Netflixオリジナル映画
ポーランド製のホラーである
森のキャンプに送られた少年少女たちは、邪悪な何かに遭遇する…………
正直言って時間の無駄
無理に見る必要はないだろう
グロいシーンが満載
食欲を亡くすこと間違いなし
ストーリーは定番
邪悪な大男のビジュアルが不快で、生理的に駄目だった
映像もチープ
ヒロインは魅力的だった
大半の人は受け付けないだろう
ただ「13日の金曜日」などのスラッシャー映画が大好きな人は、楽しめるかも知れない
予告編
作品情報
作品名「誰も眠らない森」（原題Nobody Sleeps in the Woods Tonight）
監督：バルトシュ・M・コワルスキー
キャスト：ジュリア・ヴィエニアヴァ・ナルキェヴィッチ、ミハウ・ルパ、ヴィクトリア・ゴンシェフスカ、スタニスワフ・ツィヴカ、セバスティアン・デラ ガブリエ
上映時間：103分
製作国：ポーランド（2020年）
ざっくりあらすじ
少年少女が送られたのはネット禁止のキャンプ。しかし、その森には邪悪な何かがいた…………
感想（ここからネタバレ）
ポーランドのホラー映画
かなりエグイ
キャンプ
スマホやPC、SNS、動画配信
ネット依存の少年少女たち
そんなグループが森に送られてきた
オフラインキャンプ”アドレナリン”
彼らはスマホや電子機器を取り上げられた
ネットのない環境で1週間過ごすことになる
ゾーシャ、ユレク、ダニエル、バルテク、アニエラ
同じグループになった5人
リーダーのイザに連れられて、彼らは森へ出発した
道中で大きなシカの死骸を見つけた
何者かに食い殺されたようだ
「肉食動物にやられたようね。大きな音を立てていれば大丈夫」
イザはそう言うが、5人は不安だった
森の中でテントを張った
ここで夜を明かすことになる
夜中、ダニエルは1人、テントを抜け出した
ダニエルは湖のほとりで、スマホを取り出した
実は一つ隠し持っていたのだ
そんなダニエルに接近する巨大な影があった
翌朝、ダニエルがいないと、皆が騒ぎ始めた
イザたちは湖の方へ探しに来た
するとゾーシャが、木に血が飛び散っているのを発見して…………
ティーンエイジャー
精悍で他人を寄せ付けない雰囲気のゾーシャ
映画やゲームが好きなオタクのユレク
見栄っ張りのダニエル
毒舌のバルテク
男遊びに夢中のアニエラ
ネット依存を断ち切るため、強制的にキャンプ送りになった5人
一緒に過ごす内に、次第に絆が芽生えていく
しかし、それは恐ろしい惨劇の幕開けに過ぎなかった…………
怪物
森の奥の一軒家
そこに隠れ住んでいる邪悪な双子
母親が死んだことで、彼らは解き放たれた
獲物を探して、双子は森をさまようようになる
本作のモンスターであり、殺人鬼
ジェイソンやマイケルなど歴代の悪役に比べると、魅力に乏しかった
スラッシャー映画
「悪魔のいけにえ」、「13日の金曜日」、「ハロウィン」、「スクリーム」
ホラー映画
その中でも殺人鬼が刃物などで次々と人を殺す作品を、スラッシャー映画と呼ぶ
本作はポーランド初のスラッシャー映画である
監督が大好きなB級映画
それらへのラブレターのような作品になっている
かなり低予算だったらしいが、楽しんで撮っているのが伺える
自分も「悪魔のいけにえ」や「ハロウィン」は大好き
ただ内臓が飛び出るような、グロい作品は苦手
そういう理由で、この「誰も眠らない森」は合わなかった
直接的な描写が多すぎるのだ
面白い要素もあっただけに、そこが残念
そういうのに抵抗のない人は、楽しめるかも知れない
作品の評価
森のキャンプで若者たちが襲われる
定番すぎて、逆に安心感があった
80年代映画のファンは懐かしいだろう
ヒロインのゾーシャは魅力的
最後までモンスターと対決するファイナル・ガールを見事に務めている
ストーリーは見るべきところなし
全く面白くない
途中で出てきた司祭も、出す意味があったのか疑問
恐怖演出はなかなか面白かった
しかし、グロいシーンがやたら多いのにはうんざり
ポーランドで初めてスラッシャー映画を撮ったというのは、大きな意味がある
その点では興味深い
ただ出来栄えはいまいち
特に殺人鬼に魅力を感じなかった
次作に期待というところか
とにかく見る人を選ぶ作品である
苦手な人は最後まで耐えられないだろう
本当にこのジャンルが好きな人以外は、スルーするのが吉
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/nobody_sleeps_in_the_woods_tonight
ブログTOPへ