「大正野球娘。」はアメリカでは、2010年11月にDVDでリリースされた

日本では2009年7月から9月まで、全12話が放送された
神楽坂淳によるライトノベルをTVアニメ化
アニメーション制作はJ.C.STAFF
大正十四年、洋食屋の娘・小梅の学友であるお嬢様の晶子が、なんと女子野球チームを結成して男子に勝負を挑むと言いだした
小梅は晶子に協力し、メンバー集めに奔走するが…………
「けいおん!」の後番組として放送された「大正野球娘。」
果たして海外ではどういう評価をされているのか?
「大正野球娘。」
時は大正十四年、東邦星華高等女学院に通う洋食屋の娘・鈴川小梅は、「一緒に野球をしていただきたいの!」と友人の小笠原晶子に懇願される
その勢いに押されて、野球というものがよく分からないまま小梅は了承してしまう
しかし、誘った晶子すら野球のルールをまるで理解していなかった
晶子たちはクラスメートを誘って、まずは男子の野球を見学しに行ったが、そのあまりに激しい練習風景に、他の女子たちは逃げ出してしまう
小梅は晶子と残ったものの、すっかり気持ちはくじけていた
翌日、小梅は晶子に謝って、野球の話を断ろうとする
だが、その話を切り出す前に、なぜ晶子が野球を始めようとしたか、その事情を知ってしまう
晶子は許婚である岩崎荘介が何気なく発した、「女性は主婦として家庭に入るべき」という言葉に反発したのだ
荘介が打ち込む野球でもって、彼の鼻を明かしてやりたい
小梅は晶子の気持ちに共感し、本格的にメンバー集めに励んだのだが…………
原作は神楽坂淳によるライトノベル「大正野球娘。」
鈴川小梅を演じるのは伊藤かな恵
小笠原晶子は中原麻衣
川島乃枝は植田佳奈
宗谷雪は能登麻美子
月映巴は甲斐田裕子
月映静は喜多村英梨
石垣環は広橋涼
桜見鏡子は牧野由依
菊坂胡蝶は後藤沙緒里
尾張記子は藤村歩
アンナ・カートランドは新井里美
監督は池端隆史
アニメーション制作はJ.C.STAFF
海外の評価
アメリカでは「Taisho Baseball Girls」のタイトルでリリースされた
現時点でのIMDbのスコアは6.9/10
メディアの評価
myReviewer.com
野球は世界で一番人気のあるスポーツとは言えませんが、アメリカ以外にも野球を愛している国がいくつかあり、その一つが日本です
「大正野球娘。」はそのテーマから想像するほど、女性解放アニメとして素晴らしい作品ではありません
アニメファンが好んでいる「可愛い女の子が可愛いことをする」というお決まりのパターンになっています
またメッセージが矛盾しているところもあります
それでも、この作品自体は素晴らしく、弱小女子野球チームが強豪チームと戦う姿を応援したくなります
この作品には2つのメインストーリーがあります
弱小チームが努力とトレーニングを重ねて、強豪チームに立ち向かっていくという王道のものと、男性優位の世界で自分の居場所を切り開こうとする女性たちの物語です
この2つの要素が組み合わさることで、このシリーズは特別なものになっています
12話を通してチームがトレーニングを重ね、成長していく様子は見事に描かれています
結論として「大正野球娘。」は面白い
脚本も良く、キャラクターも魅力的で、物語には程よいメッセージ性があり、ありきたりの使い捨ての女子高生アニメとは一線を画しています
8/10
Mechanical Anime Reviews
大正は日本が近代化のために武士道を捨てた明治時代と、第二次世界大戦前の帝国主義的な昭和の時代とのはざまの時代です
もっと大正時代を舞台にしたアニメがあったらいいのにと思います
このアニメのコンセプトはシンプルで、「女の子でも野球ができる」というものです
ええ、女の子たちは野球を学びます
これは彼女たちにとって、「台所にこもって結婚する」という伝統的なルールから初めて抜け出す機会です
脚本はしっかりしていましたが、表面的なものでした
しかし、野球シーンはアニメーションと演出が非常に優れていたと言わざるを得ません
キャラクターはそこまで深く掘り下げられていないように感じました
それでも野球アニメとしては良い作品でした
物足りないところもありましたが、このアニメは本当に楽しめました
Anime News Network
「大正野球娘。」は終始明るく、愛らしく、そしてキュートな作品だ
実際、大人でも楽しめる、これほど甘く魅力的なアニメシリーズを見つけるのは至難の業だろう
そして、そこにこそこのシリーズの真価がある
何も知らない女の子たちが、スポーツに熱心に取り組み、成長していく姿は実に魅力的だ
それに近年の他の多くの作品とは異なり、本作は露骨な萌え要素を多用していない
また大正10年代を舞台にすることで、様々な時代背景が盛り込まれている
例えば小梅のクラスは、着物を着た少女とセーラー服を着た少女が混在している
こうした西洋化による玉石混交効果は、シリーズ全体を通しても顕著である
ストーリーも王道ではあるが、女の子たちが負けるべき場面では負け、野球の技術も都合よくは上達しないという脚本はよく出来ている
後半に登場する「魔法の球」も基本的にはスライダーなので、普通の野球の範疇を超える展開はない
キャラクターの衣装もバラエティーに富んでおり、西洋と日本の伝統的なスタイルの対比を際立たせている
小梅のバラ色の頬は少しやり過ぎかもしれないが、キャラクターデザインも魅力的だ
総じて「大正野球娘。」は軽妙で可愛らしく、ユーモラスな作品だ
定番のハーレムものやアクションものを見るのに疲れたら、良い気分転換になるだろう
評価:B
視聴者のレビュー
