Netflix「エレクトリック・ステイト」ネタバレ感想 ルッソ兄弟最新作!!

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Netflixオリジナル映画
奇妙なロボットと出会ったミシェルは、弟を探しに旅に出るが…………

「アベンジャーズ エンドゲーム」のアンソニー&ジョー・ルッソ監督最新作
正直、ガッカリな出来栄え

ロボットが発達したもう一つの90年代のアメリカが舞台
かなり奇妙な世界観でとっつきにくかった
また序盤の展開がスローで退屈だった
作品自体も色々な名作の寄せ集め的な印象
とはいえ、キャストは豪華
アウトローを演じるクリス・プラットは相変わらず魅力的
個性的なロボットたちが次々と登場する中盤以降は、なかなか楽しめた
クライマックスのアクションも、壮大で盛り上がる
しかし、ルッソ兄弟の新作にしては、やはりイマイチ
あまり過度な期待はしない方がいいだろう

予告編

『エレクトリック・ステイト』最終予告編 – Netflix

作品情報
作品名「エレクトリック・ステイト」(原題The Electric State)
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
キャスト:ミリー・ボビー・ブラウン、クリス・プラット、キー・ホイ・クァン、
スタンリー・トゥッチ
上映時間:128分
制作国:アメリカ(2025年)

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ざっくりあらすじ

孤独な少女ミシェルは、死んだ弟とそっくりの雰囲気を持つ不思議なロボット・コスモと出会う。弟がどこかで生きていることを知ったミシェルは、コスモと共に旅に出るが…………

感想(ここからネタバレ)

ルッソ兄弟ということで、ハードルを上げすぎたか…………

「エレクトリック・ステイト」

科学が発達し、ロボットが普及した90年代のアメリカ
しかし、ロボットたちは自分たちの権利を求めて、反乱を起こす
こうして始まった人間とロボットの戦争は、人類側の勝利に終わった
ロボットたちは「エレクトリック・ステイト」と呼ばれる塀に囲まれた広大な土地に隔離された

ミシェルは事故で両親と弟のクリスを失った
新しい里親にも馴染めず、ミシェルは孤独な日々を送っていた
ある夜、ミシェルは奇妙なロボットと出会った
そのロボットは弟が好きだったアニメ「キッド・コスモ」にそっくりだった
ロボットはミシェルに、自分は弟のクリスだと告げた
僕はどこかに生きているので探して欲しい
その言葉を信じたミシェルはロボットを連れて、弟を探す旅に出たのだが…………

作品解説

原作はシモン・ストーレンハーグの同名グラフィックノベル

ルッソ兄弟は2017年12月に、『The Electric State』の権利を取得
最初はアンディ・ムスキエティが監督する予定だったが、「ザ・フラッシュ」の撮影が忙しかったため、ルッソ兄弟が監督をすることになった

ミシェル・グリーン

事故で両親と弟のクリスを失った孤独な少女
いくつもの里親のもとを転々としていた
弟によく似た雰囲気のロボットと一緒に、弟探しの旅に出るが…………

演じるのは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」「エノーラ・ホームズの事件簿」のミリー・ボビー・ブラウン
もはやNetflixの常連

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ジョン・キーツ

胡散臭い密輸業者
元は軍人
相棒はロボットのハーマン
成り行きでミシェルと行動を共にするが…………

演じるのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのクリス・プラット
軽薄で胡散臭い役をやらせるとやはり上手い

コスモ

ミシェルが知り合ったロボット
かつての人気アニメ「キッド・コスモ」のキャラクターにそっくり
自分のことを死んだ弟のクリスだと言うが…………

インパクトのあるビジュアルで愛嬌があった

ルッソ兄弟

ルッソ兄弟を初めて意識したのは「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」
シャープでスケールの大きなアクション映画を撮る監督が現れたと感じた
そして、「アベンジャーズ」シリーズでルッソ兄弟は一世を風靡
特に「インフィニティ・ウォー」のそれぞれのスーパーヒーローに見せ場を作りながら、クライマックスを盛り上げていく手腕は見事だった

その後、ルッソ兄弟はNetflixで「タイラー・レイク」シリーズや「グレイマン」など、パワフルなアクション映画を手がけた

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新たな挑戦

「アベンジャーズ ドゥームズデイ」「アベンジャーズ シークレット・ウォーズ」という2大超大作を控えたルッソ兄弟が、それに先んじて作り上げた「エレクトリック・ステイト」
期待は大きかった
しかし、実際はかなり微妙な出来栄え

まず世界観が変
科学が発達した90年代のアメリカ
ロボットと人類の戦争が起き、敗北したロボットたちは迫害を受けている
そして、勝利した人類は誰もがニューロキャスターというダサい機械を頭にかぶり、もう1人の自分である人型のドローンを座りながら操作している
何とも安っぽいSF設定で、前半は見ていて辛かった

それに様々な要素が既視感のあるものばかり
クリス・プラット演じるキーツとロボットのハーマンのコンビは、完全にハン・ソロとチューバッカ(服装とか絶対に意識している)
ミリー・ボビー・ブラウンが主演ということもあり、非常に「ストレンジャー・シングス」っぽさも感じる
そして、全体の作品の雰囲気は、スティーブン・スピルバーグ作品の劣化版という印象
ルッソ兄弟らしさがあまり感じられなかった

作品の魅力

とはいえ、様々なロボットが登場する中盤以降はなかなか面白い
郵便配達ロボットのペニーや野球ロボットのポップフライなど、個性的なロボットが多くて楽しめた
キー・ホイ・クァンやスタンリー・トゥッチなど脇役も豪華
クライマックスの大乱戦は、「インフィニティ・ウォー」を彷彿とさせて盛り上がった
このように全くつまらないわけではないのだが、ルッソ兄弟作品としては期待外れ
感動的な結末も安っぽくてガッカリだった

まとめ

ルッソ兄弟の最新作
ちょっと期待しすぎたかも知れない
全体的にルッソ兄弟に求めているものじゃないという印象
彼らのハートウォーミングな作品なんて興味ない
次の「アベンジャーズ」が大丈夫か、少し不安になってきた

The Electric State (2025) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_electric_state
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/399440

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