Netflix「ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~」ネタバレ感想 大切なのは信じること!!

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Netflixオリジナルのクリスマス映画
町の天才的な発明家ジェロニカス・ジャングルは、信頼していた弟子に発明品を盗まれてしまい…………

2020年のクリスマス映画No.1候補
最後には皆が笑顔になれるミュージカル
おとぎ話のようなビジュアルが素晴らしい

クリスマスにふさわしいファミリー映画
名優フォレスト・ウィテカーをはじめ、役者も好演
まるでディズニー映画のような作品だが、主要キャラクターが全員黒人というのがNetflixらしい
ファンタジー、家族愛、復活劇
てんこ盛りの内容
カラフルな世界観が魅力的
人形を使った演出もセンスがいい
クリスマス気分を盛り上げてくれること間違いなし
楽しいクリスマス映画を探している人にはおススメ


予告編

不可能なことなんてない!『ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~」(原題Jingle Jangle: A Christmas Journey)
監督:デヴィッド・E・タルバート
キャスト:フォレスト・ウィテカー、キーガン=マイケル・キー、ヒュー・ボネヴィル、アニカ・ノニ・ローズ、フィリシア・ラシャド、マデリン・ミルズ
上映時間:119分
製作国:アメリカ(2020年)

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ざっくりあらすじ

ジェロニカス・ジャングルは町の偉大な発明家。魔法のようなおもちゃを作り出し、人々を楽しませていた。ところが信頼していた見習いのグスタフソンに発明品を盗まれてしまい…………

感想(ここからネタバレ)

さっそく2020年のクリスマス映画No.1候補が登場

失われた魔法

ジェロニカス・ジャングルは天才的な発明家
魔法のようなおもちゃを次々と作り出した
町の人々はこぞって彼の店「ジャカジャ・ジャングル」に押し寄せた

妻と娘のジェシカ
人々の笑顔
ジェロニカスは幸せの絶頂だった

クリスマスが近づいたある日、ジェロニカスはとうとう念願の発明品を完成させた
生きている人形である
その人形、ドン・ファン・ディエゴは自由にしゃべり行動した
この人形を100万体作り、世界中の子供たちに届ける
ついに長年の夢が実現するのだ

それを聞いたドン・ファン・ディエゴは不服だった
特別な自分は世界に1体でいい
ドンはジェロニカスの弟子グスタフソンをそそのかし、自分と発明品のアイディアが綴られたノートを盗ませた
ジェロニカスが気付いた時には、ドンとグスタフソンの姿は消えていた

長い年月が流れた
ジェロニカスは再起しようと頑張ったが、経営は傾いた
そして、妻が死にジェロニカスの心は折れた
彼は娘のジェシカを遠方に預けた
今ではジャカジャ・ジャングルは質店となり、すっかりさびれてしまった
一方、発明ノートを盗んだグスタフソンは大成功し、町の名士となっていた

クリスマスまでに借金を返済するか、天下の大発明をしないと店を差し押さえる
ジェロニカスは銀行からそう最終通告を受けた
しかし、たった数日では不可能だ
ジェロニカスは頭を抱えていた

そんな時、孫娘のジャーニーがジェロニカスを訪ねてきた
母親のジェシカに言われて来たのだという
ジャーニーは明るく好奇心旺盛で、発明好きな少女だった
いきなり訪ねてきた孫娘にジェロニカスは戸惑い、無下に扱うのだが…………

監督

デヴィッド・E・タルバート
黒人監督で代表作はNetflix映画「エル・カミーノ・クリスマス」など

「エル・カミーノ・クリスマス」
ティム・アレン主演
クリスマスの夜に田舎町で起こった立てこもり事件の騒動を描く

「エル・カミーノ・クリスマス」はつまらない映画ではないが、そこまで才気は感じられなかった
そのため「ジングル・ジャングル ~魔法のクリスマスギフト~」を見て驚いた
とても同じ監督が撮ったとは思えない

何より凄いのがこの「ジングル・ジャングル」が、デヴィッド・E・タルバート監督のオリジナル作品であること
よく出来たストーリーなので、原作があるものと思い込んでいた
どうやらこの監督を過小評価していたようだ

ジェロニカス・ジャングル

魔法のようなおもちゃを作り出す天才発明家
愛する妻と娘がいて幸せの絶頂だった
ところが弟子のグスタフソンに発明品を盗まれ、全てが変わった
妻は死に、娘は遠くで暮らしている
すっかり気力を失ったジェロニカスは、孤独に細々と日々を生きていた
この映画はジェロニカスの再起の物語でもある

演じるのはアカデミー賞俳優のフォレスト・ウィテカー
「バード」、「ラストキング・オブ・スコットランド」など、出演作は数えきれない
本作でもさすがの貫禄
見事な歌声も披露している

ジャーニー

ジェロニカスの孫でジェシカの娘
発明家としての才能を受け継いでいる
明るく前向き
会ったこともない祖父のジェロニカスに憧れている

すっかり落ちぶれたジェロニカス
そこへジャーニーが訪れることで、物語が活気づく
演じるのはマデリン・ミルズ
とても魅力的だった

おとぎ話

本作は祖母が2人の孫に、ジェロニカス・ジャングルの物語を語るところから始まる
時々、孫からツッコミが入るのが面白い
このスタイルは名作ファンタジー「プリンセス・ブライド・ストーリー」を彷彿とさせる

「プリンセス・ブライド・ストーリー」
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督の傑作
おとぎ話のような正統派のファンタジーが楽しめる
ちなみに孫に物語を語って聞かせるおじいさんの役はピーター・フォーク

またところどころ人形劇で物語を進行させる演出も斬新
ビジュアルもカラフル
こういった部分もおとぎ話としての印象を強くしている

家族愛

本作の重要なテーマの一つが家族愛
天才的な発明家だったジェロニカス
しかし、妻を亡くし心が折れてしまった
娘のジェシカを遠方にやり、ジェロニカスは孤独に日々を送っていた

そんな時に訪れた孫娘のジャーニー
最初は邪険にしていたジェロニカスだが、徐々にジャーニーの明るさに感化されていく
ジェロニカスにとって、もっとも必要なのは家族だったのだ
そして最後に描かれる娘ジェシカとの再会
2人の長年のわだかまりが溶けていく様が、非常に感動的だった

大団円

元弟子のグスタフソンとの確執
立ち退きの危機
天下の発明品は間に合うのか

様々な問題が一気に解決する怒涛のクライマックス
清々しいほどの大団円だった
最後は誰もが笑顔になれるだろう
これぞクリスマス映画!!

まとめ

ちょっと詰め込みすぎな感はあるが、なかなかの良作
ミュージカルパートも楽しかった
「クリスマス・クロニクル PART2」など、まだまだクリスマス映画が控えているNetflix
本作を超える作品が、果たして登場するのか注目


Jingle Jangle: A Christmas Journey (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/jingle_jangle_a_christmas_journey
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/374483

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