「2009年夏のアニメ『大正野球娘。』は嬉しいサプライズでした。昨今の萌えアニメは可愛いらしさばかりに重点が置かれがちですが、このアニメは野球というテーマは崩さず、キャラクターを掘り下げることで、この落とし穴を回避しています。現代と大正時代の文化の違いは、間違いなくこのアニメの最大の見どころです。シリーズの冒頭で小梅が古き良き東京を紹介しながら歌を歌うシーンは最高でした。ありきたりすぎると見過ごされがちですが、全体的には非常に面白く、楽しくて可愛い作品でした」
「大正時代の日本の女子生徒が、野球チームを結成するというアイデアがとても気に入りました。全12話なのでキャラクターの成長をじっくりと描く余地はあまりありません。それでも、キャラクターたちは魅力的で、見ていて楽しかった。また日本に西洋化が浸透し始めた頃の変遷を見るのは興味深かったです。オープニングとエンディングの曲も大好きでした。野球や歴史が好きな人、あるいは軽くてリラックスできる作品を探している人には、間違いなくお勧めです」
「このアニメは素晴らしい作品で、見ることが出来て本当に嬉しいです。最初はスローペースでしたが、部員が集まってからは練習を重ね、チームとして大きく成長し、物語は一気に盛り上がります。作画もなかなか良くて、とても素敵でした。キャラクターたちはとても可愛くて、シリーズ全体を通して成長がはっきりと見て取れます。このアニメは本当に楽しくて、見終わった瞬間にお気に入りの一つになりました」
「残念ながら『おおきく振りかぶって』の後に見たので、物足りなく感じました。総合的には平均より少し上ですが、必見というほどでもないと思います」
「サウンド、ストーリー、キャラクターデザイン、すべてが完璧です。このアニメを通して、1925年当時の少女たちがいかに制限されていたかが分かります。彼らの価値観は、現代社会に何が欠けているかを思い出させてくれます。本当に素晴らしい」
「このアニメには素晴らしい声優陣が揃っています。特に伊藤かな恵と中原麻衣は、このアニメのMVPです。2009年夏のかなり過小評価された逸品であり、本当に魅力的なアニメです」
「可愛い女の子と野球を融合させるという試みは、あまり上手くいっていません。『ガールズ&パンツァー』のような作品と比べると劣っています。面白かったのは第1話の冒頭で、主人公が『ジョージア行進曲』の替え歌を歌うシーンぐらいです」
「『大正野球娘。』は楽しさ、魅力、そして感動を自然に融合させた、珠玉の作品です。大正時代を舞台に、野球チームを結成することで社会の常識に果敢に挑戦する、元気いっぱいの少女たちの物語が描かれます。キャラクターたちは紛れもなく可愛らしく、それぞれがチームに個性をもたらし、応援したくなる魅力に満ちています。野球シーンはアニメーションが素晴らしく、見ていて惹きつけられます。そして、もっとも心に深く刻まれたのは、自分を信じて壁を破るという、根底にあるメッセージです」
「野球を志す少女たちが経験する試練を描いた、素敵な作品です。ただし、英語吹き替えはないので注意してください」
「一見すると、『大正野球娘。』はとんでもなく退屈な作品に見える。ストーリーは典型的なスポーツアニメで、派手なプレーもない。アニメーションも凡庸で、ファンサービスも不足している。では、なぜこれほど優れているのか? ひと言で表すなら『トーンの一貫性』だろう。派手な演出をせず、ありのままの野球を描いていること。キャラクターたちのコミカルで、自然なやり取り(これは声優陣の演技によるところも大きい)。これほどありふれた作品が、これほどまでに記憶に残るというのは、本当に驚きです」
「『大正野球娘。』は決して大きな称賛や人気を得ることはないシリーズです。派手さもなければ、ドラマチックな展開もありません。それでも、見過ごされがちな時代を舞台にした、魅力的で優れたアニメです。登場人物たちのやり取りも実に面白く、ホームラン級の出来ではないものの、しっかりとした良作です」
「これはライトノベル(どうやらアメリカでは未発売らしい)を原作とした、全12話の軽めのアニメです。この物語の最大の見どころは、少女たちが学び、練習を重ね、絆を深めていくところです。両親や学校関係者からの反対に遭うこともありますが、彼女たちはより一層努力を重ねます。アニメは字幕のみで、驚くほど多くの脚注(ただし画面上部)があり、色々と詳しく説明してくれます。10代前半の女の子が見るには、最適のアニメです。きっと彼女たちは外の世界に飛び出し、自分の力で何かを成し遂げようという意欲を掻き立てられるでしょう。唯一気がかりなのは、小梅たちは第二次世界大戦勃発時には30代になる計算なので、東京大空襲から無事に逃れられたのかどうかです」
「女の子たちがみんな本当に愛らしい。この番組が大好きでした!」
『大正野球娘。』をAmazonビデオで視聴

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コメント
一話でいきなり主人公が歌い始めたから
ああこのアニメはそういう路線で行くのかって思ってたら
それ以降一切歌わなくて何だったんだアレってなった記憶しかない
大正野球娘ってけいおんの後番組だったんか
明治後半から大正時代はイイ時代なんだけどねえ
なぜか目の敵にする民族がいるんだよなあ
伊藤伸平のが面白かった
野球をわかってる人がつくってたから、試合が迫力があった。
6.9点は妥当って感じ
おお振りと比べるのは酷だが決して低品質ではなく野球アニメとしてはちゃんとしてる
これ、毀滅の刃と同時代の話なんだよなぁ。