Netflix「クロース・エネミーズ」感想 男泣きの一作!!

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フランス製の犯罪ドラマ
個人的にはなかなか良かった
男たちの友情、裏切り、落とし前
それらのキーワードに反応する人なら、見る価値があるだろう
大好きな香港ノワールに通じるものがある
ハリウッド映画に比べると、かなり地味だ
テンポもゆっくり
だが、渋い!!
男たちのドラマがじわじわと胸に染みる
そして、ラストは涙なしには見られない
万人受けする作品ではないが、好きな人にはたまらないだろう


予告編

作品情報
作品名「クロース・エネミーズ」(原題CLOSE ENEMIES)
監督:デビッド・エルホーフェン
キャスト:マティアス・スーナールツ、レダ・カテブ、アデル・バンシェリフ、ソフィアン・ザマニ
上映時間:111分
制作国:フランス、ベルギー(2018年)

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ざっくりあらすじ

相棒を殺されたヤクの売人マヌエルは、犯人を突き止めるため、幼馴染で警官のドリスと手を組むことになる………………

感想(ここからネタバレ)

これぞフィルム・ノワール

襲撃

マヌエル、イムラネ、ドリス
3人は幼馴染であり、友人だった
ところが大人になり、それぞれの道は分かれた
マヌエルとイムラネは麻薬の売人になり、ドリスは警察官になった

マヌエルとイムラネはギャングのレイェ団と、コカインの大きな取引をしていた
ようやく話がまとまった
2人はコカインと共に、車で約束の場所まで向かった
だが、信号待ちをしている時に、黒いヘルメットをしたバイクの男に襲われる
イムラネは銃で撃たれ死亡した
マヌエルは車から飛び出し、辛くも命拾いをした

イムラネが殺された
その報せをドリスは電話で受け取った
ドリスは動揺を隠せなかった
イムラネは幼馴染であり、ドリスのスパイだった
全てはレイェ団を検挙するためだ

イムラネを殺したのは誰なのか?
ファミリーの仲間はマヌエルを疑っていた
相棒を殺して、コカインを持ち逃げしたのだ
マヌエルは犯人を見つけ汚名を挽回することを誓うが、手がかかりが全くなかった
そんな時、マヌエルの前にドリスが現れた
かつての親友
しかし、今では敵同士

「イムラネは俺のスパイだった」

ドリスの言葉をマヌエルは信じられなかった
しかし、今は犯人の手がかりが欲しい
マヌエルはドリスと手を組んだ
友の仇をとるために………………

フィルム・ノワール

フィルム・ノワールとはフランス語で「暗い映画」を意味する
アメリカで第二次世界大戦中に製作された「マルタの鷹」などの犯罪映画を指して、そう呼ばれた
それの影響を受けてフレンチ・フィルム・ノワールや香港ノワールが誕生した
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の「サムライ」
ジョン・ウーの一連の作品群がある
この「クロース・エネミーズ」は、どちらかというと香港ノワールに近い
主題は「男同士の友情と裏切り」である

マヌエル

相棒であり親友のイムラネが、目の前で殺された
しかも警察も仲間も、自分が犯人だと疑っている
マヌエルは窮地に立たされることになる

かつて同じ地区に住んでいて、友人だったドリス
今は刑事であるドリスから、イムラネは自分のスパイだったと告げられる
ドリスはイムラネを脅迫し、捜査のために利用していたのだ
激しい怒りを覚えるマヌエル

ドリスのことは絶対に許せない
だが、今は犯人の手がかりが欲しい
マヌエルはドリスと手を組む

ドリス

凄腕の麻薬取締官として名を知られたドリス
捜査のためなら何だってする
ドリスは幼馴染のイムラネを罠にはめ、スパイとして利用する

そのイムラネが殺された
もしかしたら自分のせいかも知れない
強引にレイェ団との取引をさせたからだ

捜査のために友人を死なせてしまった
法か、友か
どちらを取るべきだったのか
ドリスは激しい後悔に襲われる

せめてマヌエルだけは絶対に死なせない
ドリスは時に警官の立場を逸脱して、マヌエルを守ろうとする

犯人

イムラネを殺させた犯人は誰だったのか?
レイェ団か
他の誰かか
そして、犯人は意外な人物だった

クライマックス、マヌエルは犯人と対峙する
もっとも尊敬していた人物
全てはファミリーを守るためだった
それでも引き金を引くマヌエル
このシーンは涙なしには見られない

友情と裏切り

ゆっくりしたテンポ
人間関係もいまいち分からない
序盤は正直、退屈だった
だが、唐突にイムラネが殺され、物語が動き出してから、俄然と面白くなった

マヌエルとドリス
かつての友であり、今は敵同士
友情と対立
ジョン・ウーやジョニー・トー
香港ノワールが大好きな自分にとっては大好物
男同士の緊張感ある関係がたまらない

そして、容赦ない非情な展開
これぞノワール
男の映画だ
そのハードさと渋さが最高だ

そこまで絶賛するような作品ではない
この手のジャンルでは平凡な出来ともいえる
しかし、何だかんだで楽しめた
こういった男の映画を久々に見た気がする
途中からドリスの顔が、ジョン・ウー映画の名バイプレイヤー、ダニー・リーに見えてきた

まとめ

久々に見た男の映画
友情、裏切り、対立
ノワール好きにはたまらない
男たちの心情が胸に迫る
この手のジャンルが好きなら、見て損はしない


Frères ennemis (2018) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/close_enemies_2018

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