「マンハント」感想 ジョン・ウーがアクション映画にカムバック!!

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なんか「マンハント」のレビューを色々と読んだら批判的なものが多くてびっくりしたんだけど!
あのジョン・ウー監督が日本で撮ってくれたのに、何が不満なのーっ!?
こうなったら俺だけでも「マンハント」をヨイショしてやるぜ!!(もはや映画レビューでもなんでもないな

『マンハント』予告編

作品情報
作品名「マンハント」(原題追捕 MANHUNT)
監督:ジョン・ウー
キャスト:チャン・ハンユー
福山雅治
チー・ウェイ
國村隼
竹中直人
倉田保昭
桜庭ななみ
上映時間:110分
製作費:$30,000,000 (imdb推定)
製作国:中国(2017年)

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ざっくりあらすじ

製薬会社の顧問弁護士ドゥ・チウがある日目覚めると、ベッドには女性の死体が
何者かの罠だと気づき逃亡をはかるドゥ・チウ
だが大阪府警の敏腕刑事矢村がその後を追っていた

感想(ここからネタバレ)

あのジョン・ウーが日本ロケを敢行!!
しかも久々の銃撃戦満載のアクション
ファンには感涙もの
役者の日本語がおかしい!?
桜庭ななみの演技が下手!?
そんなのどうでもよくない!?(よくないだろ
日本を舞台にしたジョン・ウーのアクション映画が見れるんだから、それ以上何を望むというのか!!

キャスト

罠にはめられた弁護士ドゥ・チウを演じるのは「戦場のレクイエム」のチャン・ハンユー
うん、よく知らない(オイ

大阪府警の敏腕刑事矢村に福山雅治
「三度目の殺人」や「SCOOP!」など映画での活躍も多い

福山雅治にアクションが出来るのか懸念していたが、なかなかの奮闘ぶり
けっこうジョン・ウーワールドにはまっていたと思う

製薬会社の社長に國村隼
映画やドラマなど様々な作品に引っ張りだこ
最近では「哭声/コクソン」が話題に

福山雅治の上司に竹中直人
暴走しがちな矢村を陰で支える

逃亡中のドゥ・チウが世話になる坂口に倉田保昭
出たーっ!!「闘え!ドラゴン」(古い

ジョン・ウー

ジョン・ウーのガンアクションが帰ってきた!!
確かに「レッドクリフ」みたいな剣戟も悪くない
でもジョン・ウーといえば二丁拳銃、二丁拳銃といえばジョン・ウー!!
硝煙の世界こそやはり監督には相応しい

ジョン・ウー監督の作品で僕が一番好きなのはやはりこれ!!
「男たちの挽歌 II」

何度見ても最高すぎる
前作で死んだチョウ・ユンファをどうするのかと思ったら、まさか双子の弟がいたとは
さすがジョン・ウー、天才だぜ!!(オイ
情念が銃弾となって飛び交う怒涛のクライマックスはもはや伝説
まさに英雄たちのレクイエム!!

ハリウッドに進出してからの代表作は個人的にはこの「フェイス/オフ」

ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジの共演に興奮
ジョン・ウーの持ち味もかなり出ていた

久々のアクション映画

冒頭、なぜか演歌がかかり、ただ歩いているチャン・ハンユーがなぜかスローモーション
ああ、ジョン・ウー映画だなとしみじみ感じる
そして小料理屋でいきなり始まる激しい銃撃
もっとおとなしい映画を予想していたら、初っ端から飛ばすやんけ!!(なぜ関西弁!?
ジョン・ウーがガンアクションにカムバックした!!
こんなに嬉しいことはない………………

日本ロケ

この作品でもっとも素晴らしいのは、日本でロケしながら本格的なアクションに挑んでいること
特に中盤での堂島川でのジェットスキーを使ったチェイスは見事
日本を舞台にしてもこれだけ大掛かりなアクションが出来る
「マンハント」はそれを証明してくれた
日本映画も負けずに面白いアクション映画を作ってほしい

共闘

この「マンハント」でもっとも盛り上がるのは、逃亡者ドゥ・チウと刑事矢村が初めて共闘する場面
手錠で繋がれた二人が襲ってくる刺客たちを次々と撃退する
ジョン・ウー十八番の流れるようなアクションと激しい銃撃戦
敵同士だった二人がやむを得ず協力するうちに芽生えてくる信頼
そう「マンハント」でもやはり描かれるのは男たちの絆である
ちなみにここで片手しか使えない二人が変則的な二丁拳銃を見せてくれる
そして「男たちの挽歌 II」でもあった日本刀のアクションを、今度は福山雅治が披露
ジョン・ウーファンにはたまらないシーンの連続である

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まとめ

最後に事件の真相などいろいろな事実が明らかになる
その辺は正直どうでもいい(いいのかよ
女殺し屋が何故いきなりドゥ・チウに惚れたのかとか、パーティの変なダンスは何だったのかとか、ジョン・ウーの娘さん逞しすぎとか色々とツッコミどころはあるが些末なことである
ジョン・ウーがアクション映画に帰ってきてくれた
それ以上何をこの映画に求めるというのか!!
ジョン・ウー監督もいい歳だし、もうおとなしい映画しか撮らないのかなと懸念していたが、相変わらずやんちゃなことが分かって嬉しい限りである
いつまでもジョン・ウー節を貫いてほしい


Manhunt (2017) on IMDb

allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=362548

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