Netflixのオリジナル映画「謎の女」が配信された

スペイン発のスリラー映画
監督はガベ・イバニェス
カンデラ・ペーニャとアナ・ルハスが主演
バルセロナ港のコンテナで、監禁されていた記憶喪失の女性が発見された
アナ・リポル刑事は彼女の正体を探るが…………
複雑に入り組んだ事件
謎の女の正体は誰だったのか?
海外サイトなどを参考に解説してみた
なお映画のネタバレ全開なのでご注意を!!
「謎の女」
バルセロナの埠頭にあるコンテナの中から、1人の女性が発見された
彼女は拘束されて、身体には酷い拷問の跡があった
病院に運ばれたその女性は、記憶を全て失っていた
兄の死からアナ・リポル巡査部長はいまだ立ち直れないでいた
しかし、心配する上司の反対を押し切って、アナは仕事に復帰
最初に任されたのが、その謎の女性の捜査だった
捜査を進めるうちに、アナは女性が大きな事件に巻き込まれていると感じた
彼女の身が危ない
アナは女性に警備をつけるように訴えたが、上司は人手不足だと取り合わなかった
そんな時、彼女が病院で襲われて…………
謎の女の正体
キケ・サラテ刑事によって、その記憶喪失の女の名前は、クララ・メルガーだと判明した
クララは姉のルシアを探していた
ルシアはサラテ刑事の情報提供者で、アルヘシラスを拠点とする人身売買組織を探っていた
しかし、そのことが組織にばれて、サラテ刑事が汚職刑事だと虚偽の告発をするように、ルシアは強要された
そしてその後、ルシアは行方不明になった

姉の行方を追っていたクララは、その人身売買組織がドミノメルという輸送会社を隠れ蓑にしていることに辿り着く
クララは清掃員として、ドミノメルに潜り込んだ
そして、その会社のボスはガストンという男だと知った
組織は人身売買で稼いだ金をビットコインとして保管していた
普段はサイバーセキュリティの仕事をしているクララは、ハッキングしてそのビットコインのパスコードを書き換えてしまった
そのことに気付いたガストンは、クララを捕らえた
だが、殺すことは出来ない
書き換えたパスコードを吐かせなければならないからだ
ガストンはクララをコンテナの中に監禁
様々な拷問でクララの口を割らそうとした
このままではいずれ白状させられて殺される
そう感じたクララの生存本能は、全ての記憶を忘却の彼方に押しやった
自身の身を守るために
ガストン
ガストンの正体は、キケ・サラテ刑事の相棒であるアンドレス・ファルコ刑事だった
金を取り戻さなければ、ファルコは破滅だった
コンテナの中に監禁していたクララが発見されたのは、完全な誤算だった
もう一度、クララを捕まえて、パスコードを吐かせなければならない

アナ刑事とクララたちは船着き場へ駆けつけていた
組織のコンテナがここにあるはずだ
アナたちは手分けして、そのコンテナを探した
それをこっそり尾行してきたファルコが、様子を窺っていた
キケ・サラテ
クララたちの様子を窺うファルコ刑事の前に、アルヘシラスに帰ったはずのサラテ刑事が現れた
内務部に自分の無実を証明するよりも、組織を壊滅させ、ルシアを見つけることの方が、サラテには重要だったからだ
ファルコはアルヘシラスに戻るようにサラテを説得するうちに、ルシアのバルセロナでの仕事のことを、うっかりと口にしてしまう
サラテはファルコこそがガストンであることに気付いた
自分を罪に陥れるために、ルシアに虚偽の告発をさせたのもファルコだった
人身売買組織のことを、これ以上サラテに調べさせないためだった

ファルコにとってはサラテが内部調査に出頭し、その間にクララを捕らえ、パスコードを白状させれば全てが丸く収まるはずだった
しかし、もう全てが遅かった
ファルコとサラテは格闘になり、ついにはサラテは撃たれた
クララ
アナ刑事とクララたちは、コンテナに閉じ込められた女性たちを発見した
怯える女性たちの姿を見て、クララの記憶が蘇った
最後にルシアに会った時に渡された紙
その紙にはファルコの名前が書かれてあった
その時、銃声が響いた
アナ刑事が駆け付けると、サラテ刑事が横たわっていた
ファルコがガストンであることを告げ、サラテは息を引き取った
よろめきながら歩いているファルコの前に、クララが現れた
「私の姉さんはどこ?」
「パスコードを教えろ」
銃を向けたファルコから、クララは逃げ出した
それを追うファルコ
「お前の姉さんは死んだ! 俺が殺した!」
立ち止まり崩れ落ちるクララ
「パスコードを教えろ」
ファルコはクララに銃を向けた
その時、銃声が鳴り響き、ファルコは跪いた
駆けつけたアナが、ファルコの足を撃ったのだ
クララはファルコの銃を拾って、彼に向けた

「クララ、銃をおろして」
アナの制止も聞かずに、クララはファルコを撃ち殺した
ファルコが警察に捕まれば、もう手を出せなくなってしまう
姉の仇を取るチャンスは、今だけしかなかった
それが自分を永遠に逃亡生活に追いやることになったとしてもだ
呆然と立っているアナを尻目に、クララは駆け去った
アナ・リポル
朝になった
パトカーの中でアナは1人、携帯を見つめた
自殺した兄の最後のメッセージ
アナはそれをいまだに聞けていなかった
仕事に没頭して、家族をないがしろにしていた
兄が悩んでいることに気付いてやれなかった
自殺は自分が原因だったのではないか?
メッセージを聞くのが怖かった
アナはついに再生ボタンを押した
だが、そのメッセージは予想と全く違っていた

「お前は世界一の妹だよ」
それは感謝の言葉であり、自分の死はアナのせいじゃないと伝えるものだった
聞き終えたアナはメッセージを消去した
ようやく前に進めるように思えた
ラストシーンの説明
8ヶ月後、アナは完全復帰し、昇進を果たしていた
オフィスで受信メールをチェックしていると、クララからのメールが届いていた
そこにはドミノメルが人身売買に関与していた証拠の写真やデータが添付されていた
ファルコは死んだが、組織はまだ存続していた
クララは独自に組織を探っているのだ
姉の復讐はまだ終わっていない
その時、非通知の電話がかかってきた
アナが電話を取ると、相手は無言だった
外を見下ろすと、携帯を手にしたクララが立っていた

電話は盗聴されているかも知れない
それに言葉を交わさなくても、2人には確かな絆があった
クララは振り返ると、雑踏の中に消えていった
アナとクララは別々の道を歩むことになるが、組織を壊滅させるという2人の目的は一緒だった
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