Netflix「静かなる海」ネタバレ解説 ラストシーンの説明!!

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ「静かなる海」が、12月24日に配信された

「イカゲーム」、「マイネーム: 偽りと復讐」、「地獄が呼んでいる」
世界的に大躍進を遂げた韓国ドラマ
「静かなる海」は韓国初のSFドラマということで注目され、現時点では世界で3位、日本では1位と好調のようだ

また「静かなる海」は作品の評価も上々だ
米国の映画サイトIMDbで7.1/10
ロッテントマトは批評家支持率は表記されていないが、観客支持率は69%だった

ただし「静かなる海」はSFということで、設定は少し複雑だった
理解できないところがあったという人も、多いかも知れない
あのラストシーンは何を意味しているのか?

海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい

なおドラマのネタバレ全開なのでご注意を!!

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「静かなる海」

未来の地球は大干ばつによって砂漠化していた
海は干上がり、植物は枯れ果てた
水は不足して配給制になっていた
ランクの高い者だけが、水を好きなだけ飲める

ある日、宇宙生物学者のソン・ジアンは政府から依頼を受けた
5年前、放射能事故により廃棄された月面にあるパレ基地
そこでのミッションに同行して欲しい

ソン博士の姉ソン・ウォンギョンは、5年前にパレ基地で亡くなった
姉の死の真相が知りたい
博士はその依頼を引き受けた

ミッションのブリーフィングが行われた
隊を率いるのは、エリートとして知られるハン・ユンジェ
他にはエンジニアのリュ・テソクや、船医であるホン・ガヨンなどがいた
ミッションの内容は24時間以内にパレ基地から、あるサンプルを回収すること
サンプルの中身が何なのかは、判明していないとのことだった

おかしな点がいくつもあった
だが、その疑問には誰も答えてくれなかった
ソン博士は隊員たちとシャトルに乗り込んだ
ところが月面に着陸する直前になって、シャトルにトラブルが発生し…………

宇宙生物学者のソン・ジアン博士にペ・ドゥナ
冷静で優秀な探査チームの隊長ハン・ユンジェにコン・ユ
国防省のエリートでエンジニアのリュ・テソクにイ・ジュン
監督はチェ・ハンヨン
本作は2014年にチェ・ハンヨンが監督した同名の短編映画をシリーズ化したものである

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 資源が枯渇した未来の地球で、ソン博士は廃棄された月面基地からあるサンプルを回収するという危険なミッシ...

5年前にパレ基地で何が起こったか?

長期に渡る干ばつのため、多くの先進国は月面に資源を求めた
しかし、水は見つからず、ほとんどの国は諦めて引き揚げていったが、韓国は諦めなかった
そして、彼らの主任科学者の1人、ソン・ウォンギョンが「月の水」の痕跡を見つけた

これで韓国は他国より有利になる
チェ局長とSAA(韓国宇宙航空局)は、パレ基地で月の水の研究を進めさせた
だが、月の水はウィルスのような特性を持っており、宿主の体内で増殖して、最後には宿主を殺した

月の水を制御するために、様々な実験が行われた
そして5年前、誤って月の水が漏れ、次々と人々に感染し、当局は基地を封鎖しなければならなかった
SAAは非人道的な実験と月の水のことが、世界に知られることを望んでいなかった
そして、科学者たちを基地に閉じ込めて、見殺しにした
世間には基地を封鎖したのは、放射能漏れの事故が原因だと嘘をついた

ルナ

ハン隊長率いる探査チームがパレ基地でサンプルを回収しようとした時、彼らは凶暴な何かに襲われた
それは見かけは幼い少女だが、信じられないほどの怪力と身体能力を持っていた
そして、少女はソン博士の姉であるソン・ウォンギョンの白衣を着ていた

その正体はルナ、正確にはルナ073である
SAAは月の水を制御する方法を見つけるため、パレ基地の科学者たちに人体実験を強制した
ソン・ウォンギョンは苦渋の末、自らのクローンを作り出した
だが、実験は上手くいかず、クローンは次々と死んでいった

