Netflix「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」ネタバレ解説 ラストシーンの説明!!

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」が配信された

「Sweet Home -俺と世界の絶望-」、「イカゲーム」、「地獄が呼んでいる」、「今、私たちの学校は…」
高い評価を受けている韓国のNetflixオリジナルドラマの最新作
日本でもさっそくランキングで2位になっている

不幸な少女の前に現れたミステリアスな魔術師
一風変わったミュージカル・ファンタジーである本作
米国の映画サイトIMDbでは8.0/10と高い支持を得ているようだ

魔術師リウルの謎
彼の生み出す不思議な魔術
あのラストシーンは何を意味しているのか?

海外サイトなどを参考にして、自分なりの答えを出してみた
もちろん正しいかどうかは分からない
あくまで一つの解釈だと考えて欲しい

なおドラマのネタバレ全開なのでご注意を!!

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「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」

丘の上の廃墟となった遊園地
そこにミステリアスでイケメンな魔術師が住んでいる
高校でそんな噂が広まっていた
その魔術師は本物の魔術で人を消してしまう
そうして行方不明になった者が何人もいるというのだ

女子高生のユン・アイは困窮していた
会社が倒産し、父親は借金取りから逃亡
幼い妹ユイの面倒をアイは一人で見ていた
アイはその日の食事に困るほどお金がなかった

新しいクラスでアイは、ナ・イルドゥンの隣の席になった
イルドゥンは学年トップの秀才
ただし数学だけはアイの方が上だった
プライドの高いイルドゥンは、アイのことを一方的に意識していた

とにかくお金がなくて、家賃も払えない
アイはコンビニでバイトを始めた
そんなアイを店長は気に入り、奮発して5万ウォンのバイト料をくれた

これでお米を買うことが出来る
アイは弾んだ気分で夜道を歩いていた
すると急な突風が吹き、5万ウォンが飛ばされた
アイは慌ててお金を追った

5万ウォンは廃墟となった遊園地の中に入り込んでしまった
学園で噂になっていた場所だ
アイは恐る恐る遊園地に忍び込んだ

気づくと暗闇に男が立っていた
シルクハットに黒いマントを羽織っている
手にはアイの5万ウォンがあった

「あなたは魔術を信じますか?」

アイは悲鳴を上げて、その場を逃げ出した
必死に家まで逃げ帰ったアイ
しかし、いつの間にかポケットに、魔術師からの招待状が入っていて…………

アンナラスマナラ -魔法の旋律- | キャストコメント付き予告編 | Netflix

ミステリアスな魔術師リウルを演じるのは、「都会の男女の恋愛法」のチ・チャンウク
大人になりたいと願う女子高生ユン・アイを演じるのは、「スタートアップ」のチェ・ソンウン
学年トップの秀才ナ・イルドゥンを演じるのは、「女神降臨」のファン・イニョプ
原作はハ・イルグォンのウェブ漫画「アンナラスマナラ~魔法の呪文~」
監督は「梨泰院クラス」のキム・ソンユン

Netflixオリジナルの韓国ドラマ 全てに絶望した女子高生アイの前に、1人のミステリアスな魔術師が現れて………… 1人の魔術師が少...

リウル

丘の上の廃墟となった遊園地に住むミステリアスな魔術師、リウル
だが、それは彼の本名ではなかった

リュ・ミニョク

それが彼の本当の名前だった
歳は30で高校を中退している
ミニョクの高校の同級生で友人のミン・ジスは、アイにそう語った

ミニョクは裕福な家庭に育ち、立派な両親と出来のいい兄弟を持っていた
そしてミニョク自身もトップの成績で、高校のスター的存在だった
彼は両親を喜ばせるために、努力をし続けた

しかし、ミニョクの様子が次第におかしくなっていった
いつも虚ろな表情で、体調が悪くても勉強をするのをやめない
そしてある日、ミニョクは学校の屋上から飛び降りた
幸い一命をとりとめたが、精神科で治療を受けて、高校は中退した
10年後、ミン・ジスがミニョクと再会した時、彼はリウルという名で魔術師となっていた

事件

行方不明になっていたユン・アイのクラスメイト、ソ・ハユンの死体が池で発見された
また魔術師の格好をした男が、夜道で女性からバッグを奪う事件が発生
警察はリウルが犯人ではないかと疑った

