Netflix「マイネーム: 偽りと復讐」ネタバレ解説 ラストシーンの説明!!

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Netflixの韓国ドラマ「マイネーム: 偽りと復讐」が好調である

全世界で人気が爆発している「イカゲーム」
それに続くNetflixオリジナルの韓国ドラマだが、現時点で全世界で3位を記録(1位は「イカゲーム」)
日本でも3位となっている

また「マイネーム: 偽りと復讐」は作品の評価も高い
米国の映画サイトIMDbで8.2/10
ロッテントマトの観客支持率は100%
高い支持を得ていることがわかる

父親を殺された少女の壮絶な復讐劇
実に見ごたえのあるドラマだった
あのラストシーンは何を意味しているのか?

海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい

なおドラマのネタバレ全開なのでご注意を!!

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「マイネーム: 偽りと復讐」

ユン・ジウはいつも警察に付きまとわれていた
学校に行くと、クラスで壮絶ないじめに遭った
全ては父親ユン・ドンフンのせいだった
父は犯罪組織の幹部で、指名手配されていた

その日はジウの17歳の誕生日だった
ずっと連絡が取れなかった父から、誕生日を祝う電話がかかってきた
ジウは思わず激昂して、感情をぶつけた

「もう父さんは死んだと思うことにする!」

それを聞いたドンフンは、危険を冒してジウに会いに行った
ドアを開けようとすると、背後から黒いフードを被った男が忍び寄っていた
ドンフンは銃で撃たれた
騒ぎに気付いたジウが外に出ようとすると、ドアが開かない
父が外からドアノブを押さえていたのだ

「出てくるな、ジウ!!」

やっとジウが外に出た時には、父は血まみれで息絶えていた
犯人の姿はもうなかった

ドンフンの葬式に、部下を従えたチェ・ムジンが訪れた
ムジンは犯罪組織のボスで、ドンフンのことをかけがえのない友だと言った
警察も捜査を打ち切ってしまった
ジウはムジンに、犯人を見つけて復讐したいと訴えた
そんなジウにムジンは、犯人は警官だと告げた

数年後、ジウはオ・ヘジンと名前を変え、警察に潜入した
全ては父を殺した犯人を突き止め、復讐するためだった…………

主人公のユン・ジウにハン・ソヒ
麻薬組織のボスで父の親友のチェ・ムジンにパク・ヒスン
麻薬捜査隊のジウの先輩であるチョン・ピルトにアン・ボヒョン
監督に「無法弁護士 ~最高のパートナー」のキム・ジンミン
シーズン1は全8話である

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 目の前で父を殺されたユン・ジウは、犯人への復讐を誓うが………… アクション満載の復讐もの 毎...

ソン・ジュンス

ジウの父親ユン・ドンフンを殺した銃は警察のもので、番号はGL86575だった
持ち主は誰なのか?
記録を調べると、それは”ソン・ジュンス”という人物だった

麻薬捜査隊のリーダー、チャ・ギホのかつての部下で、チェ・ムジンに殺されたと聞いていた
ジウはその人物の写真を見つけた
それは若き父ユン・ドンフンだった

かつてチャ・ギホはソン・ジュンスを、ムジンの組織に潜り込ませた
父は潜入捜査官だったのだ
ソン・ジュンスユン・ドンフン
ジウと同じく父も二つの名前を持っていた
違うのは父は最後まで警察に忠誠を誓ったが、ジウはムジンの手下だということ
そして父を殺した犯人こそがムジンだったのだ
ジウは最初から騙されていた

チョン・ピルト

正体がばれて、警察に追われる身となったジウ
そんなジウを先輩の刑事であるピルトは、友人のビーチハウスにかくまう
ピルトはジウの事情を、上司であるチャ・ギホから聞かされていた
ジウは父の仇であるムジンに復讐しようとしている
その姿は妹を殺した犯人への復讐を誓った自分と重なった
ピルトにとっては他人事ではなかったのだ

