フィリピンのアクション映画
役者
撮影
編集
普通にクォリティが高い
スタイリッシュなアクション映画となっている
主演のクリスティーン・レイエスが美人でプロポーションがいい
それであれだけのアクションを見せるのだから凄い
敵の幹部も個性的でいい味を出していた
革新的なものはない
よくあるタイプの復讐ものである
しかし、この手のジャンルが好きな人は、おおむね満足できるだろう
ただバイオレンスシーンもあるので苦手な人は注意
予告編
作品情報
作品名「マリア」(原題Maria)
監督:ぺドリング・ロペス
キャスト:クリスティーン・レイエス、ジャーメイン・デ・レオン、KC・モンテロ、ロニー・ラザロ
上映時間89分
製作国:フィリピン(2019年)
ざっくりあらすじ
夫と娘と幸せに暮らすマリア。しかし、彼女はかつて凄腕の殺し屋だった………………
感想(ここからネタバレ)
かなりスタイリッシュなアクション映画である
映像も綺麗
忍び寄る過去
リリーはかつて凄腕の殺し屋だった
だが、殺しに嫌気がさしたリリーは組織を裏切り、死を偽装して姿を消した
7年後、リリーはマリアと名前を変えていた
優しい夫と可愛い娘
マリアは平穏な日々を送っていた
ある日、家族で外出している時、偶然かつて相棒で恋人だったケイレブに目撃される
ケイレブは組織の幹部となっていた
自分を裏切ったリリーを絶対に許さない
ケイレブは部下たちを率いて、マリアの家を襲った
「家族には手を出さないで!!」
マリアの叫びもむなしく、夫と娘は殺された
逆上したマリアは凄まじい戦闘能力で、ケイレブの部下たちを殺していった
ケイレブは逃走した
夫と娘の死体を前に絶望するマリア
全てを失った
絶対にケイレブを許さない
マリアは固く復讐を誓った………………
登場人物
マリア
以前はリリーという名前で、凄腕の殺し屋だった
夫と娘と幸せに暮らしていたが………………
演じるのはクリスティーン・レイエス
ケイレブ
マリアの元恋人
今では組織の幹部にのし上がっている
直情的な性格
グレッグ
引退した殺し屋
かつてマリアを一流の殺し屋に育てた
彼女のことを娘のように思っている
類似作品
「MARIA マリア」に似ている作品はこちら
「ジョン・ウィック」
引退した凄腕の殺し屋が、復讐のために再び武器を取る
と言っても、こちらは犬の復讐だけど
組織の誓約など「MARIA マリア」では、この作品の影響を強く感じる
平穏な日々
死を偽装し組織を抜け、別人として新しい人生を始めたマリア
優しい夫
可愛い娘
平和で穏やかな日々
だが、観客はこの平穏な生活が長くは続かないことを知っている
マリアが幸せであればあるほど、悲劇の予感が強くなる
そして、ついにその時は訪れれる
組織
ファミリーのボスはリカルドという男
見た目は知的で穏やかだが、裏切り者には容赦ない冷酷な男だ
そして、組織の2人の幹部、ケイレブとビクター
血気盛んなケイレブ
落ち着いて貫禄があるビクター
2人は犬猿の仲だ
悪役のキャラがそれぞれ立っていて面白かった
組織内での勢力争いも見どころの一つ
クリスティーン・レイエス
知らない女優だったが、フィリピンを代表する有名女優らしい
数多くのドラマや映画に出演している
見事なアクションを披露するので、アクション俳優かと思っていた
彼女は本当に美しくて華がある
文句なしの美人だ
今までのアクション映画のヒロインに負けない魅力があった
キャラクター
本作ではそれぞれのキャラクターが立っている
そのことでドラマが面白くなっている
特に気に入ったのは、かつてのマリアの師グレッグ
マリアを殺し屋として育て、娘のように大事に思っている
とても人間味のあるキャラクターである
クライマックスでマリアの手助けをして、元殺し屋としての本領を発揮するシーンは、文句なしに格好よかった
女同士の戦い
「MARIA マリア」ではアクションの見せ場が満載である
その一つが女同士の戦い
ケイレブの元相棒だったマリア
今の相棒である女殺し屋
女のプライドがぶつかり合う見ごたえのあるシーンだった
クライマックス
敵役であるケイレブ
元恋人のマリアへの歪んだ感情
とても魅力的な悪役だった
見事にケイレブを殺し、復讐を果たしたマリア
組織はマリアの抹殺を命ずる
続編を匂わせる終わり方である
まとめ
コンパクトに面白く作られている良作
こういうジャンルが好きな人は楽しめるだろう
何より主演のクリスティーン・レイエスは美しい
続編が作られたら、ぜひNetflixでの配信をお願いしたい
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