【新型コロナウイルス】映画「コンテイジョン」はどこまでリアルなのか!?

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映画「コンテイジョン」が注目を集めている
2011年に公開された本作
新種のウイルスのパンデミックの恐怖を描いたサスペンス映画だ
これが現在の新型コロナウイルスの騒動を、まるで予言したような作品だというのだ

果たして「コンテイジョン」はどこまでリアルなのか?
海外の記事などを参考にまとめてみた

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作品解説

ある日、香港の出張から帰国した女性が体調不良を訴え、そのまますぐに死亡してしまう
だが、それは始まりに過ぎなかった
香港、ロンドン、東京
世界各国で同じように、次々と人が倒れていった
原因は新種のウィルス
世界保健機関(WHO)をはじめ、疾病対策センターも解決に動き出した
しかし、ウィルスは凄まじい勢いで、世界中に感染者を拡大していき…………

監督は「トラフィック」「オーシャンズ11」の名匠スティーブン・ソダーバーグ
脚本は「インフォーマント!」でもソダーバーグと組んだスコット・Z・バーンズ
2人はパンデミック(世界的大流行)について徹底的にリサーチし、専門家からも話を聞いたという
ソダーバーグ監督は本作で超リアルなパニック映画を目指した

キャストはマリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、グウィネス・パルトローと超豪華
ほとんどがノーギャラで出演したそうだ
アメリカでは2011年9月9日に公開
収益は累計7560万ドル
全世界では1億3650万ドルだった
日本では2011年11月12日に公開されたが、興収は5億円にも満たなかった

初めて「コンテイジョン」を見たのは数年前
ウイルスのリアルな描写
ドキュメンタリーのように淡々とした展開
決して感情的にはならない冷徹な視点
とてもスティーブン・ソダーバーグらしいと感じた

正直言って、最初に見た時は、そんなに印象に残らなかった
派手さがなく、少し退屈だとすら感じた

今回、改めて「コンテイジョン」を見直してみた
初めて見た時とは、まるで別物のように感じた

未知のウイルス
パンデミックの恐怖
都市封鎖
ワクチン製造の困難さ

あまりに今の世界と重なる部分が多く、背筋が寒くなった

手洗いの重要さ
人と距離をとること
安易に家から出ないこと

ニュースで言われてもピンとこなかったことが、とても分かりやすく説得力を持って描写されていた
特に前半は新型コロナウイルスのことを描いた映画かと錯覚するほどだ
またワクチンが作られる過程
それがいかにして人々に配られるか
今後、現実で起きるだろう事柄もリアリティがあった

それでは映画「コンテイジョン」はどこまでリアルだったのか?
ここからはネタバレ全開になるので、ご注意を!!

ウイルスのルーツ

この映画は2日目から幕を開ける
未知のウイルス「MEV-1」
それはどこから来たのか?
その謎はラスト「Day 1」で明かされる

中国の森林でバナナを食べたコウモリ
それが養豚場で排泄をして、豚が食べる
その豚が出荷され、シェフが包丁でさばく
シェフはろくに手を洗わず、客のベス(グウィネス・パルトロー)と握手する
それがパンデミックの始まりだった
ベスは最初にウイルスに感染し死んだ

なぜコウモリと豚が出会ってしまったのか?
それは人間の自然破壊が原因である
森深くに住んでいたコウモリ
だが、住処を人間に奪われた
居場所を失ったコウモリが人里へ
本来なら出会うはずはなかったのである

新型コロナウイルスもコウモリが発生源の可能性があるといわれている
ここでも見事な一致を見せている
METROの記事によると、獣医病理学者のトレーシー・マクナマラ博士はこう語った

「この映画の最後の5分に注目してください。それは絶対に起こります」

ウイルスの原因として、コウモリが悪者にされることが多い
しかし、そのきっかけを作ったのは人間なのだ
動物から人間への感染
自然破壊、人口密度、そして公共交通機関
現代ではウイルスは急速に広がりやすくなっている

マクナマラ博士は映画「コンテイジョン」に専門家として関わった

「これは非常に信頼できる映画です」

手洗いの重要性

映画のラストで豚をさばいたシェフは、手を洗わずにグウィネス・パルトローと握手をする
もし手を洗っていたら、パンデミックは防げたかも知れないのだ

このシーンだけではなく、「コンテイジョン」では手洗いの重要性が何度も強調される
ウイルスに感染していることに無自覚なグウィネス・パルトローは、グラスやドアノブなど様々なものに触れる
それを別の人間が何も知らず手にする
この辺りはまるで恐怖映画のようだった

手を洗うことの重要さ

この映画を見ると、いやでも思い知るだろう

劇中でこんなセリフがある

「人は1日に2000~3000回も顔を触る」

いつウイルスに感染してもおかしくないのだ

マット・デイモン演じるミッチの娘ジョリー
若くて家にこもっていることに耐えられない彼女は、ボーイフレンドに会いに外に出ようとする
それをミッチは必死になって止める

観客はジョリーの危機感のなさにハラハラするだろう
だが、考えてみると現実でも多くの人が、今でも普通に外に出歩いている
それがいかに危険な行為か

手を洗うこと
人と距離をとること
外に出ないこと

「コンテイジョン」を見ると、身に染みて理解できるだろう

R0

1人の感染者がウイルスを何人に感染させるか
それはR0またはR-naught(基本再生産数)と呼ばれている
映画の中の架空のウイルス「MEV-1」のR0は4
新型コロナウイルスのR0は2.2だといわれている
つまり1人のコロナウイルスの患者は、2.2人にウイルスを伝播させる

死亡率

映画の「MEV-1」ウイルスの死亡率は、約25%から30%と説明された
そして新型コロナウイルスの死亡率は、1.8%から3.4%の間といわれている

まだ新型コロナウイルスの方がまし
多くの人は少し安心するのではないだろうか
だが、この記事によると、ピッツバーグの医師ポール・カーソンはこんな記事を発表した

「新型コロナウイルスの方が映画コンテイジョンのウイルスよりも危険」

カーソン博士は語った

「グウィネス・パルトローは映画の最初の10分間で死んだ。このことは悲劇だが、ウイルスの蔓延を止めるのには役立った。新型コロナウイルスは映画より潜伏期間が長い。ほとんどの人が症状を自覚することなく、1週間近く歩き回り、ウイルスをばらまく。こちらの方がたちが悪い。あなたの行動が家族や愛する人を危険にさらすことを忘れないでください」

ワクチン

テスト、臨床試験、製造、流通

「おそらく1年以上かかる」

疾病予防管理センターの科学者アリー・ヘクストールは、劇中でワクチンについてこんな風に語った
しかし、ヘクストールは実験用ワクチンを自分自身に接種することで、プロセスをスピードアップした
おかげで映画では数ヵ月でワクチンの流通にこぎつけている

現実ではどうだろうか?
今、多くの研究所がワクチン開発に取り組んでいる

「運が良くて1年から18ヵ月」

ベイラー医科大学の感染症とワクチン開発の第一人者であるピーターホテス博士は語った
もちろん、もっと早く完成するかも知れない
だが、残念ながら映画と違って、現実にはシナリオがない
先のことは誰にも分からないのだ

まとめ

確かに今の状況を予言しているかのような映画だった
これが9年前の作品とは信じられない
専門家の多くも、正確な描写が多いと感心したようだ
ソダーバーグ監督の情熱には素直に頭が下がる
映画と同じく現実でも、ハッピーエンドで終わって欲しい
「コンテイジョン」はNetflixでも視聴できる
今の世界を生き抜くのに、必見な作品だといえるだろう

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