Netflix「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」ネタバレ感想 期待以上の出来じゃあないか!!

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荒木飛呂彦の人気シリーズである「ジョジョの奇妙な冒険」
その第6部である「ストーンオーシャン」がアニメ化され、Netflixで先行配信された

空条承太郎の娘、空条徐倫の活躍が描かれる
期待以上の出来栄え

ジョジョシリーズ初の女性主人公である「ストーンオーシャン」
舞台はフロリダの刑務所
シリーズの中でも、かなり異色の作品である
実は「ストーンオーシャン」はジョジョの中ではイマイチという印象だった
そのためアニメにもさほど期待はしていなかったのだが…………

めちゃくちゃ面白かった!!

記憶がうろ覚えだったのだが、第6部ってこんなに面白かったのかと驚いた
ジャンプで読んでいた時は、刑務所が舞台ということで、暗く地味な印象があった
ところが映像化されると、かなり良い
まるで海外ドラマを見ているような気分になった
スタッフもシリーズ構成の小林靖子を始め、安定の仕事ぶり
配信されたのは12話までで物語は完結していないが、良好な出来栄えとなっている
また各話が凄く良いところで終わるので、すぐに続きが見られるのは本当に助かった
これは良作になる予感
とにかくジョジョファンなら必見の出来だ


予告編

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン | 予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」
原作:荒木飛呂彦
総監督:鈴木健一
監督:加藤敏幸
シリーズ構成:小林靖子
キャスト:ファイルーズあい、田村睦心、伊瀬茉莉也、種崎敦美、梅原裕一郎、浪川大輔、小野大輔、関智一
アニメーション制作:david production
製作国:日本(2021年)

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ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

1986年から連載されている荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ
シリーズ累計1億部を突破している人気コミックである

1世紀以上に渡るジョースター一族の戦いを描いてきた本作
その第6部に当たるのが「ストーンオーシャン」だ
ジョジョシリーズ初の女性主人公
舞台はフロリダの刑務所
ジョジョシリーズとしても、少年漫画としても、かなり異色の作品と言っていいだろう

感想(ここからネタバレ)

荒木作品は好きで、デビュー作の「武装ポーカー」から読んでいる
「魔少年ビーティー」が10話で打ち切りになった時は泣いた
そのため「ジョジョの奇妙な冒険」がヒットした時は、本当に嬉しかった
そして、まさか「ストーンオーシャン」までアニメ化されるとは!!
まるで夢を見ているかのようだ

収監

2011年、アメリカのフロリダ州
空条承太郎の娘である19歳の空条徐倫は、恋人のロメオとドライブ中に、彼が人を跳ね飛ばす交通事故を起こしてしまう
ところが恋人と弁護士に裏切られ、徐倫だけがひき逃げと死体遺棄の容疑で、15年の実刑を下される
徐倫は「州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所」に収容された

絶望する徐倫
しかし、父から贈られたペンダントに触れたことにより、徐倫は不思議な能力に目覚める
それは自分の身体を糸にして操るスタンド能力だった
徐倫はその能力を「ストーン・フリー」と名付けた

「水族館」という別名で知られる州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所
そこは犯罪者に加えて、スタンド使いが何人も集まる危険な場所だった
この過酷な環境で、空条徐倫は自由を手にすることが出来るのか?

空条徐倫 CV.ファイルーズあい

空条承太郎の娘
母親からは「ジョジョ」と呼ばれている
父親とは何年も会っていなかった
ペンダントに入っていた「矢」の破片によって、スタンド能力に目覚める
15年の実刑を受けて人生に絶望していたが、次第に持ち前の明るさで逞しく成長していく
スタンド名は「ストーン・フリー」

