Netflix「CODE 8/コード・エイト Part II」ネタバレ感想 ハードな超能力アクション!!

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2019年のSF映画「CODE8/コード・エイト」の続編が、Netflixに登場
刑務所を出所したコナーは平穏に暮らしていたが、ある少女を助けたことで警察や犯罪組織から追われる羽目になり…………

超能力をテーマにしたハードなSFドラマ
スリリングなシーンの連続で、かなりの良作となっている

このシリーズの魅力はハードな世界観
超能力者たちは差別され、職もなく、犯罪に手を染める
前作はかなり異質なSF犯罪ドラマだった
この続編はさらにパワーアップ
少女を守るというストーリーが定番だが、とっつきやすい
コナーと組織のボスになったギャレットとの緊張感ある関係も良かった
そして、汚職警官のキングが憎たらしくて、かなりいい悪役
ストーリーを盛り上げてくれた
前作のロボット警官に続いて、本作ではロボット警察犬が登場
コナーたちにとって脅威となる存在だが、仕草がリアルでめちゃくちゃチャーミング(笑)
犬好きにはたまらない
ストーリーは繋がっているので、前作を先に見ることを推奨
残念なのはNetflixに前作がないところ
何故かプライムビデオにはあるので、見られる人はそちらでどうぞ
前作のファンやSF好きには、文句なしにお勧め!!

予告編

『CODE 8/コード・エイト Part II』ティーザー予告編 – Netflix

作品情報
作品名「CODE 8/コード・エイト Part II」(原題CODE 8: PART II)
監督:ジェフ・チャン
キャスト:ロビー・アメル、スティーヴン・アメル、アレックス・マラリ・Jr、シレーナ・グラムガス、ジーン・ユーン、アーロン・エイブラムス、モー・ジュディ=ラムール
上映時間:100分
制作国:カナダ、アメリカ(2024年)

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ざっくりあらすじ

刑務所から出所したコナーは裏社会から足を洗い、平穏に暮らしていた。しかし、汚職警官に狙われる少女パバニを助けたことで、警察からも犯罪組織からも追われる羽目になり…………

感想(ここからネタバレ)

まさか続編が作られるとは…………

前作「CODE8/コード・エイト」

人口の4%が何らかの超能力を持って生まれた世界
しかし、彼らは人々に差別され、職もなく、多くの者が犯罪に手を染めていった

電気系の超能力を持つコナーは、母親メアリーと2人暮らし
メアリーは脳腫瘍を患っており、すぐにでも治療が必要だった
だが、失業中のコナーに医療費を払えるわけがなかった
そんな時、コナーは危険なドラッグの売買をしているギャレットに、仲間に誘われる
母親を助けるために、コナーはやむを得ず犯罪に手を染めていくが…………

「CODE 8/コード・エイト Part II」

5年間の刑期を終え、コナーは出所した
組織のボスになったギャレットは仲間に誘ったが、母親を失った今、コナーは犯罪に手を染める気はなかった
それから6ヵ月
コナーは地域センターの清掃員として、日々を送っていた

リンカーンシティは犯罪率が大幅に低下していた
それはキングストン巡査部長の功績だった
彼が導入したロボット警察犬K9は、犯罪者でも決して傷つけない
人々はキングストンを讃えた

だが、キングストンには裏の顔があった
彼は犯罪者から賄賂を受け取っていたのだ
ギャレットはキングストンに税を払い、犯罪を見逃してもらっていた
そんなギャレットの配下の売人であるダラックは、妹パバニを養うために金が必要だった
ダラックはギャレットがキングストンに渡す金を盗んだ
しかし、K9に追われて、ダラックはパバニの目の前で殺された
K9が人を傷つけないというのは偽りだったのだ

兄の死を目撃したパバニは警察に追われた
行き場がなく隠れている彼女を、偶然コナーが発見した
コナーはやむを得ずパバニをかくまった
一方、キングストンはギャレットにパバニを捜させて…………

作品情報

前作「CODE8/コード・エイト」はクラウドファンディングによって、制作資金を募った
目標額は20万ドルだったが、最終的にはその10倍以上である340万ドルが集まった

監督は前作に続いてジェフ・チャン

タイトルの「コード8」の意味は「強盗進行中」という警察用語

Netflixはこの続編の世界配信の権利を取得した

コナー

電気系の超能力者
最愛の母を救うために犯罪に手を染めた
今は足を洗い、清掃員として暮らしている
パバニを助けたことで、再び裏社会と関わりを持つことになるが…………

演じるのは『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』などのロビー・アメル

ギャレット

念動力系の超能力者
前作でマーカスから組織のボスの座を奪った
罪を全て被ったコナーに、恩義を感じている
目的のためなら法を破ることを躊躇しない男

演じるのはドラマ「ARROW/アロー」で有名なスティーヴン・アメル
ちなみにコナー役のロビー・アメルとはいとこ同士

パバニ

10代の少女
電気系の超能力者で凄まじい才能を持っている
警察からも犯罪組織からも命を狙われるが…………

演じるのは「チャペルウェイト 呪われた系譜」のシレーナ・グラムガス

世界観

「クロニクル」、「スキャナーズ」、「X-MEN」
この世に超能力者映画は多い
本作の特徴はとにかく世界観がシビアでハードなところ

この世界の超能力者たちは、社会から迫害されている
職もなくて、生きていくためには犯罪に手を染めるしかない
いわば超能力者たちを主人公にした犯罪ドラマで、かなり斬新でリアリティがあった
ただし、その暗い内容に好みが別れそうな作品でもあった

この続編である「CODE 8/コード・エイト Part II」は、前作に比較するとかなりとっつきやすい内容となっている
命を狙われる少女を守るというストーリーは、定番だが主人公たちに感情移入しやすい
二転三転するストーリーも見ごたえがあり、テンポも良くて飽きることなく見ることが出来た
スリリングな見せ場も満載
また本作から登場したロボット警察犬K9が怖いけど可愛い(笑)
犬好きにはたまらないだろう

総じて本作は前作よりパワーアップしており、エンターテイメントとしてはこちらの方が上
逆に前作のハードでダークな雰囲気が好きだった人は、物足りないかも知れない

人間ドラマ

兄を失い警察からも犯罪組織からも追われる少女パバニ
そんなパバニを成り行きで守ることになるコナー
唯一の家族を失った同じ境遇の者同士
次第に信頼を深め、兄妹のようになっていく2人の姿が微笑ましかった

そして、本作でもっとも魅力的だったのがギャレット
コナーとは愛憎入り混じる関係
ギャレットが本当に信用できるのか最後まで分からず、見ていてスリリングだった
手段は選ばないが、その目的は仲間を守ること
実は情に厚い男であることが判明し、素直に格好よかった

まとめ

「CODE8/コード・エイト」の続編はかなりの良作
アクション映画としてもSFとしても面白い
1作目のファンは絶対に見るべき
それにしても前作がNetflixにないのが本当に残念!!

Code 8: Part II (2024) on IMDb

Rotten tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/code_8_part_ii
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/393360

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