Netflixの「マリブ・レスキューチーム」シリーズ
その映画第2弾である
落ちこぼれのヒラメチームが、国際ビーチマスター大会の米国代表となってしまい…………
ティーン向けの作品
内容はかなりくだらない
そのふざけたストーリーに、真面目な人はかなり面食らうはずだ
シリーズのファンでなければ、見る必要はないだろう
逆に言うとファンなら十分に見る価値あり
安っぽい物語
くだらないギャグ
相変わらずのヒラメチーム
ある意味、安定感がある
お馴染みのメンバーの新たな活躍が見られて、思ったより楽しめた
またメンバーの恋愛関係の進展も見もの
上映時間も1時間10分と手ごろ
基本的に無視していい映画だが、気軽に楽しめるという点ではアリだろう
予告編
作品情報
作品名「マリブ・レスキューチーム ネクストウェーブ」(原題Malibu Rescue: The Next Wave)
監督:サヴェージ・スティーヴ・ホランド
キャスト:リカルド・ウルクド、ブレアナ・イーデイー、ジャッキー・R・ジェイコブソン、アビー・ドネリー、アルコヤ・ブランソン
上映時間:70分
製作国:アメリカ(2020年)
ざっくりあらすじ
またマリブに夏がやってきた。落ちこぼれのヒラメチームはひょんなことから、国際ビーチマスター大会に米国代表として出場することになり…………
「マリブ・レスキューチーム」シリーズとは?
「マリブ・レスキューチーム」映画第1弾は2019年5月13日に、Netflixで配信された
明日から夏休みという学校の終業日に、タイラーは問題を起こしてしまう
タイラーの母親は再婚したばかり
新しい父親のロジャーは怒って、タイラーをジュニア・ライフガードのトレーニング・プログラムに放り込む
海で毎日、遊べる
そんなバカンス気分で参加したタイラーは、すぐに現実を思い知る
過酷なトレーニングの連続
地元のエリートたちからは、馬鹿にされっぱなし
タイラーの心は挫けそうだった
しかし、同じく落ちこぼれのヒラメチームの仲間と頑張るうちに、チームは固い絆で結ばれていく
そして、いよいよライブガードの合格テストの日が近づいて…………
その後、全8話の「マリブ・レスキューチーム: ザ・シリーズ」が配信
正式なジュニア・レスキューとなったタイラーたちヒラメチームの活躍が描かれた
感想(ここからネタバレ)
まさか映画第2弾が製作されるとは
このシリーズ、意外と評判いいのか?
2年目の夏
マリブに再び夏がやってきた
タイラー、エリック、リジー、ジーナ
そして女性キャプテンのディラン
ヒラメチームの面々は、この日が来るのを待ち望んでいた
いよいよジュニア・レスキューとしての2年目の夏が始まるのだ
今年は特別な夏だった
このマリブで国際ビーチマスター大会が開催される
世界各国の代表が集結するのだ
タイラーたちの期待は膨らんでいた
だが、ヒラメチームが任されたのは裏方の仕事だった
米国代表は因縁の敵ブロディが率いる地元のエリートチーム
彼らは4年連続で優勝している
今年、優勝すれば史上初の5連覇となる
いつものようにブロディに馬鹿にされたタイラーは、ちょっとしたイタズラを思いつく
腐っていて廃棄するはずだったコールスローサラダ
それをブロディの皿に盛ったのだ
吐き出すのを見て、大笑いするつもりだった
ところがブロディは美味い美味いと、夢中で食べ始めた
ブロディの仲間もそれを見て、タイラーが止めるのも聞かず、サラダに手を出した
お腹を壊したブロディたち米国代表メンバーは、救急車で運ばれた
大会は4日後
このままでは棄権するしかない
イチかバチかブロディたちに代わって、タイラーたちヒラメチームが米国代表として出場することになるが…………
タイラー
1年ぶりにジュニア・レスキューとして戻ってきたタイラー
様々な経験を積んだとはいえ、ヤンチャなのは相変わらず
ちょっとしたイタズラのつもりが、とんでもない事態を招いてしまい…………
演じるのはリカルド・ウルクド
1年たってもあまり成長してなかったのが残念
特に今回のやらかしは酷すぎた
とはいえオーストラリアチームを救うために、バスからトレーラーに飛び移るシーンでは、男を見せた
ヒラメチーム
キャプテンだが自分に自信のないディラン
男勝りのジーナ
救命オタクのリジー
お調子者のエリック
「マリブ・レスキューチーム: ザ・シリーズ」の最終回で大活躍したヒラメチームだが、相変わらずの落ちこぼれ扱い
それがひょんなことから、国際ビーチマスター大会の米国代表に
準備する時間は4日しかない
ジーナが鬼コーチとなり、スパルタ特訓を開始するが…………
国際ビーチマスター大会
世界各国のジュニア・レスキューの代表が優勝を目指す
映画らしく、なかなか盛り上がる展開
しかも米国チームは絶対に勝たなくてはならない事情があった
今年のジュニア・レスキューのプログラムの参加者が、例年より少ないのだ
このままではジュニア・レスキューが廃止となってしまう
このように設定自体は盛り上がるのだが、ろくに練習していないヒラメチームが善戦する展開は、かなり無理があった
まさにご都合主義である
またライバルのオーストラリアチームを性格悪く描きすぎ
この辺りはティーン向けとはいえ、非常に安易に感じた
ラブコメ
本作はかなりラブコメ度が増している
前シリーズから付き合うようになったエリックとリジー
ところがエリックが頼れるところを見せようとするあまり、逆にリジーを不機嫌にしてしまう
2人の仲はギクシャクするが…………
そしてもう一組はタイラーとディラン
面白かったのは年上でキャプテンのディランの方が、タイラーのことを意識しまくりなこと
タイラーの言動にいちいち過剰反応する姿が可笑しかった
この辺りのラブコメが、本作の一番の見どころだったかも知れない
まとめ
安っぽいテレビムービー
しかし、シリーズのファンで、キャラクターに愛着があるなら楽しめる
個人的にはキャラクターの掛け合いが相変わらず面白かった
物語はツッコミどころ満載
決して褒められた出来ではないが、肩ひじ張らずに楽しめるという点では悪くない
そして、果たしてシーズン2は作られるのか?
その点も気になる
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/malibu_rescue_the_next_wave
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