ジョナサン・ジョースター、ジョセフ・ジョースター、空条承太郎、東方仗助、ジョルノ・ジョバァーナ
歴代のジョジョたちは誰もが並外れた精神力を持っていた
ところが徐倫はけっこう普通
最初の頃は嘆いたり、弱音を吐くシーンが多かった
初めてのスタンド能力にも戸惑ったりする
そんな姿が妙に新鮮で親近感が湧いた
しかし、次第に成長し強靭な精神力を身につけていく
やはり徐倫もジョースター家の血統を受け継いだ者なのだ

エルメェス・コステロ CV.田村睦心

徐倫が留置所で会った女性
何も知らない徐倫に刑務所生活のアドバイスをする
明るく情に厚い
徐倫のペンダントを拾ったことで、スタンド能力に目覚める

スタンド名は「キッス」
手から出るシールを物体に貼ると、全く同じ形状で分裂させることが出来る

刑務所

徐倫が収監される州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所
別名「水族館」
そこが「ストーンオーシャン」の舞台となる

出てくる登場人物は犯罪者ばかりなので、皆ガラが悪い(笑)
また荒木作品らしく、かなり細部まで緻密に設定されており、リアルな刑務所生活を体感することが出来る

看守
犯罪者
スタンド使い

気を抜けない相手ばかりで、その閉鎖空間ではつねに緊張感が漂う
「ストーンオーシャン」はかなり映像化に向いている作品だった
その濃厚な空間での物語は、まるで海外ドラマを見ているかのようだった

スタンド

徐倫のスタンド「ストーン・フリー」の能力は
これまでの主人公の能力と比べると異質だ
力強さよりもしなやかさ
いかにも女性らしいスタンドといえるだろう

この糸の使い方が非常に多彩

他人から物をかすめ取る
網状にして盾にする
物を吊り上げる

糸電話にしてメッセージを伝えるシーンなど唸らされた
非常に魅力的なスタンド能力となっている

エピソード「面会人」

徐倫は刑務所内で野球帽を被った不思議な少年と出会う
少年は徐倫に「面会人と会ってはいけない」と忠告する
翌日、本当に徐倫に面会人が訪れる
その相手こそ父親の空条承太郎だった…………

序盤の山場
DIOの元部下であるジョンガリ・Aのスタンド「マンハッタン・トランスファー」による狙撃攻撃
凄まじい緊迫感だった
そして、まさかのもう1人のスタンド使い
あの無敵の承太郎さんが…………
承太郎ファンにはショッキングすぎるシーン

父を救うために、刑務所で黒幕ホワイトスネイクを探す覚悟を決める徐倫
物語の方向が明確になる重要なエピソードだった

エピソード「6人いる!」

農場で2人の囚人が行方不明になった
徐倫とエルメェスは捜索チームに立候補する
メンバーは5人
徐倫の目的はホワイトスネイクに奪われた承太郎のDISCを探すこと
ところが、いつの間にか捜索メンバーが5人から6人に増えていて…………

紛れ込んでいるのは誰なのか?
非常に見ごたえのあるエピソード
そして人気キャラ、フー・ファイターズが初登場
あれだけ人を殺しておいて、まさか仲間になっちゃうとは(笑)
さすがは荒木作品だ

エピソード「サヴェジ・ガーデン作戦」

農場で手に入れた承太郎のスタンドDISC
何とか「スピードワゴン財団」に渡さなければならない
そのためには警備の目をかいくぐり、中庭へ向かう必要がある
タイムリミットは20分
だが、謎のスタンド使いが攻撃をしてきて…………

頼れる兄貴ウェザー・リポートが初登場
絶体絶命の連続
二転三転する展開に目が離せなかった
そして真の黒幕であるプッチ神父が、ついに徐倫の前に姿を現す
12話の締めくくりにふさわしいエピソードだった

まとめ

非常に面白かった
キャストも好演で、作画も安定
シナリオも丁寧
むしろ原作より分かりやすくなっていた
難解な部分が多くなる「ストーンオーシャン」の後半
どのように映像化されるのか、今から楽しみだ

JoJo's Bizarre Adventure (2012) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/jojos_bizarre_adventure/s05
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/376600

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