Netflix「AWAKE/アウェイク」ネタバレ感想 睡眠不足の恐怖!!

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NetflixオリジナルのSF・パニック映画
突然の異変により、人類は眠ることが出来なくなり…………

眠れないことにより、正気を失っていく人々が恐ろしい
パニック・スリラー好きなら、それなりに楽しめる

ジーナ・ロドリゲスが子供たちを守るために、奔走する母親を熱演
眠れないというだけで、あっという間に崩壊する社会
睡眠の大切さを思い知らされた
序盤がちょっと駆け足なのが残念
とはいえスリリングなシーンも多く、なかなか楽しめる出来栄えとなっている
サンドラ・ブロックの「バード・ボックス」が好きな人は、一見の価値あり


予告編

『AWAKE/アウェイク』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「AWAKE/アウェイク」(原題Awake)
監督:マーク・ラソ
キャスト:ジーナ・ロドリゲス、アリアナ・グリーンブラット、フランシス・フィッシャー、ジェニファー・ジェイソン・リー、バリー・ペッパー
上映時間:96分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

突然の異変により、人類は睡眠を奪われてしまう。正気を失っていく人々。元兵士のジルは娘のマチルダだけは、何故か影響を受けなかったことを知り…………

感想(ここからネタバレ)

この原稿のせいで、今日も寝不足になりそう…………

異変

ジルは元兵士で、現在は医療施設で警備の仕事をしている
夫は死に2人の子ども、ノアマチルダが残された
しかし、過去の不祥事により、ジルは子供たちの親権を奪われていた
今は義理の母のドリスが、2人の世話をしている

その日、ジルが2人を学校へ送り届けることになっていた
幼いマチルダはジルを慕ってくれるが、10代のノアは冷ややかな態度だった
車を走らせていると、急に電子機器の調子がおかしくなった
コントロールが効かなくなり、ジルは車を道端に止めた
そこへ別の車が突っ込んできて、ジルたちは湖に転落した

ジルとノアは何とか車から脱出したが、マチルダの姿がない
必死にマチルダの名を呼ぶジル
見ると岸辺で保安官が、ぐったりしているマチルダに救命処置をしていた
水を吐き出し目を覚ますマチルダ
ジルは胸を撫でおろした

町中が停電し、全ての車が止まっていた
電子機器はいっさい使えなくなったようだ
ジルたちは家に引き返した

夜になった
ジルは一睡もできなかった
全く眠くならないのだ
ドリスもノアも同じようだ
ただ1人、マチルダだけはぐっすり眠っていた

翌日、ジルは元上官であるマーフィー少佐から、驚くべき話を聞いた
太陽フレアの異変により、全ての人類が眠れなくなった
このままでは精神に異常をきたし、人類は死滅する
現在、発見されている眠ることのできる人物は1人だけ
軍はその女性を拠点に保護し、原因を調べている

マチルダは昨夜、確かに眠っていた
ジルは急いで家に帰り、マチルダを探したが…………

ジル

元軍人で現在は警備員
職場で廃棄されるドラッグを売って、小銭を稼いでいる
戦争の後遺症で苦しみ、子供たちの親権も取り上げられた
しかし、世界に異変が起きて、娘のマチルダが人類を救うカギを握ると知り…………

演じるのは「アナイアレイション -全滅領域-」のジーナ・ロドリゲス
命を投げ出しても子供たちを守ろうとする母親を熱演

マチルダ

ジルの娘
幼いがおませな性格
母親のことを無邪気に慕っている
異変により軍や人々から狙われるようになり…………

ノア

ジルの息子
母親としての責務を全うしなかったジルを恨んでいる
妹のマチルダを守るために、母親と共に軍の拠点へ向かうが…………


パニック・スリラー

異変により全人類が睡眠をとれなくなる
本作はSFパニック・スリラーである
近いのはアルフォンソ・キュアロン監督の「トゥモロー・ワールド」
Netflix作品だとサンドラ・ブロック主演の「バード・ボックス」だろう

SFパニック・ホラー あのサンドラ・ブロックが主演 スタッフも一流 ストーリーも凝っていて、新感覚の終末パニック映画が楽しめる サン...

睡眠

眠らずにすむのなら、時間を有効に使えて便利じゃないの?
見る前はそんな軽い認識だった
だが、睡眠の重要性を本作では思い知らされる

眠らないと精神の疲労が増し、脳が腫れていく
身体にも異常をきたし、幻覚を見るようになる
正常な思考を奪われ、ついには死に至る

眠れなくなったことにより、あっという間に社会が崩壊し、町は無法地帯となる
見ていてゾッとした

残念なのは序盤が駆け足だったこと
異変が起きた翌日には、町がパニックに

人類、もろすぎ
1日の完徹ぐらい我慢しろや!!

通常の3倍の速度で症状が悪化するという設定なのだが、不要だった気がする
眠らないことで、じわじわと人々がおかしくなっていく方が、物語に説得力が出たはずだ

モンスターの不在

本作ではモンスターのようなものは存在しない
脅威となるのは、正気を失った人間
その辺りは新しい趣向で面白かった

とはいえパニック映画としては物足りなかったのも事実
やはり「クワイエット・プレイス」「ミスト」のような目に見える怪物
またはゾンビなどの方が盛り上がる
睡眠不足が敵では、いまいち危機感が伝わってこないのだ
ちょっとパンチ力が不足していたのは否めない

ドラマ

こういったパニック映画では、スペクタクルシーン以上に人間ドラマが見どころとなる
その辺りも物足りなかった
基本的にジルたち親子のドラマしか、描かれていないからだ
途中で仲間になる囚人のダッジはいいキャラだったが、もっと様々なキャラクターとの関わりを見たかった

ただ主演のジーナ・ロドリゲスは好演
子供たちを守り抜こうとする母親を、説得力ある演技で表現している

まとめ

睡眠の大切さを思い知らされる映画
パニック映画としては突出しているわけではないが、なかなか楽しめる
なぜマチルダだけ無事だったのか?
ちゃんと謎が解明する点も良かった
見れば、それなりの満足が得られるだろう


アウェイク (2021) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/awake_2021
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/377177

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