【海外の反応】「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」の評価は!?

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「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」はアメリカでは、2001年10月23日にDVDとVHSがリリースされた

日本での公開は1999年8月14日
2023年3月20日、Amazonプライムビデオでの配信が開始された

1997年に放送され独特の世界観で人気となったTVアニメ「少女革命ウテナ」
「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」はその劇場版
全寮制の名門学校・鳳学園に転校してきた男装の美少女・天上ウテナ
彼女は「薔薇の花嫁」と呼ばれる謎の美少女・姫宮アンシーに出会う
そしてウテナはアンシーを賭けた決闘ゲームに巻き込まれてしまうが…………

幾原邦彦監督の才能が炸裂したこの作品
果たして海外ではどういう評価をされているのか?

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「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」

全寮制の名門学校・鳳学園に転校してきた天上ウテナ
彼女はある出来事から志高く生きることを決心し、男装するようになった少女だ
ウテナはそこで2年前に別れた桐生冬芽と再会し、“薔薇の刻印”と呼ばれる謎の指輪を手に入れる

空中庭園の薔薇園でウテナは、理事長・鳳暁生の妹で長髪褐色の少女、姫宮アンシーと出会う
彼女は「薔薇の花嫁」と呼ばれていた
学園ではアンシーとエンゲージし、「世界に革命を起こす力」を手に入れることを目指す決闘ゲームが行われていた
ウテナは「デュエリスト」の1人して、そのゲームに巻き込まれるが…………

TVアニメ「少女革命ウテナ」は1997年4月2日から同年12月24日まで放送された
全39話

天上ウテナを演じるのは川上とも子
姫宮アンシーは渕崎ゆり子
桐生冬芽は子安武人
鳳暁生は及川光博
キャラクター原案はさいとうちほ
脚本は榎戸洋司
監督は幾原邦彦

海外の評価

アメリカでは「REVOLUTIONARY GIRL UTENA: THE MOVIE」のタイトルでリリースされた

Revolutionary Girl Utena: The Movie Trailer

現時点でのIMDbのスコアは7.2/10となっている

メディアの評価

Anime News Network

間違いなく「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」は、ここ数年で日本から出てきた最高の現代アニメ映画の1つです
印象的な芸術性と夢中にさせる物語を特徴とするだけでなく、映画を魅力的にするさまざまな側面は​​まるで深い文学のようです
映画のあらゆる場面に何らかの象徴性が込められているため、視聴者は映画を何度も見なければならず、そのたびに何か新しい情報を得られます
シリーズのファンは見逃せません
キャラクターたちに再び会える絶好のチャンスです
ウテナをまだ見ていない方は、誰でもこの映画で生涯のファンになることは間違いありません
華麗な作画と引き込まれるストーリーで、誰もが見逃せない名作です
評価:A

MyReviewer

「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」はシュールで予期せぬ映画の喜びであり、その視覚的創造性と風変わりな想像力が魅力的な視聴体験をもたらします
おそらく、誰もがこんな映画を見たことがないでしょう
問題は英国では、「少女革命ウテナ」のTVシリーズを見ることが出来ないということです
この映画はTVシリーズの知識があれば、より深く理解できます
カメオ出演のキャラクターもいて、シリーズを見ていないと少し不完全に感じます
映画を十分に楽しむには、TVシリーズを見ていた方がいいと思いますし、シュールなイメージも万人向けではないかも知れません
この作品はアニメの抽象芸術であり、視聴者自身が思考をめぐらせなくてはなりません
それでも映画を見終えると、すぐにもう一度見たいという気になります
7/10

