「プロジェクトX-トラクション」ネタバレ感想 ジャッキー・チェンの最新作がNetflixに登場!!

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ジャッキー・チェンがジョン・シナと共演する最新作が、Netflixで配信!!
ルオ司令官率いる治安部隊は襲撃された製油所から、民間人を脱出させようとするが…………

ジャッキー・チェンとジョン・シナの凸凹コンビが楽しい
アクションとコメディのバランスが絶妙な古き良きジャッキー映画

2018年に完成していたが、様々な事情で公開が延期されていたいわくつきの作品が、なんとNetflixで配信
監督はアメリカ人だし見る前は不安だったが、予想外に面白かった
ジャッキー・チェンとジョン・シナの組み合わせが新鮮
2人のバトルも迫力があり、大興奮した
お互い文句を言いながらも、友情で結ばれていく展開も楽しい
アクションシーンはかなりド派手
ジャッキーの動きの冴えも、いまだに健在で嬉しくなった
確かにCGを多用しすぎで、ストーリーもあってないようなもの
独創性もあまり感じられない、どこかで見たような作品だ
しかし、ジャッキー映画のツボはちゃんと押さえられている
まさかNG集まで用意されてるとは
吹き替え版を引退した石丸博也が演じているのも嬉しい
この映画に小難しいことを言うのは野暮というもの
ジャッキー好きならチェックすべき一作だ

予告編

Hidden Strike Trailer #1 (2023)

作品情報
作品名「プロジェクトX-トラクション」(原題Hidden Strike)
監督:スコット・ウォー
キャスト:ジャッキー・チェン、ジョン・シナ、ピルー・アスベック、アマデウス・セラフィーニ、マー・チュンルイ、ジァン・ウェンリー、シュー・ジア、ゴン・ジュン、ホウ・ミンハオ
上映時間:103分
制作国:中国、アメリカ(2023年)

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ざっくりあらすじ

イラクにある中国所有の製油所が襲撃された。ルオ司令官が率いる治安部隊は、民間従業員を安全地帯へ逃がすため、危険を承知で脱出するが…………

感想(ここからネタバレ)

ジャッキーの新作が劇場公開なしで、Netflixでの配信
今頃になって気付いて、慌てて見た…………

脱出

イラクにある中国所有の製油所が、傭兵たちに襲撃された
元特殊部隊員のルオ司令官が率いる治安部隊が、現地に派遣された
所長のチェンや民間の従業員を、安全地帯まで非難させなければならない
ルオは危険を承知で、最短距離の「死の道」を進むことにした

武装した車両で出発したルオたち
それを傭兵たちが待ち構えていた
その中には元米海兵隊員のクリスがいた
世話している孤児たちがいる村には水が必要だ
そのためには金が要る
クリスは弟のヘンリーに誘われて、傭兵たちに加わった
ターゲットは悪人だと聞かされていた

製油所から脱出するメンバーの中に、ルオの娘メイがいた
彼女は研究者として、製油所で働いていたのだ
だが、メイは母が死んだことで、ルオを恨んでいた
ギクシャクするルオとメイ
そんな時、前方を砂嵐が襲った
ルオたちはそのまま嵐の中を進んでいったが…………

作品解説

クリス役は最初はシルベスター・スタローンの予定だったが、「クリード2」の撮影のため降板
ジョン・シナが代わりを務めた

映画の舞台はイラクとなっているが、撮影されたのは中国
「死の道」は実在するが、実際にあるのはクウェートである

本作は撮影そのものは2018年に終了していたが、新型コロナウィルスの感染拡大や、「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」のプロモーションの時、ジョン・シナが台湾を「国」と呼んだことが中国で反感を呼び、度重なる公開延期を余儀なくされた
最終的にアラブ首長国連邦およびサウジアラビア、ロシア、シンガポールなどでは2023年7月6日に劇場公開
アメリカや他の国々ではNetflixの配信となった

監督は「ネイビーシールズ」や「ニード・フォー・スピード」のスコット・ウォー
次回作は「エクスペンダブルズ」の最新作

ルオ

治安部隊の司令官
今まで国に全てを捧げてきた
そのため妻の死を看取ることができず、娘のメイに恨まれている

演じるのはジャッキー・チェン
その動きの冴えは健在

クリス

元米海兵隊員
イラクの寂れた村で孤児たちの面倒を見ている
村のために、弟のヘンリーに誘われて傭兵団に加わるが…………

演じるのはジョン・シナ
「ワイルド・スピード」シリーズや「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」など活躍が目覚ましい
米プロレス団体WWEのスーパースターでもあり、ジャッキーとの格闘は迫力があった

ジャッキー映画

ジャッキー・チェンのファンである
名作「プロジェクトA」「ポリス・ストーリー/香港国際警察」を始め、好きな作品は数えきれない

目を見張るアクション
ユーモア
独創的なアイディア
天性の明るさ

間違いなくジャッキー・チェンは偉大な映画人の1人である

しかし、ここ最近の作品は正直イマイチだった
香港映画時代に比べて予算も大幅にアップしたが、CGなどが多く使われ、良い意味での手作り感が薄れてしまった
高齢ということもあるだろうが、チームの隊長役などが多くなり、若手にアクションを任せる場面が増えた
そのため最近はジャッキー映画にあまり期待をしなくなった

本作もジャッキーは治安部隊の隊長役で、序盤からシリアスなムード
今回も駄目そうだと感じた
ところがジョン・シナと出会うシーンから、俄然と面白くなる
そこからはジャッキーは単独で行動し、ジョン・シナ演じるクリスと反発しながらも、同じ目的のために協力する
コミカルなシーンも増え、2人の絡みも息が合っていた
その軽さこそ、ジャッキー映画に求めていたもの
深刻な映画はジャッキーには合わないのだ

アクションの中の笑い
機敏な身のこなし
極力、人が死なない展開
最後のNG集

このスコット・ウォーという監督、アメリカ人ながらかなりジャッキー映画のことを分かっていると感じた
確かに序盤の「マッドマックスかよ!?」というビジュアルや、CGの使い過ぎなど気になる点も多い
ロッテントマトの評価が低いのも頷ける(それにしても低すぎだろ、これだから批評家は…………)
しかし、娯楽作品として十分に楽しめる出来栄えとなっている
何よりジャッキー映画のツボがきちんと押さえられているのが気に入った
ジャッキーとジョン・シナの相性もかなり良かった
個人的には最近のジャッキー映画では、一番のお気に入りだ

まとめ

序盤は退屈だったが、徐々に面白くなっていった
ジャッキーとジョン・シナのコンビは良好
2人とも楽しそうに演じていたのが印象的
久しぶりにジャッキー映画を見たという満足感があった

Hidden Strike (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/hidden_strike
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/390750

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