Netflix「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」ネタバレ感想 名探偵・赤ずきん爆誕!!

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Netflixオリジナル映画
旅の途中で赤ずきんはシンデレラという少女と出会うが…………

童話の世界の中の殺人
気楽に見られるミステリー

「銀魂」「今日から俺は!!」シリーズの福田雄一監督作品
そのとぼけた作風は健在
福田監督のファンなら楽しめるだろう
主役の赤ずきんを橋本環奈が好演
その冴えわたる頭脳はまさに名探偵
「シンデレラ」のパロディではあるが、ミステリーは予想以上に本格的
犯人が誰なのか、本気で頭を悩ませてしまった
謎解きも論理的で、ミステリーとして秀逸
もちろんムロツヨシや佐藤二朗など、福田作品お馴染みのメンバーも出演
肩の力を抜いて、気楽に見られるエンターテイメント
童話やミステリーが好きな人にはお勧め

予告編

『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』予告編- Netflix

作品情報
作品名「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」
監督:福田雄一
キャスト:橋本環奈、新木優子、岩田剛典、夏菜、若月佑美、桐谷美玲、ムロツヨシ、キムラ緑子、真矢ミキ、佐藤二朗
上映時間:106分
制作国:日本(2023年)

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ざっくりあらすじ

旅の途中でシンデレラと出会った赤ずきん。2人は一緒にお城の舞踏会へ行くことになるが…………

感想(ここからネタバレ)

福田作品がついにNetflixに…………

赤ずきん、シンデレラと出会う

赤いずきんを被った少女・赤ずきんは頭脳明晰で勘が鋭かった
赤ずきんは世界を知るために、冒険の旅に出た
森の中を歩いていた赤ずきんは、灰だらけの少女・シンデレラと出会う
シンデレラは薄幸そうな少女だった
赤ずきんはすぐに彼女は継母と2人の姉にいじめられていることを見抜く
その鋭い推理に驚くシンデレラ

今夜、お城で王子様の妃を選ぶ舞踏会が開かれる
シンデレラの姉のアンヌマルゴーを始め、大勢の令嬢が城に集まる
この国は何よりも美しさを重要視する
薄汚れたシンデレラが舞踏会に出席できるわけがなかった

赤ずきんは魔法使いの力を借りて、美しいドレスとガラスの靴、そして馬車を用意した
着飾ったシンデレラは見違えるように美しかった
ただし、魔法は深夜の12時に解けてしまう
それまでに戻らなければならない

シンデレラと赤ずきんは馬車でお城に向かった
途中で馬車に衝撃が走った
2人が馬車を降りてみると、男が倒れていた
王宮御用達の美容師・ハンス
もう息がない
馬車で轢き殺してしまったのだ
動揺するシンデレラに、赤ずきんは地面に埋めて隠してしまおうと提案するが…………

作品解説

原作は青柳碧人の人気小説「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

主題歌はSEKAI NO OWARIの「タイムマシン」

赤ずきん

赤いずきんを被った少女
世界を知るために、冒険の旅に出た
頭脳明晰で勘が鋭い
けっこう図々しい性格

演じるのは「キングダム」の橋本環奈
「銀魂」「斉木楠雄のΨ難」「ブラックナイトパレード」など、福田監督作品にも多く出演
コメディエンヌとしての才能を発揮している

シンデレラ

赤ずきんが森で出会った灰かぶりの少女
優しい性格だが、継母と2人の姉にいじめられている
王子様を慕っていて、赤ずきんと一緒に舞踏会に出ることになるが…………

演じるのは新木優子
「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」や「コード・ブルー」などに出演
本作では美しいドレス姿を披露

童話の世界

本作は「赤ずきん」や「シンデレラ」など、童話の世界が舞台になっている
「シンデレラ」はディズニーも実写映画化して、見事な出来だった

日本人があんな風に似合うのだろうか?
見る前はそんな懸念があった

そして、実際に見てみると、どこか学芸会っぽい
この作品、大丈夫かな
序盤はそんな風に思ったが、見ているうちに気にならなくなった

やはり福田監督の作風が大きいのだろう
とぼけたギャグとツッコミの連打
見ているうちに、細かいことは気にならなくなった(笑)
癖が強くて好みが分かれる福田作品だが、この作品には合っていたと思う

ミステリー

正直、序盤はあまりノレなかった
しかし、殺人事件が発生してから、物語は俄然と盛り上がる

「この舞踏会の中に犯人がいる!!」

まさか、あの「シンデレラ」がこんなミステリーに変貌しようとは

またミステリーとしても、かなり見事
魔法やガラスの靴
そういった童話のルールに則って、論理的に犯人を導き出していくクライマックスは、非常に見ごたえがあった
意外な犯人にも驚き

しかし、個人的には引っかかるところもあった

犯人が普通にかわいそう

冷静に考えると、この犯人も元々は被害者だったような…………

「あなたの犯罪計画は、どうしてそんなに杜撰なの?」

赤ずきんがめちゃくちゃドライすぎる
古畑任三郎や杉下右京だって、「罪を憎んで人を憎まず」で犯人に同情することも多かった
それに比べて、赤ずきん、容赦ねーっ!!
もちろん罪は許されないが、少しは優しい言葉をかけてあげても
とはいえ、そんなハードボイルドな赤ずきんも格好良かった
この辺りは好みが分かれそうだ

まとめ

童話の世界のミステリー
秀逸なアイデアで楽しかった
福田監督の持ち味が存分に発揮されていた
気軽に暇をつぶすには、ピッタリの作品だ
原作は続いているので、続編にも期待したい

「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」はNetflixで、2023年9月14日に世界で配信された 青柳碧人の同名人気小説を...

Once Upon a Crime (2023) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/once_upon_a_crime_2023
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/391115

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