Netflix「ザ・ラスト・マーセナリー」ネタバレ感想 最強の男、ヴァン・ダムが帰ってきた!!

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Netflixオリジナルのアクション・コメディ
ザ・ミストと恐れられる凄腕の傭兵リシャールは、捕まった息子を救うために帰国するが…………

60歳になったジャン=クロード・ヴァン・ダムのいまだ現役の姿に涙
アクションとユーモアのバランスが絶妙で、最高に面白かった

かつて伝説のエージェントで、今は世界一の傭兵といわれるリシャール
その最強の男が息子に自分が父親だとは言いだせず、オロオロする姿が面白い
父親とは正反対の頼りない息子や、間抜けな政府職員など脇のキャラクターも個性的
映画「スカーフェイス」好きの悪役にも笑った
コメディといってもアクションも本格的
街中でのカーチェイスや銃撃戦
もちろん格闘アクションも満載
サービス精神満点の一作である
何よりヴァン・ダムの元気な姿が見られて、本当に嬉しかった
かつてジャン=クロード・ヴァン・ダムが好きだった人なら、絶対に見逃せない作品だ


予告編

『ザ・ラスト・マーセナリー』オフィシャル予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ザ・ラスト・マーセナリー」(原題THE LAST MERCENARY)
監督:ダヴィド・シャロン
キャスト:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、サミール・デカザ、アルバン・イヴァノフ、エリック・ジュドール、パトリック・ティムシット、ミュウ=ミュウ
上映時間:112分
製作国:フランス(2021年)

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ざっくりあらすじ

かつて伝説のエージェントで、今は凄腕の傭兵であるリシャール。彼の息子アーチーが政府に拘束された。リシャールはアーチーを救うために帰国したが、最大の問題は息子が自分が父親だと知らないことだった…………

感想(ここからネタバレ)

ヴァン・ダムがいまだにアクションスターとして健在なのに驚いた…………

帰国

かつてフランスの伝説のエージェントだったリシャール
しかし25年前、リシャールは政府に裏切られた
リシャールは国の極秘の情報を握っている
それを暴露されないために、政府はリシャールの生まれたばかりの息子アーチーに、全ての法的免責と毎月の支給金を約束した

そして現在、外務省の職員であるラザールは、毎月謎の支出があることに気が付いた
不正は絶対に許されない
ラザールはアーチーの法的免責と毎月の支給金を打ち切った

アーチーは真面目だが気弱な青年で、25歳にもなって仕事もしていなかった
今月の支給金を受け取ろうとしたが、カードが使えない
アパートに帰って養父のフェルナンドにそのことを伝えると、彼は顔色を変えた
免責が打ち切られたのだ
気が付くとアパートは警察に囲まれていた
アーチーは捕まり、フェルナンドは心臓発作で亡くなった

リシャールは海外で「ザ・ミスト」と呼ばれる伝説の傭兵になっていた
そんなリシャールにフェルナンドから、息子のアーチーが捕まったというメッセージが届いた
リシャールは急いでフランスに帰国した
警察からアーチーを奪還する
難しいミッションだ
しかし、リシャールにとってそれ以上に問題なのは、何も知らない息子に自分が父親だと、どう自己紹介するかだった…………

リシャール

かつてフランスの伝説のエージェントだった
今では「ザ・ミスト」と恐れられる凄腕の傭兵
銃を使わないことが信条
不可能と思われるミッションを、次々とクリアしてきた
だが、そんな最強の男も、父親としてはずぶの素人で…………

演じるのはご存じジャン=クロード・ヴァン・ダム
そのアクションのキレは健在だった

アーチー

リシャールの息子だが、そのことを知らない
25歳になっても働かず、ダラダラと学生をやっている
育ててくれたフェルナンドを、父親のように慕っている
最初はリシャールが何者か分からなかったが…………

演じるのはサミール・デカザ

ジャン=クロード・ヴァン・ダム

ベルギー出身
主に90年代に活躍したアクションスター

ジャッキー・チェン、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー
当時、多くのアクションスターがいた
その中ではジャン=クロード・ヴァン・ダムはちょっと格下のイメージ

スター性ではスタローンやシュワルツェネッガーの方が上
アクションではジャッキーにはまるで及ばない

チャック・ノリスドルフ・ラングレンと同じくB級スターという印象だった
ちなみに本作の中でヴァン・ダムが「彼は本物の男だ」という映画のポスターは「ブラッド・スポーツ」
ヴァン・ダムの初主演作である(日本未公開)

ジャン=クロード・ヴァン・ダムで一番好きな作品はこれ

「ハード・ターゲット」

“香港ノワール”の巨匠ジョン・ウー監督の記念すべきハリウッド進出第一作
見ないわけにはいかない
ヴァン・ダム作品では頭一つ抜けた出来栄え

ドルフ・ラングレンと共演した「ユニバーサル・ソルジャー」も印象的だった(出来はいまいちだったけど)

というわけで、それほど思い入れのなかったはずのジャン=クロード・ヴァン・ダム
だが、本作で60歳になっても回し蹴りをするヴァン・ダムを見て、感動した
まるで90年代にトリップしたかのよう
一時期、低迷していたが、やはりヴァン・ダムは本物のスターなのだと実感した

アクション

本作はアクションの見せ場が満載
冒頭の銃を持った相手を素手で倒してしまうヴァン・ダム
格好よすぎる

格闘シーンが多いことにも驚いた
何しろヴァン・ダムはすでに60歳
実際、顔はだいぶ老けている
それなのに身体のキレは健在
回し蹴りまで見せてくれるとは

銃を持った相手に、身近にあるものを利用して戦うシーンが多く、アイディア豊富で楽しかった
また街中でのカーチェイスもかなりの迫力
良質なアクション映画となっている

コメディ

かつて伝説のエージェントで、今ではザ・ミストと呼ばれる世界一の傭兵
でも息子の前では、自分が父親だと言いだせない

いっそ手紙で伝えた方がいいんだろうか?

そんな真剣に悩む姿に爆笑した

コメディとして描いたことが、本作の最大の成功の要因だろう
同じくフランスのアクション・コメディ「TAXi」などが好きな人には、たまらない作品となっている
他にも思いだしたのはこの作品

「トゥルーライズ」

あのジェームズ・キャメロン監督でアーノルド・シュワルツェネッガー主演
凄腕のエージェントが妻の浮気を疑い、仕事に集中できず…………
最強の男が家族に振り回される姿が共通している

キャラクターでは外務省職員のラザールが、笑いの見せ場が多く、非常に美味しかった
そして一番笑ったのが悪役のシミョン
某国の王子という設定なのだが、何故か映画「スカーフェイス」の大ファン
トニー・モンタナへのなりきりっぷりが凄い
機関銃を撃ちまくるシーンには爆笑した

まとめ

久々に見たジャン=クロード・ヴァン・ダムの雄姿に涙
アクションとユーモアのバランスが絶妙
サービス満点の娯楽作品になっている
本作は90年代アクション映画ファンへのラブレターと言っていいだろう

The Last Mercenary (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_last_mercenary
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/377667

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