T.H.E.M. Anime Reviews

おそらく私が今まで見た中で最も視覚的に美しい映画でした
アニメーションと背景は本当に目を見張るものがあり、キャラクター自体も洗練された外観に完全に一致するように更新されています
ビジュアルは圧倒的ですが、ストーリーは理解するのが少し難しいところがあります
間違いなく、これはふわふわしたロマンスではなく、サスペンス・スリラーです
悲しいことに映画が15分早く終わっていたら、これは5つ星のアニメだったでしょう
ウテナが光沢のあるピンクのコルベットとして現れるのを見て、ここから全て下り坂であることが分かりました(幾原監督はエンディングで「遊ぶ」ことにしたようです)
結局、映画の結末は、視聴者に一体何が起こったのだろうと思わせるだけでした
とはいえ少なくとも、最近の他のアニメ映画よりも本当に面白いです
3/5

Medium

芸術的な視点から、「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」は驚異です
TVシリーズも十分に綺麗だったのですが、映画は桁違いに完成度が高く、その美的価値だけで評価できます
この映画が私(そしてTVシリーズが好きだった私の娘)にとって受け入れられなかったのは、キャラクター設定、説得力のある展開、相互作用の一般的な欠如にあります
登場人物はチェス盤上の単なる駒のように見えます
これはドラマではなく、人形劇です
わざとなのかも知れませんが、アンシーもウテナも淡々と描かれていて、感情移入しにくいです
映画があと30分長ければ良かったのかも知れません
シリーズの締めくくりとして価値のある作品ですが、それでも不要だったと考える私は、どうやら異端者のようです

Otaku Fridge

キャラクターデザインはTVシリーズと大きく異なっています
ウテナはシリーズより控え目です
反対にアンシーは明るく軽薄な「薔薇の花嫁」になっています(私は前から彼女が苦手です)
私は冬芽が大好きです
彼はシリーズよりロマンティックで、重要な役割を果たしています
冬芽とウテナの最後のシーンは、涙をこらえきれませんでした
ストーリー自体は素晴らしく、シュールで面白い
ただしキャラクターに関しては、やはり私はTVシリーズの方が好きです
シリーズの初心者でも映画を楽しめますが、普通のハッピーエンドで終わることを期待しないでください

観客のレビュー

「私はシリーズの大ファンです。アドゥレセンス黙示録は映画というより、芸術作品に近い。何度見直しても、新たな発見があります」

「際立つ輝き。TVシリーズのストーリーをなぞりながらも、プロットは新鮮です。キャラクターは相変わらず魅力的。J.A.シーザーによって再び供給される音楽は、TVシリーズ同様に優れています。そしてアニメーションは、言葉で言い表せないほど素晴らしい」

「これは私が今まで見た中で、もっとも素晴らしいアニメーションだと言わざるを得ません。ストーリーは今まで3回見ましたが、まだ完全には理解できていません。ウテナはその視覚的な美しさと想像力に、畏敬の念を起こさせます。私自身がファンタジー作家を志望していて、この映画にはいつもインスピレーションを掻き立てられます」

「アドゥレセンス黙示録はテレビシリーズのもっとも独創的で興味深い映画化の1つです。私が今まで見た中でもっとも奇妙なアニメーション映画の1つですが、もっとも美しく興味深いものの1つでもあります」

「私はこの映画を2回見ました。奇妙という言葉しか思い浮かびません。人が車に変身します。皆さん、それはこの映画の氷山の一角にすぎません」

「シリーズを見た人にとっては最高の映画。初心者は混乱するでしょう。複雑なテーマと象徴性のために、間違いなく大人向けです。何が起こっているのか理解できなくても、この映画は目を楽しませてくれます。間違いなく私のお気に入りの1つ」

「ウテナは前作『美少女戦士セーラームーン』とは一風変わった作品で、万人の好みではない。でも、幾原監督が次に何をするのか待ちきれない」

「クライマックスはこの映画の中で、もっとも賛否が分かれるシーンです。それでも、映画の中でもっとも革新的で魅力的なシーンでもあります。心理的対立をデュエル以外で描く方法を、幾原監督は発見した」