けれど真犯人はコンビニの店長であるキム・ドゥシクだった
かつてユン・アイはドゥシクの店でバイトをしていた
アイはドゥシクにセクハラされそうになったところを、リウルに助けられた

殺されたハユンも、アイの前にその店でバイトをしていた
店長のドゥシクはアイにしたように、ハユンに性的暴行をしようとした
その一部始終をハユンは携帯に記録し、逆にドゥシクに金を要求
ドゥシクは待ち合わせていた丘の上の遊園地で、ハユンを殺した
アイのことで根に持っていたドゥシクは、リウルに罪をかぶせようとした
そのため凶器のナイフにリウルの指紋をつけ、魔術師の格好で引ったくり事件を起こした
警察はまんまとリウルを犯人だと思い込んだのだ

ナ・イルドゥン

学年トップの秀才、ナ・イルドゥン
彼はユン・アイに片想いしていた
そのためアイが頻繁にリウルに会いに行くことを、援助交際かと疑った
しかし、何度か会ううちに、イルドゥンはリウルの魔術にすっかり夢中になってしまう

だが、厳格なイルドゥンの両親は、そんなことを許さなかった
親の敷いたレールを行く
そのことに疑問を持ったことはなかった
けれどイルドゥンは自分が何のために勉強しているのか分からなくなった
イルドゥンと両親の仲は険悪になった

「リウルのせいでめちゃくちゃになったっていうのに、以前には戻りたくないんだ」
イルドゥンはアイにそう吐露した
そうしてイルドゥンは学校を辞めた
彼はアスファルトではなく、未舗装の道を行くことに決めたのだ
そこにしか花は咲いていないから

魔術は本物か?

自分を本物の魔術師だと語るリウル
彼は劇中で様々な魔法を披露する
ところがそのほとんどが、本物の魔術だと実証できるものではない
アイやイルドゥンの思い込み
その一言で片付いてしまう
他人に証明できるものではないのだ

だが、本作では本物の魔術が使われたと、考えられる場面が2つある
一つは逃亡したリウルを遊園地の中で警察が取り囲んだ時に、降ってきた雪である
屋内にもかかわらず、雪はその場にいる全員に降り注いだ
それはその場にいる誰もが目撃している

もう一つはソ・ハユン殺害の場面が映っていた遊園地の監視カメラである
その廃墟となった遊園地では、監視カメラは何年も作動していなかった
それがその時、カメラは4、5分だけ動き出し、犯行の一部始終を録画していたのだ
その映像が事件の真犯人の決め手となった
さらにはその映像には、花火の光も映っていた
それはアイがリウルと一緒に観覧車で見たものだ
決してアイの思い込みではなかったのだ

リウルの魔術が本物だったと断言することは出来ない
彼は凄腕の手品師でもあったので、なおさらである
しかし、その2つのシーンは、リウルは本物の魔術師かも知れないと示唆している

ラストシーンの説明

2年後、ユン・アイは大学生になっていた
妹のユイはしっかり者になり、朝は彼女に起こされている
借金はまだまだ残っている
しかし、父は地方で仕事を見つけ、週末には家に帰ってくる
アイの生活は以前よりはるかに良くなっていた

第4話でアイはリウルに、苦しい今の時間を飛ばして、すぐ大人にしてほしいとお願いする
そうして今、アイは望んだ通りの大人になった
でも時間を飛ばしたわけではない
現在の自分はアイが自ら掴み取ったものだ

アイはレストランでマジシャンとしてアルバイトをしている
小さな子供たちにアイは魔術を披露する

「あなたは魔術を信じますか?」

それはリウルがアイに言った言葉
2年前、最後の別れ際にアイはリウルに言った

「あなたは本物の魔術師。わたしに魔術を信じさせてくれた」

そんなアイにリウルは笑顔で返した

「ありがとう。僕の魔術を成功させてくれた」

ラストシーンにリウルは登場しない
何故ならリウルはもう目的を達成したから
以前のアイのような魔術を信じない子供
リウルは今は、そんな別の子のところで、魔術を披露しているのかも知れない

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ 全てに絶望した女子高生アイの前に、1人のミステリアスな魔術師が現れて………… 1人の魔術師が少...

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