Netflix映画「リベンジ・スワップ」が9月16日に配信された
カミラ・メンデスとマヤ・ホークが共演の青春復讐コメディ
名門私立高校で女王の座から引きずりおろされたドレアは、地味な転校生エレノアと手を組み、お互いの敵に復讐することを思いつくが…………
ロッテントマトの批評家支持率は85％、観客支持率は84％
Netflixの世界の映画ランキングでも、1位を獲得するなど好調だ
予測不能の展開を見せる本作
あのラストシーンは何を意味しているのか？
海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい
なお映画のネタバレ全開なのでご注意を！！
「リベンジ・スワップ」
名門私立のローズヒル高校で、ドレアは女王として君臨していた
学園のキングと呼ばれる彼氏、セレブな友人たち、全生徒からの憧れの視線
ドレアは全てを手にしていて、完璧だった
ボーイフレンドのマックスが、休みで会えなくなる前に動画を送って欲しいとせがんできた
ドレアは赤裸々な動画をマックスに送った
翌日、登校すると誰もが自分を見てひそひそ話をしていた
ドレアが送った動画はネットで拡散されていた
「誰かにハッキングされたんだ」
そう謝ったマックスを、ドレアは大勢の前で殴った
ドレアは校長室に呼ばれた
校長はドレアがマックスを殴ったことを、暴力事件として問題視していた
このままでは奨学金もイェール大への進学もパーになる
ドレアはもうマックスと問題を起こさないように注意された
夏休み、テニス合宿でドレアは地味な少女エレノアと出会った
彼女はローズヒル高校へ転校してくると言う
すっかり打ち解けあった2人は、それぞれの境遇を語り合った
エレノアは同性愛者で、かつてカリッサという少女を好きになり、告白した
するとカリッサはエレノアに無理やりキスされそうになったと言いふらした
そのカリッサがローズヒル高校にいるという
いまだに彼女のことが許せない
それを聞いたドレアは、素晴らしいアイディアを思いついた
マックスとカリッサ
復讐する相手を交換（スワップ）するのだ
そうすれば誰にもバレない
その話にエレノアも同意した
こうして2人はお互いの復讐相手に接近したのだが…………
ドレアを演じるのは「リバーデイル」のカミラ・メンデス
エレノアを演じるのは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のマヤ・ホーク
監督はNetflix映画「サムワン・グレート ～輝く人に～」のジェニファー・ケイティン・ロビンソン
亀裂
マックスへの復讐が上手くいかずに、ドレアは苛立っていた
さらには念願のイェール大への推薦は断られた
ドレアがマックスを殴った事件が、大学に伝わったのだ
ばらしたのはマックスに違いない
そんなドレアにエレノアは、明日は自分の誕生日だと伝えた
しかし、ドレアは復讐に夢中でそれどころではなかった
翌日、エレノアが家に帰ると、マックスたちが待ち構えていた
サプライズで誕生日パーティーを準備していたのだ
思わず笑顔になるエレノア
SNSでドレアはパーティのことを知り、乗り込んでいった
ドレアはエレノアを外へ連れ出し、厳しい口調で責めた
けれどエレノアからすると、誕生日を祝ってくれたのはマックスたちの方なのだ
どっちが本当の友達なのか
そのことがきっかけで激しい口論となり、2人は決裂してしまう
エレノアの真実
ドレアは誰かが自分の車から、故意にスパークプラグを抜いたことを知った
車に詳しいエレノアを疑ったドレアは、リハビリ施設にいるカリッサに話を聞きに行った
そしてカリッサはドレアに、キャンプでエレノアの噂を流したのは本当は自分だったことを思い出させた
エレノアの人生を台無しにしたのはドレアだったのだ
エレノアのかつての名前はノラ・カトラーで、”デカ鼻のノラ”という酷いあだ名で呼ばれていた
その後、エレノアは改名し、鼻も整形した
復讐を企んだエレノアは、テニス・キャンプで偶然を装いドレアに接近
整形して名前も変えたノラに、ドレアは気づかない
車のスパークプラグを抜いて、エレノアはドレアが自分の車に乗るように仕向けた
復讐するために人を雇おうと提案したのもエレノア
イェール大に暴力事件のことを知らせたのも彼女だった
どうしてドレアは、ここまでまんまとエレノアの策にハマったのか？
それはエレノアが説明している
「ナルシストは自分のことに夢中で、悪意に鈍感よ」
合格パーティ
エレノアは一度は復讐をやめようと思った
一緒にいる内に友情が生まれ、ドレアを傷つけたくないと思ったからだ
しかし、誕生日パーティーでドレアが昔と全く変わっていないと気づかされた
彼女は相変わらずの最低で嫌な女だった
エレノアはドレアに、大学合格パーティに出るように促した
そこで仲間たちが羽目を外しドラッグなどをやる姿をドレアが撮影し、その映像をネットに流す
流出元のIPアドレスはドレアのパソコン
それでドレアも仲間も破滅
断れば母親に薬物所持の濡れ衣を着せると脅され、ドレアはしぶしぶ同意した
パーティ当日、エレノアはドレアにカメラが仕込んであるブローチを、ドレスにつけさせた
これでパーティのありのままが記録される
ところがドレアは仲間たちの前で、エレノアはマックスの妹のギャビーに気があり、さらにはかつての”デカ鼻のノラ”であることを暴露した
エレノアは泣きながら会場を出ていった
ドレアはすぐに後を追い、酷いことをしたと謝った
そしてカメラが入ったブローチを踏み潰した
「過去の罪は取り消せないけど、もう傷つけあいたくない」
本当に楽しいと思えたのは、エレノアと一緒にいた時だけだった
ドレアは心から自分が昔エレノアにしたことを謝罪した
そこへマックスが現れた
マックスは2人の会話を聞いていたのだ
リベンジ
マックスは2人にドレアの赤裸々な動画をばらまいたのは自分だと告白した
ドレアをマックスは入学式から目をつけ、仲間にして引き上げてやった
けれどドレアは自分を利用して、どんどん学園でのし上がっていった
自分に感謝など一切せずに
そこでマックスはドレアへの復讐を考えた
ドレアに愛していると伝えて付き合い、プライベートな動画を撮らせ、学校中に流した
全てはドレアを潰すためだった
マックスが立ち去った後、エレノアが笑い出した
彼女はマックスの独白の一部始終を、隠しカメラで撮っていたのだ
その映像はパーティ会場で、全員が見ている前で上映された
マックスの人望は地に落ち、もう誰も彼の言葉に耳を傾けなかった
ラストシーンの説明
マックスは退学になり、校長はイェール大への推薦に空きが出来たとドレアに伝えた
あなたを推薦してもいいという校長に、ドレアはこう答えた
「もう前の自分には戻りたくない」
ドレアとエレノアはお互いの人生を、ある意味台無しにしてしまったのかも知れない
しかし、復讐計画を通して、2人は傷つけあい、自分自身を知った
そして相手を許すことを知り、強い絆を築いた
本当の友達になれたのだ
「10代の女の子はみんなサイコパス」
2人は過去の過ちを償い、前に進んだ
この物語は少女たちの成長物語だったのだ
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