ソン・ウォンギョンは実験の過程で、魚は月の水の中でも生きられることを発見した
ウォンギョンは魚と人間のDNAを遺伝的に組み合わせて、ルナ073を作った(そのためにルナは頬にえらがある)
そして実験は成功した
月の水の実験で唯一生き残った73番目のクローン
それがルナである
けれどソン・ウォンギョンはルナ073の存在を、上には報告しなかった
そして、妹のソン・ジアンに「ルナをさがして」とメッセージを送った

ルナは月の水の制御のカギとなる人類の希望
ソン・ウォンギョンは妹にその希望を託したのだ

リュ・テソク

国防省のエリートでエンジニアのリュ・テソク
リュは自らこの任務に志願した
だが、その正体はRX(多国籍企業)のスパイだった
リュは月の水のサンプルを奪い、正体を知られた隊員を殺し、基地をシャットダウンさせる

探査チームにRXのスパイは2人いた
その1人、イ・ギスは金で動いているように見えた
けれどリュ・テソクにはもっと個人的な理由があった

5年前のパレ基地閉鎖
秘密を隠蔽するため、政府は基地の人々を虐殺した
リュ・テソクはそれを実行した国防省のメンバーの1人だった
だが、罪もない人々の命を奪った事件は、リュの精神に大きな傷を残した
そして政府を憎んだリュは、彼らの敵であるRXと内通した

リュは死ぬ間際にソン博士に何度も謝った
それは博士の姉であるソン・ウォンギョンを殺したことを、いまだに悔やんでいるからだ

ハン・ユンジェ

探査チームを率いるハン・ユンジェ
彼には地球にずっと入院している幼い娘がいた
水不足のため十分な治療ができない
だが、このミッションが成功すれば、娘も救われる

生き残ったメンバー、ハン隊長ソン博士ホン医師、そしてルナは7番ゲートに辿り着いた
背後には月の水が洪水となって押し寄せている
一刻の猶予もない

そこでハンは誰かが残って、減圧室を手動で操作しなければならないことに気付く
その1人は助からない
ハンはソン博士たち3人を先に行かせて、扉を閉めた

必ず帰ってくる
そう娘と約束した
しかし、娘が助かるためには月の水とルナ、そしてソン博士が必要だ

水圧でハンの身体は、月面に投げ出された
倒れているハンに、ルナが近寄ってきた
ステッカーを貼ったバッジを、ハンに返そうとしている
正面に立つその姿は、ハンに地球にいる娘を思い出させた
ハンは安らかに眠りについた

ラストシーンの説明

ソン・ジアンは月の水とルナが人類を救うと信じていた
だが、このまま韓国に連れ帰れば、ルナは実験材料にされる
月の水は人類全体のために使われなければならない

ソンはルナをIISB(国際宇宙生物学研究所)に連れていくことに決めた
あそこならどこの国にも属さず中立だ
ファン次長が救助のシャトルを送ってくれている
月の水の独占に反対していた彼なら、協力してくれるだろう

ゲートを出ると、ルナが宇宙服を脱ぎ捨てていた

酸素不足でルナが死ぬ!

ソンはそう思ったが、ルナは平然と月面を走り回っていた
恐らく月の水の力と遺伝子組み換えの影響だろう

ハン隊長の遺体を月面に残して、ソン博士たちは無事にシャトルに乗り込んだ
この後、ソン博士はルナを国際宇宙生物学研究所に連れて行き、月の水の安全な制御方法を見つけるだろう
そうして地球は救われる
このラストはハッピーエンドと言っていい
あくまで全てが上手くいくと、楽観的に考えればだが…………

シーズン2は?

登場人物の大半が死んだ
謎もほとんどが明らかになった
物語は完結したと言っていいだろう
それでもシーズン2が作られるとしたら、ルナのその後や、新たな陰謀や対立が描かれるはずだ

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 資源が枯渇した未来の地球で、ソン博士は廃棄された月面基地からあるサンプルを回収するという危険なミッシ...
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