Netflix「ブルー・ミラクル」ネタバレ感想 優勝して孤児院を救え!!

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Netflixオリジナル映画
経営危機の孤児院を救うため、院長のオマールは性格に難のある船長と手を組み、世界有数の釣り大会で優勝を目指すが…………

クライマックスの盛り上がりが凄い
爽快で心暖まる良作

実話を基にした作品である
良質なファミリー映画
孤児院を救うために頑張る主人公が好感度高い
凄腕だが今は落ちぶれた船長を演じるデニス・クエイドが、最高にいい味を出している
子供たちとの絆も心暖まる
見渡す限りの海も美しい
95分と時間も手頃
「がんばれ!ベアーズ」のような映画が好きな人には、絶対におススメ!!


予告編

Blue Miracle | Official Trailer | Netflix

作品情報
作品名「ブルー・ミラクル」(原題Blue Miracle)
監督:フリオ・キンタナ
キャスト:デニス・クエイド、ジミー・ゴンザレス、アンソニー・ゴンサレス、ブルース・マッギル
上映時間:95分
製作国:メキシコ、アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

とあるメキシコの孤児院が経営危機に陥っていた。院長のオマールは借金を返済するために、偏屈な船長と手を組み、世界有数の釣り大会で賞金獲得を目指すが…………

感想(ここからネタバレ)

この映画を好きにならない人っているの?

孤児院の危機

2014年、メキシコ
ある孤児院が経営危機に陥っていた
このままでは子供たちを、路上に戻すことになる
かつては自分もストリートチルドレンだった院長のオマールは、頭を悩ませていた

その頃、街では世界有数の釣り大会である「ビスビーズ・トーナメント」が、今年も開催されようとしていた
優勝賞金は数百万ドルと高額だ
アメリカ人のウェイドはかつて大会で2度優勝した実力者だった
しかし、今では落ちぶれて船はボロボロ
大会の参加費にすら困る有り様だった

オマールの知人である大会主催者は、ウェイドに孤児院チームと組むなら、大会への参加を認めると提案した
ウェイドは子供たちと組むなどまっぴらごめんだったが、背に腹は代えられなかった

釣りの経験がないオマールはその申し出に躊躇したが、子供たちのために参加を決めた
大会当日になった
オマールは年長の子供たちを連れてウェイドのところへ行ったが、彼の船はボロボロで…………

ジミー・ゴンザレス

院長のオマールを演じる
子供たちからはパパ・オマールと呼ばれ、慕われている
かつてはストリートチルドレンで、生きるために何でもした
今では心を入れ替え、子供たちにも真っ直ぐ育ってほしいと願っている
釣りの経験など、ほとんどなかったが…………

ジミー・ゴンザレスは「プリズン・ヴァンパイア」などに出演

デニス・クエイド

アメリカ人の船長、ウェイドを演じる
ビスビーズ・トーナメントでかつて2度優勝した実力者
だが、その後は結果を出せず落ちぶれた
もう一度、栄光を取り戻すことを誓っている
偏屈な性格で、最初は孤児院の子供たちを嫌っていたが…………

デニス・クエイドは大好きな俳優
この映画でも渋くていい味を出している
「ライトスタッフ」、「ロング・ライダーズ」、「インナースペース」など、多くの作品に出演しているデニス・クエイド
2002年の「オールド・ルーキー」も好きな作品

「オールド・ルーキー」
かつてはメジャーリーガーを目指していたジムは、今では高校教師として家族と平穏に暮らしていた
だが、ひょんなことから再びメジャーリーグへの夢が再燃し…………
実話の映画化
男泣き必至の感動作

子供たち

孤児院の子供たち
親を亡くし、辛い目に遭ってきた
しかし、屋根のある所に住めるだけ、自分たちは幸運だと思っている
この国にはストリートチルドレンが大勢いるのだ

オマールは子供たちのために、何とか孤児院を守ろうとする
そんなオマールを、子供たちは父親のように慕っている

最初は「孤児ども」と言って、子供たちを嫌っていたウェイド
だが、共に過ごす内に、子供たちに優しい表情を見せるようになる
そこが非常に感動的だった


ビスビーズ・トーナメント

釣りのスーパーボウルと呼ばれる超メジャー大会
世界中から集まった実力者たちが、3日間に渡って巨大カジキマグロ釣りを競う
優勝賞金は日本円にして数億円

オマールは孤児院再建のために、大会に出場する
しかし、船はボロボロ
ウェイド以外は皆が釣りの素人
しかも今まで地元のメキシコチームが、優勝したことは一度もない
勝つのは絶望的だと思われたが…………

葛藤

2日目が終わっても、釣果はゼロ
このままでは敗北して、孤児院は取り壊しになってしまう
そこでウェイドはオマールにある提案をする

地元の漁師が釣ったカジキ
これを自分たちが釣ったように見せかける
優勝には届かないが、2位か3位には入れる
その賞金で孤児院の借金は返済できる

子供たちを救えるのなら、不正も仕方ないのか?
葛藤するオマールに、こちらも胸が痛くなった

奮闘

落ちこぼれたちの奮戦
この作品は「がんばれ!ベアーズ」や「飛べないアヒル」などと同じ系譜といえるだろう

もう最終日で勝利は絶望的
それでもオマールは正々堂々とやることを選ぶ
子供たちが自分を見ているからだ

ぶっちゃけ勝つことはタイトルからすでにバレバレである
だが、見せ方が上手くて、クライマックスは非常に盛り上がった
極上のカタルシスを味わえた

まとめ

思いがけない良作
家族の誰もが楽しめるだろう
主役2人も好演
見逃すのはもったいない一作


ブルー・ミラクル (2021) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/blue_miracle
allcienma
https://www.allcinema.net/cinema/376895

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