「冴えない彼女の育てかた Fine」はアメリカでは、アニプレックスからリリースされた
日本での公開は2019年10月26日
同名ライトノベルを原作とするテレビアニメ「冴えない彼女（ヒロイン）の育てかた」の初の劇場版
原作者の丸戸史明自らが、テレビシリーズに続いて脚本を担当
高校生の安芸倫也は、桜の舞う坂道で出会った少女・加藤恵をメインヒロインにした同人ゲームを制作することを思いつく
紆余曲折の末、何とか一作目を発表したのだが…………
人気アニメ「冴えない彼女の育てかた」の劇場版にして完結編
果たして海外ではどういう評価をされているのか？
「冴えない彼女の育てかた Fine」
高校生の安芸倫也は、桜舞う坂道で少女・加藤恵と運命的な出会いをする
倫也は恵をメインヒロインとした同人ゲームを制作することを決意
美術部に所属しながら同人イラストレーターとして活動する幼馴染の澤村・スペンサー・英梨々と、ライトノベル作家として活躍する優等生の霞ヶ丘詩羽を誘って、「blessing softeware」を結成
苦労の末に、一作目を完成させた
続いて二作目を制作しようとする倫也
だが、英梨々と詩羽は大作ゲーム「フィールズ・クロニクル」を開発するため、人気クリエイター紅坂朱音のもとへ去っていった
倫也はイラストレーターに後輩の波島出海を起用し、出海の兄・伊織にプロデュースを依頼した
そして、永堂美智留と彼女のバンドicy tailと共に新作の開発に乗り出したのだが…………
原作は丸戸史明が執筆し、深崎暮人がイラストを担当した人気ライトノベル「冴えない彼女の育てかた」
安芸倫也を演じるのは松岡禎丞
加藤恵は安野希世乃
澤村・スペンサー・英梨々は大西沙織
霞ヶ丘詩羽は茅野愛衣
氷堂美智留は矢作紗友里
波島出海は赤崎千夏
脚本は丸戸史明
監督は柴田彰久
総監督は亀井幹太
アニメーション制作はA-1 Pictures高円寺スタジオ（現 CloverWorks）
海外の評価
アメリカでは「Saekano the Movie: Finale」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは7.5/10
メディアの評価
Anime News Network
明らかにこれは他の誰でもない冴えカノファン のための映画です
何故なら、全ての満足感はキャラクターたちとの長い旅の後に得られるものだからです
これまで冴えカノを好きでなかった人が、この映画をきっかけに好きになることはないでしょう
しかし、この作品にはファンが望んでいた甘い結末とカタルシスがあります
またクレジットの後には最大のお楽しみが待っています
見逃さないでください
評価：B+
Medium
この映画が単独では成立していないように見えたのは残念でした
「冴えない彼女の育てかた Fine」の素晴らしさを真に楽しむには、過去2シーズンがどうだったのかをある程度は知っておく必要があります
オタクについてのアニメ（ヲタクに恋は難しい）があったとしたら、冴えカノはオタク向けのゲームについてのアニメになるでしょう
しかし、予測可能なメインルートにより、ロマンチックコメディとして始まったものが、平坦なロマンスになってしまいました
前シーズンが示唆していた通り勝者はすでに明らかで、映画でライバル関係を再燃させるという試みはやや浅いものに感じました
それは優れたアニメーションでも補いきれませんでした
他の女の子たちにも実際にチャンスがあった方が良かったのかも知れません
おそらく「冴えカノ」がアニメシリーズではなくゲームだったら、また違っていたと思います
Fansubbing
アニメーションは劇場用としては当り障りないレベルで、ペースも時々耐え難いほど遅く、美智留と出海は出番が少ない
しかし、そんな従来の批評は意味がないでしょう
これは新しいファンを獲得することが目的の映画ではなく、冴えカノの世界と物語を終わらせ、既存のファンに終止符を提供するための映画です
念のため言っておきますが、その目的のほとんどは達成しています
恵と倫也の関係は映画全体を通して中心にあり、そのロマンティックな瞬間は間違いなくファンが望んでいたものです
シリーズ特有のメタなジョークも散りばめられ、主要なキャラクターにもそれぞれ見せ場が用意されています（ただし、美智留と出海は微妙）
冴えカノのファンにとってはおそらく、この映画は歓迎すべきものでしょう
いかなる点においても衝撃的であったり、世界をひっくり返すものではありませんが、2シーズン続いた物語にピリオドが打たれます
「間違いなく適切」という言葉が、この冴えカノ映画を表現するのに最適でしょう
冴えカノのファンなら見てください