「世界は本当に過酷な場所であり、真に成長するために犠牲を払わなければならない。象徴的な良いドラマです。9/10」

「さいとうちほのマンガとTVシリーズを全部見ました。それでもこの映画は難解です。一方、美しく、暗く、エキセントリックで、完全に中毒性があります。あなたは何度も見直すことになるでしょう」

「素晴らしい映画です……………………ラスト15分までは。そこまではアドゥレセンス黙示録は視覚的に魅力的でユニークな映画であり、シュールで示唆に富んだ作品でした。しかし、クライマックスはかなり馬鹿げていた。何か象徴的な意味があったのかも知れませんが、映画を台無しにしたとしか思えない」

「私が今まで見た中で最高のアニメ映画の1つです。映画を見る前に、クライマックスが酷いというレビューを読んで『うわー、最悪の映画になってそう』とガッカリしました。しかし、実際にそのシーンを見てみたら、とても創造的で上手く機能していることに気付きました。この映画を見てください。お勧めです!」

「私はこのシリーズをとても楽しんだ。だが、映画ではウテナがシリーズとは別人のようで、全く理解できませんでした。あからさまなセクシュアリティも好きじゃなかった」

「友達の家で見ました。新世紀エヴァンゲリオンや攻殻機動隊と並んで、私のお気に入りの1つになりました。こんな作品が日本の国外でも、気軽に手に入れば嬉しいです」

「この映画はあらゆる面で素晴らしいです。初めて見た時は、泣きそうになりました。私は変更されたキャラクターデザインが大好きです。この映画の唯一の問題点は、七実の出番がほとんどなかったということです!」

「少女革命ウテナのことを何も知らずに、映画を見ました。確かに驚くほど美しいです。でも、ストーリーにまとまりがありません。この映画を見るなら、音を消して見てください」

「百合映画はどれもつまらないと思っていましたが、この映画は私が間違っていることを証明しました。私はテレビシリーズを見たことがありませんが、映画には夢中になりました。とにかく、この作品のビジュアル、奇妙なストーリー、キャラクターが大好きです。私はこのアニメに9/10を与えます」

「この映画を初めて見た時、目が飛び出しそうになりました。私はテレビシリーズの大ファンですが、映画は全くの別物でした。この映画のビジュアルも音楽も、本当に魅力的でした。『時に愛は』は今でも大好きな曲の1つです」

「王子様を目指す少女のひたむきさが、見事に描かれています。成長するために現実を受け入れ、時に痛みを伴う探求についての複雑で象徴的な物語です」

「映画の全てのキャラクターは、セクシュアリティや自分の思春期に関する問題を抱えています。アニメーションは素晴らしく、美学は驚くべきものです。アニメの全歴史の中で、クライマックスはもっとも混乱を呼びます。それは思春期の世界を去らなければならないことへの隠喩として機能します」

「この映画は本当に名作です。私は11回くらい見ましたが、つねに新しい発見がありました。何度見ても楽しいので、絶対に価値があります」

「最初にこの映画を見た時は困惑しましたが、今では芸術作品か夢を描いた映画だと思って見るようになりました。映画は絶対に美しいです。アニメ、特にウテナシリーズが好きな人にはお勧めします。しかし、アドゥレセンス黙示録を見る時は、ストーリーを理解しようとするのをやめるように警告します」

「10年ぶりにこの映画を見直しました。少女革命ウテナはまさにオンリーワン。この映画は確かにシリーズのファンへのラブレターです」

「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」はAmazonプライムビデオで試聴できます
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コメント

  1. 匿名 より:

    テレビシリーズと何で設定を色々と変えたのかという作品

    • 匿名 より:

      普通に映画の尺に収めるためじゃない?

      最後のカーレースは軽すぎて
      TV版ラストの悲痛さがまったく無いのが不満だったけど

  2. 匿名 より:

    男性は女性を城の中に押し込めようと諫言するが車になったウテナとアンシーはそれを拒否し裸になって茨の世界へと脱出するという隠喩だけど説明されないと分からんな