Netflix「ラトルスネーク」感想 魂には魂を!! 息詰まるホラー!!

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Netflixオリジナルのホラー映画
面白い!!
刻々と迫るタイムリミット
愛する娘を救うことが出来るのか!?
余計なもののないシンプルなストーリーが好感が持てる
最後まで続く緊張感
自分ならどうする、と誰もが考えてしまうだろう
呪いのアイディアも秀逸
1時間25分でサクッと見れるのもいい
ホラーやスリラーが好きな人にはおススメ
きっと主人公に感情移入するはずだ


予告編

作品情報
作品名「ラトルスネーク」(原題Rattlesnake)
監督:ザック・ヒルディッチ
キャスト:カーメン・イジョゴ、テオ・ロッシ、エマ・グリーンウェル、アポロニア・ブラット
上映時間:85分
製作国:アメリカ(2019年)

ざっくりあらすじ

シングルマザーのカトリナは娘のクララを連れて、車で実家を目指していた。途中で車がパンクし、立ち往生していたところ、クララがガラガラヘビに噛まれてしまう………………

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感想(ここからネタバレ)

「ラトルスネーク(ガラガラヘビ)」というタイトルのわりには、ヘビ要素はあまりなし
ヘビ好きは注意!?

呪い

シングルマザーのカトリナは娘のクララを連れて、車で実家へ向かっていた
テキサス州に入り、周囲は見渡す限り砂漠だった
ところが途中で、車がパンクしてしまう
道端で動かなくなった車
周囲には何もない
カトリナは仕方なくタイヤ交換を試みたが、慣れない作業でなかなかはかどらなかった

砂漠をうろうろしていたクララが悲鳴を上げた
尋常な様子ではない
駆け付けると泣き叫ぶクララのそばに、ガラガラヘビがいた
足を噛まれたのだ

カトリナはクララを抱き上げて、パニックになっていた
車は動かない
周囲には何もない
娘は青ざめた顔でぐったりしている

ふと周囲を見渡すと、古ぼけたキャンピングカーがあった
誰かが住んでいるようだ
慌てて駆け込むカトリナ

「娘を助けてください!!」

奥からひっそりと生気のない黒い髪の女が出てきた

「毒蛇の治療は得意だ。あんたはついてるよ」

言われるまま娘を女に任せて、カトリナは車に戻りタイヤを交換した
戻って見ると女の姿はなく、クララだけがベッドに残されていた
見ると顔色が正常に戻っている
足を見てみると、ヘビに噛まれた傷がなくなっていた
カトリナは戸惑いながらも、クララを近くの町の病院に連れていった

医師が言うには、クララは多少の脱水症状があるだけで、特に異常はない
もちろん毒蛇に噛まれた痕跡もない
カトリナは状況が理解できなかったが、娘の無事に胸をなでおろした

クララはしばらく病院で休ませることになった
すると病室にスーツ姿の黒人の男が訪ねてきた

「あんたの娘は助かった。この代金は高くつく。魂には魂だ」
「あなたは誰なの!? 出て行って!!」
「できなければ娘の魂をもらう」

急にクララの容体が悪化した
顔はどす黒く染まり、足には毒蛇に噛まれた痕がはっきり現れている

「期限は日没までだ」

気づくと男の姿は消えていた
クララも穏やかに寝息を立てている
カトリナは男の言葉が真実で、娘の代わりに誰かの命を捧げないといけないことを悟る
残された時間はあと7時間………………

監督

ザック・ヒルディッチはオーストラリア出身の監督で、本作では脚本も手がけている
Netflixではスティーヴン・キング原作のホラー「1922」を手掛けている


「1922」
大きな過ちを犯したために、地獄に突き落とされる男の姿が描かれる
凄惨なホラー
確かな演出力で、見ごたえはあるがかなり気が滅入る作品

監督自らが手掛けた「ラトルスネーク」の脚本は、シンプルだが秀逸
冒頭で友達と喧嘩した娘に「人を傷つけては駄目」と諭すシーンがある
その数時間後、主人公は娘を救うために、人を殺さなければならなくなる
何とも皮肉な展開だ

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ホラー

ホラーではないが、この作品を見て思い出したのは、スティーブン・スピルバーグ監督の名作「激突!」

余計なものを削いだシンプルなストーリーで、最大限にサスペンスを高める
この2作には相通じるものを感じた

魂は魂で償う
この「ラトルスネーク」の呪いのシステムは単純明快だ
娘の命を救った代わりに、他の命を捧げよ

悪霊だったのか、魔女だったのか
この得体の知れない邪悪の正体はハッキリしていない
しかし、よく考えると、彼らは別に悪いことをしたわけではない
彼らがクララに毒蛇をけしかけたわけではないのだ
助けた代わりに代金をよこせ
正当な要求をしているだけなのである
その辺りも面白い

誰を殺すか?

娘を助けるために、7時間以内に誰かを殺さなければならなくなったカトリナ
恐ろしいことだが、カトリナと一緒になって考えてしまった
自分なら誰を殺すか?
迷っている時間はないのだ

病院で危篤状態の老人
最初にカトリナが選んだのは彼だった
当然な選択だろう
自分がやらなくても、どのみち生い先は短いのだ

この辺りの緊迫感は凄まじかった
やらなければ娘が死んでしまう
だからといって、人を殺していいのか?

カトリナの葛藤がダイレクトに伝わってきて、息がつまるようだった
ホラーという題材でありながら、リアルな心理的葛藤
見事な脚本だ

カーメン・イジョゴ

カトリナを演じるのはカーメン・イジョゴ
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「エイリアン:コヴェナント」に出演
実力派の女優である

冒頭の娘との愛情のこもった母親としての演技
娘が毒蛇に噛まれて血相を変えた表情
娘のために誰かを殺さなければならないという追い詰められた姿
見事な演技だった

誰もがカトリナに感情移入して見てしまうだろう
カーメン・イジョゴはそれだけリアルに演じていた
壮絶なストーリーながら、根底には母親の愛を感じるのは、彼女のおかげだ

結末

娘は助かった
だが、物語はハッピーエンドにならなかった
人を殺した重み
カトリナは一線を越えてしまったのだ
もう元の自分には戻れない

最後にクララが見た人物
本当に呪いは消えたのか?
ラストのカトリナの不安そうな表情
この後味の悪いモヤモヤした幕切れ
嫌いじゃない

まとめ

見ごたえのあるホラーでありサスペンス
主人公の心理的葛藤が見事に描かれている
低予算でもここまで見ごたえのあるドラマが作れる
サスペンスのお手本のような作品だ
後味の悪い結末も絶妙
見て損はない1本である

Netflixはますますオリジナル映画に力を入れている 一流の監督、スター 劇場で公開されてもおかしくないような作品が、当たり前のように...


Rattlesnake (2019) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/rattlesnake
allcinema
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=355757

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