「もう1人で苦しむな。いつでも俺を頼れ」

心を通わせた2人は、その場で結ばれる
ジウは信頼できる人を見つけたのだ

それまで恋愛要素は皆無だっただけに、この展開に驚いた人も多かったようだ
監督のキム・ジンミンは「ジウが怪物ではないことを示したかった」と語った

「どうすればジウの復讐をやめさせられるか。彼女の心を変えられるか。そう考えて、そのシーンを入れることにしました。後悔はしていない」

ジウはピルトの言う通り、復讐を諦めて、ムジンを法で裁くことに同意する
しかし、皮肉にもこの決断が、新たな悲劇を招くことになる

警察に車で向かうジウとピルト
信号で止まった時、隣に並んだバイクのライダーが銃口を向けた
その男はムジンだった
銃はジウではなく、ピルトに向かって発射された
ピルトは頭を撃たれて即死だった
ジウはかけがえのない人を、また失ったのだ

チェ・ムジン

父ドンフンの親友であるチェ・ムジン
ムジンはジウを警察に潜入させ、父を殺した犯人として、チャ・ギホを殺させようとする
全てが偽りだった
実際は潜入捜査官だったドンフンを殺したのはムジンだったのだ

ではムジンは本当にジウを、ただの道具としか思っていなかったのか?
それに関しては不可解な点も多い
第5話では警察に捕まるリスクを承知で、ジウの命を救っている

「人生というのは、辛い時に弱音を吐ける相手を見つけることなのかもな」

第2話でムジンはジウにそう語っている
そしてムジンにとって、その相手こそがドンフンだった

そのドンフンを裏切り者として自分が殺した
それは自分自身を殺したも同じ
ムジンにとって人生は無意味なものになった

こんな無意味な人生を終わらせたい

ムジンは自分を殺すのにふさわしい人物として、親友の娘であるジウを選んだ
そして、復讐を成し遂げられる怪物となるべく、ジウを育てた

どうしてムジンはピルトを殺したのか?
それはジウが大切な人を見つけ、復讐に迷いを持ったからだ
だが、その大切な人を殺せば、ジウは本物の怪物になれる

怒りにかられたジウはビルに乗り込み、立ちふさがる部下たちを叩きのめす
そして、ついにはムジンと対峙する
これこそムジンが長年、待ち望んでいた瞬間

「お前は俺に似てる。怪物になれそうか?」

激しい戦いの末、ジウはムジンの喉にナイフを突き立てた
だが、それはムジンにとっての勝利でもあった
彼は目的を成し遂げたのだ

ラストシーン

ジウは父ドンフン(ソン・ジュンス)の遺灰を、緑の松霊園にある母親の墓に納めた
そして警官姿の父の写真を飾った
もう隠す必要はないのだ

次にジウはピルトが妹と共に眠る墓へ赴いた
彼女はピルトに最後の別れを告げた

髪の色を変えたジウは、怪我から回復したように見える
ジウが死ぬか、刑務所に入る
そんなラストもありえただろう
だが、ジウは生き延びた

ジウの戦いはまだ続くのか?
そうは思えない
倒すべき相手もいない

父と一緒に住みたがっていた海の近くの家
ピルトと結ばれたのもビーチハウスだった
ジウは誰にも見つからないように、海の近くでひっそりと生きていくのかも知れない

シーズン2は?

「マイネーム: 偽りと復讐」のシーズン2はあり得るのか?
普通に考えたら、その可能性は低いだろう
父の復讐は終わった
倒すべき敵は残っていない
物語は完結している

監督のキム・ジンミンは「シーズン2の予定は今のところない」と語っている
だが、もし「マイネーム: 偽りと復讐」の人気が高まり、続編を望む声が多くなれば、新たな物語が描かれる可能性はあるだろう

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 目の前で父を殺されたユン・ジウは、犯人への復讐を誓うが………… アクション満載の復讐もの 毎...
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