ただし、この映画のために今からテレビシリーズを見始めるほどの価値はありません
The Infinite Zenith
前シリーズまでの流れを引き継ぎ、「冴えカノFine」は恵の成長描写にすぐれている
物語当初、恵は目立たず平凡なフラットなヒロインとして描かれていました
しかし、2シーズンを通して、恵の本当の姿が徐々に浮き彫りになり、複雑で深みのあるキャラになりました
「冴えカノFine」により恵の人間としての幅は、さらに広がった
倫也が詩羽と英梨々を助けるために出発した時、恵は目に見えてイライラしていた
その後、美智留と出海の前で、倫也は自分だけのものだと涙ながらに宣言しました
嫉妬、怒り、疑い、悲しみは、喜び、充実感と同じくらい人間を形成する重要な一部です
恵のあらゆる側面を描くことで、最終的に彼女は冴えカノの誰よりも人間味のあるキャラクターになりました
9/10
観客のレビュー
「とても楽しかったです。特に最後は素晴らしかった」
「シリーズを素晴らしい形で終わらせる本当に感動的なロマンスの物語。また映画限定のエピローグには、心臓発作を起こしそうになりました」
「特にシリーズのファンというわけではないが、これほど良い形で終わるとは予想していなかった」
「これは短すぎます。原作の途中の部分がすっ飛ばされている。とはいえ、十分に内容が深いので、誰も気にしないでしょう」
「シリーズの最初の2シーズンを愛する者として、この映画は残念でした。ペースが本当に遅くて退屈だった」
「この映画が大好きです。登場人物たちは誰もが成長しました」
「エピローグはわずか11分ですが、シリーズ全体で最高のシーンでした」
「恵のようなガールフレンドが欲しい」
「こんな作品を今まで知らなかったことが信じられません。この映画には多くの欠点がありますが、ほとんどのシーンで私を笑顔にさせました。恵は素晴らしいキャラクターで、私は彼女のかわいさが本当に大好きです。その穏やかで優しい性格と短気な性格が混ざり合って、倫也との間に素晴らしいダイナミクスを生み出しています。ポストクレジットシーンはマーベルが提供するものより優れていました」
「私はアニメシリーズは好きではありませんでしたが、映画はかなり良かった。思っていたよりも、ずっと楽しめました」
「なぜ英梨々ルートじゃ駄目なんだよ、クソッタレ！」
「魅力的なキャラクターとハートフルなストーリー。この映画は良いものばかりです。シーズン1、2を見終わった後にオススメです」
「シリーズの良い結末ですが、単独の映画としては物足りない。テレビシリーズの長いエピソードを見ているような気分でした」
「素晴らしい映画です。クレジットが終わっても、最後まで見てください。でないと後悔します」
「私は最初の2シーズンが本当に大好きで、シーズン3を心待ちにしていました。代わりに冴えカノは映画となって戻ってきました。この映画はロマンスを締めくくり、満足のいく結末を提供することに成功しています。アニメーションとアートは素晴らしく、音楽も良好で、ストーリーはシンプルでありながら魅力的でした。映画の上映時間は限られているため、美智留と出海の出番が少なかったのは残念。そして、個人的に気になったのは、詩羽と倫也の1対1の決着が見られなかったことです。恵と英梨々はあったので、そこは不満です。とはいえ全体的には映画は素晴らしいです。このシリーズをずっと忘れません」
「冴えカノは私のもっとも好きなシリーズで、映画は満足のいく結末を見せてくれました。恵は生涯最高の女の子です」
「あのエピローグは最初、とても動揺した」
「冴えカノ・シーズン1: 7/10、冴えカノ・シーズン2(フラット): 6,5/10、冴えカノ劇場版: 7,5/10」
「Megumi Kato is Best Girl」
「この映画は満足のいくフィナーレを提供しただけでなく、物語にふさわしい面白いエピローグも提供しました。アニメーションのクオリティも、シリーズに比べて上がっていました。間違いなく冴えカノの中で、最高の一作です」
「この映画は本当に良かったし、物語の終わり方が大好きです」
「冴えカノは非常に楽しくて、魅力的なシリーズでした。しかし、残念ながら映画は上手くいきませんでした。2時間に多くを詰め込みすぎ、混乱した作品となっています。そして、もっとも問題なのは、私の推しである霞ヶ丘詩羽をないがしろにしたことです。許せない！」
「私はこのシリーズを醒めた目で見ていたが、映画は素晴らしい結末だった。見直しました」
「エピローグは全てを価値のあるものにしました。映画全体もとても良かったです。さらば、冴えカノ」
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