Netflixオリジナル映画
悪霊が封印から蘇り、ハロウィンの町をパニックに陥れるが…………
非科学的なものを信じない父親と反抗期の娘のやり取りが楽しい
適度なスリルとユーモアがあり、ファミリー映画として及第点
悪霊がハロウィンの飾りに生命を吹き込み、町は大パニック
ゾンビや死神など様々なモンスターが登場
CGの出来も良くて、クリーチャー好きなら楽しめるだろう
オカルトを信じない主人公の頑固っぷりが面白い
また娘のシドニーが非常に魅力的だった
ギクシャクしていた親子の関係が次第に修復していく展開も、ベタだが心地よかった
ファミリー向けなので怖くはない
しかし、スリリングなシーンはいくつも用意されている
笑いどころも多くて楽しかった
90分でサクッと見られるのも高ポイント
全く批評家受けしそうにない作品だが、なかなかの良作
ハロウィンの季節にピッタリだろう
「ナイト ミュージアム」のような作品が好きな人にはおススメ
予告編
作品情報
作品名「ハロウィンの呪文 ~ブリッジホローは大騒ぎ!?~」(原題The Curse of Bridge Hollow)
監督:ジェフ・ワドロウ
キャスト:マーロン・ウェイアンズ、プリア・ファーガソン、ケリー・ローランド、ジョン・マイケル・ヒギンズ、ローレン・ラプカス、ロブ・リグル、ニア・ヴァルダロス
上映時間:91分
製作国:アメリカ(2022年)
ざっくりあらすじ
封印されていた悪霊が蘇り、町中のハロウィンの飾りに生命を吹き込んで大パニック。非科学的なものを全く信じないハワードは娘のシドニーと、町を危機から救うために奔走するが…………
感想(ここからネタバレ)
ファミリー映画としては及第点
ブリッジホローの呪い
ハワード・ゴードンは車の中で上機嫌だった
今日は妻のエミリーと14歳の娘シドニーと、ブルックリンからブリッジホローへ引っ越す途中だ
ブリッジホローは田舎町で、もっとも安全な町と言われていた
対してシドニーは不機嫌だった
本当は引っ越しなんてしたくなかったのだ
パパが勝手に決めてしまった
町に到着して、ハワードはギョッとした
魔女にゾンビにモンスター
ブリッジホローの町のいたるところに、ハロウィンの飾りが置かれている
ハワードはハロウィンが大嫌いだった
あまりに非科学的すぎる
シドニーはうちでも何かを飾りたいと提案したが、ハワードに却下された
シドニーが町を見て回っていると、ブリッジホロー高校のパラノーマル同好会だという3人組と知り合った
彼らによるとシドニーが引っ越した家は幽霊屋敷だというのだ
かつて屋敷にはマダム・ホーソンという霊能力者が住んでいた
マダム・ホーソンはスティンジー・ジャックという悪霊を、あの屋敷のどこかに封印した
夜中にシドニーが屋根裏部屋を調べていると壁に穴が開き、古いカボチャのランタンが見つかった
シドニーがランタンに灯をともすと、それは不思議な光を発して、町中にあるハロウィンの飾りに命を吹き込んでいった
封印されていたスティンジー・ジャックの魂を解放してしまったのだ
ゾンビ、ガイコツ、巨大グモ
命の宿ったそれらは動き出して、人々を襲い始めた
シドニーは父親に助けを求めたが、非科学的だと信じなくて…………
作品解説
監督は「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」「ファンタジー・アイランド」のジェフ・ワドロウ
ハワード・ゴードン
高校の理科の教師
ブルックリンからブリッジホローへ引っ越してきた
ハロウィンのような非科学的なものが大嫌い
それには子供の頃の恐怖体験が関係しているようで…………
目の前でモンスターが暴れまわっても、集団催眠だと信じようとしない姿が面白い
演じるのはマーロン・ウェイアンズ
「レディ・キラーズ」や「G.I.ジョー」などに出演
シドニー・ゴードン
ハワードの14歳の娘
父親と違って、不思議なことに興味津々
思春期で反抗期のお年頃
過保護な父親に嫌気がさしている
知らずに悪霊を解き放ってしまったことで、町が大パニックになり…………
快活で前向き
自分たちで町を救おうとする姿が魅力的だった
演じるプリア・ファーガソンは「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のエリカ役で有名
ホラー
ハロウィンのホラーといえば、思い出すのはやはりこの作品
「ハロウィン」
ハロウィンの夜に精神病院を抜け出した殺人鬼マイケルに、女子高生ローリーは命を狙われるが…………
ジョン・カーペンター監督の伝説的ホラー
続編も多く作られた
本作はファミリー向けなので、そこまでガチなホラーではない
展示物が動き出すなど、どちらかというと「ナイト ミュージアム」の方が近いだろう
クリーチャー
ゾンビ
死神
巨大なクモ
ピエロ
スティンジー・ジャックが蘇ったことにより、様々なハロウィンの飾りに命が吹き込まれ、勝手に暴れだす
CGの出来が良くて、見ていてワクワクした
クリーチャー好きならたまらないだろう
あと「ウォーキング・デッド」ネタには爆笑
ハワードがチェーンソーでガイコツを粉砕していくシーンも盛り上がった
親子
ハワードとシドニー
父娘のやり取りがコミカルで面白い
心配性で過保護なハワード
娘に良かれと思って色々なことを押し付け、彼女の意思を無視してきた
しかし、一連の騒動を通して、娘ももう一人前の大人なのだと気づく
親子の絆を取り戻すラストは、王道だが心暖まった
まとめ
適度なスリルとユーモア
そして心暖まるストーリー
何かが突出しているわけではないが、ファミリー映画に必要なものは揃っている
またクリーチャー好きならたまらない
ハロウィンに見るにはピッタリの作品だ
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/the_curse_of_bridge_hollow
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/385239
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