叙事詩だ
5/5
Financial Times
ライバル関係、裏切りや逆転劇、目まぐるしい浮き沈み、それら全てが「曾根崎心中」などの歌舞伎演目と巧みに織り交ぜられている
ハッキリ言って「国宝」は、例えば「ボヘミアン・ラプソディ」よりもはるかに優れた映画だ
4/5
The Hollywood Reporter
吉沢亮と横浜流星ももちろんだが、2人の少年時代を演じる子役の演技も素晴らしかった
「国宝」は歌舞伎の世界を舞台にした芸術、野心、そして血筋を描いた見事な物語だ
The Upcoming
血筋と伝統を重んじる歌舞伎の世界は、西洋の観客には馴染みの薄いものかもしれない
李相日監督は「国宝」で彼らをこの世界へいざない、その荘厳さと容赦のなさを体験させる
力強い演技と息を呑むような映像美で彩られた本作は、あらゆる意味で壮大な叙事詩と言えるだろう
5/5
観客のレビュー
「『国宝』は芸に身を捧げた人生を描いた作品です。映像は息を呑むほど美しく、光と色彩の巧みな使い方と卓越した撮影技術が相まって、まるで本物の歌舞伎の舞台を観ているかのようです。上映時間は3時間近くに及びますが、そのゆったりとしたペースこそが、この作品を非常に価値のあるものにしています」
「映画史に残る傑作。3時間があっという間でした」
「閉鎖的で静的な伝統芸能の世界を深く掘り下げた魅力的な作品。我々外国人には馴染みのない世界だが、非常に良く出来ている」
「素晴らしい演技、衣装、メイクアップ。ドラマ自体も最高レベル」
「3時間があっという間に過ぎる。舞台の素晴らしさを堪能するには、大画面で鑑賞するのがお勧め」
「『国宝』は近年観た日本映画の中でも、特に力強い作品の一つです。特に音響デザインは圧巻です。歌舞伎は太鼓などのリズミカルな打楽器と密接に結びついているため、あらゆる音の響きと息遣いで世界に引き込まれました」
「素晴らしい芸術作品。今年最高の映画!」
「以前、日本へ旅行し、東京の歌舞伎座で歌舞伎を見たことがあります。この映画は歌舞伎の神髄を見事に伝えています。劇場のスクリーンで観ることが出来て、本当に良かったです」
「素晴らしかった。この映画は何度でも観る価値がある。歌舞伎ファンは必見だし、歌舞伎に馴染みのない人でも、その奥深さと美しさに触れることが出来るだろう」
「歌舞伎の舞台裏や、舞台にかける人々の情熱について知ることが出来ました。ストーリーも素晴らしく、映像も圧巻でした」
「あまりにも素晴らしかったので2回観ました」
「『国宝』はあらゆる面で奥深く、五感を刺激する作品だ。没頭していたので、3時間の上映時間も気にならなかった」
「結末がとても感動的だった。観て良かった」
「成功の代償を見事に描き出した傑作で、息を呑むような映像美で表現されている。主演2人の演技は魅力的で、緻密に作り込まれたセットや舞台美術も素晴らしい。唯一の難点は、映画がやや長すぎること。3時間もあるので、演目を一つ二つ削っても良かったかも知れないが、些細なことだ。間違いなくお勧めできる作品だ」
「息を呑むほど美しく荘厳な傑作であり、歌舞伎の世界に身を捧げる人々の内面を力強く描き出している。この映画は大画面でこそ真価を発揮する」
「歌舞伎のシーンは素晴らしかったが長すぎる。それに主人公が好きになれない」
「観れば観るほど、この物語の美しさと奥深さに感動しました。吉沢亮さんと横浜流星さんの歌舞伎役者役は素晴らしかったです」
「近年、稀に見る傑作映画。主演の2人はここ数年で観た中で最高の演技で、ほとんどのハリウッド俳優を凌駕していた」
「この映画は歌舞伎と、それに人生を捧げる人々への賛歌である。吉沢と横浜は舞台上の歌舞伎役者を説得力をもって演じるだけでなく、伝統の重み、情熱の裏にある狂気、そして選ばれしスターの魅力を見事に表現している。この映画に欠点がないわけではない。多くの登場人物、特に女性キャラクターは深く掘り下げられていない。それでも本作はじっくりと味わうべき壮大な映画だ」
「美しくも心に響く壮大な物語。映像美と衣装は目を見張るほど素晴らしい。演技も最高。必見です」
「3時間という上映時間は、現代の観客にとっては拷問のようなものだろう。しかし、『国宝』はほぼ不可能なことを成し遂げている。冒頭の長崎の雪景色から、『鷺娘』の最後の幕引きまで、本作は立花喜久雄の生涯をスクリーンに刻み付ける。観客は瞬きさえしたくないと思うだろう。喜久雄が頂点に到達するために、魂の全てを代償として捧げる姿は圧巻だ」
「まだ8月ですが断言します。私にとって2025年のベスト映画です。NZIFF(ニュージーランド・インターナショナル・フィルム・フェスティバル)のリュミエール劇場は満席でしたが、上映時間が3時間にもかかわらず、誰も微動だにしませんでした。出演者の演技はこれまで観た中で最高のもので、歌舞伎に詳しくなくても、この作品に感動しない人はいないでしょう」
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