【興行成績】なぜ「ラスト・サバイバー」は爆死したのか!?

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2026年8月28日、「ラスト・サバイバー」が全米で公開された

ピーター・ヘラーのベストセラー小説を、巨匠リドリー・スコットが映画化したサバイバルアクション大作
だが、興行的に苦戦しているというのだ
一体、何が起こったというのか!?

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「ラスト・サバイバー」

謎のパンデミックで人類の大半が死滅
生き残った者たちは荒廃した世界で奪い合いを繰り広げていた
パイロットのヒッグは、元軍人のバングリーと共同戦線を張ることで日々を生き延びていた
ヒッグの心の支えは愛犬ジャスパーと亡き妻の記憶だけだった
そんなある日、無線に謎の声が届く
終末世界にまだ希望が残されているかもしれないと考えたヒッグは、その声に導かれるように未知の空へと旅立つが…………

原作はピーター・ヘラーの小説「ラスト・サバイバー」

ヒッグを演じるのはジェイコブ・エロルディ
バングリーはジョシュ・ブローリン
シーマはマーガレット・クアリー
監督はリドリー・スコット

映画『ラスト・サバイバー』新予告編|8月28日(金)日米同時公開!

オープニング成績

2026年8月28日に3,300館で公開された「ラスト・サバイバー」は、1,000万~1,400万ドルの興行収入が見込まれていた
しかし、実際は初登場5位で全米で800万ドル、全世界で1900万ドルの興行収入にとどまった
製作費は8,000万ドル以上、一説には1億1000万ドルともいわれている本作は、数千万ドルの損失を出すと予想されている
一体、何が原因だったのか?

低調なレビュー

「ラスト・サバイバー」はピーター・ヘラーのベストセラー小説を原作としている
だが、ほとんどの観客は原作を知らず、オリジナル映画のように捉えていた
人気シリーズではない知名度の低い作品にとって、重要なのは口コミだ
「プロジェクト・ヘイル・メアリー」のように絶賛されて話題になれば、観客は劇場まで足を運ぶ
残念ながら本作はそうならなかった
ロッテントマトの批評家支持率は39%、観客支持率は71%
シネマスコアは「C+」と非常に低い評価となっている
これでは口コミなど期待できない

リドリー・スコット

「エイリアン」「ブレードランナー」「テルマ&ルイーズ」「グラディエーター」「オデッセイ」
リドリー・スコットは文句なしの名匠だ
代表作は数えきれないほどある
しかし、その巨匠も今や88歳
「最後の決闘裁判」「ハウス・オブ・グッチ」「ナポレオン」と、直近の作品は興行的に不振に終わったものも多い
リドリー・スコットというブランド力だけでは、観客を呼ぶのはもう難しいのかも知れない

タイトル

「ラスト・サバイバー」の原題は「The Dog Stars」
このタイトルが良くなかったという声もある

「どういうジャンルの映画か全く分からない」
「動物映画かと思った」
「リドリー・スコット作品の中でも最悪のタイトル」

SNSではそういった声が多く見受けられた
もっとキャッチーで分かりやすいタイトルなら、結果は違っていた可能性もある

集客力

主演のジェイコブ・エロルディはギレルモ・デル・トロ監督の「フランケンシュタイン」で、ゴールデングローブ賞最優秀助演男優賞にノミネートされた
次期ジェームズ・ボンドの有力候補の1人とも言われており、将来のスターとして有望な存在だ
だが、現時点では知る人ぞ知る俳優で、知名度はそれほど高くない
トム・クルーズやブラッド・ピットのような、集客力のあるスターとは言えないのだ
彼の力だけでは「ラスト・サバイバー」を大ヒットに導くには弱かったようだ

ディストピア映画

廃墟の中を犬を連れて、銃を手にさまよう主人公
予告編を見て多くの人が「どこかで見たことがある」と思った
ウィル・スミスの「アイ・アム・レジェンド」に、ストーリーもビジュアルもそっくりなのだ

中には「ラスト・サバイバー」にもゾンビが出てくると思った人も多かったようだ
多くの人がこの映画を「古臭い」という印象を持った
ディストピア映画はこれまでにさんざん作られてきた
人々を劇場まで足を運ばせるには、この作品ならではの斬新さや独自性が必要だったのだ

スパイダーマン

7月31日に公開された「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」
アメリカで8億9100万ドルという驚異的な興行収入に達し、歴代最高である「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の9億3600万ドルももはや目の前
それどころか史上初のアメリカ市場だけで10億ドルを突破する作品になるかも知れない
この大旋風の前で「ラスト・サバイバー」は完全に霞んでしまった

実は「ラスト・サバイバー」の公開予定は夏ではなかった
本来は春公開の予定だったのだ
ところが20世紀スタジオは「プロジェクト・ヘイル・メアリー」との競合を避けるため、公開を夏にずらした
その選択が最悪の結果を招いてしまった
「ラスト・サバイバー」が興行的に大失敗に終わったのは、キャストやスタッフだけではなく、スタジオの責任も大きいといえるだろう


2026年7月10日、実写映画「モアナと伝説の海」が全米で公開された 2016年の長編ディズニーアニメ「モアナと伝説の海」...
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