Netflix「バルトコヴィアク」ネタバレ感想 ポーランドの格闘アクション!!

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Netflizオリジナルのポーランド映画
兄が交通事故で死に、元総合格闘家のバルトコヴィアクは家業のナイトクラブを継ぐが、兄の死がただの事故ではないと知り…………

主人公がイケメンなのにアクションが凄い
小粒だが格闘アクションが好きなら楽しめる

ヒロインのドミニカやアル中のコーチなど、脇のキャラクターが魅力的
また悪役がかなり邪悪で盛り上がった
格闘アクションは本格的
91分という長さも適切
ただストーリーは少し粗が目立った
見せ場ももっと欲しかった
点数をつけるなら60点というところ
ツボは押さえられているので、アクション映画好きなら楽しめるだろう


予告編

Bartkowiak | Oficjalny zwiastun | Netflix

作品情報
作品名「バルトコヴィアク」(原題Bartkowiak)
監督:ダニエル・マルコヴィチ
キャスト:ユゼフ・ポロウスキー、 ゾフィア・ドマリク、ラファウ・ザヴィエルチャ、ジョアンナ・コサイラ
上映時間:91分
製作国:ポーランド(2021年)

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ざっくりあらすじ

兄が交通事故で亡くなり、元総合格闘家のバルトコヴィアクは家業のナイトクラブを継ぐ。しかし、兄の死がただの事故ではないと知り…………

感想(ここからネタバレ)

ポーランド映画はアクションもなかなか…………

兄の死

トマシュ・バルトコヴィアクは総合格闘技の無敵の王者だった
その日はバルトコヴィアクの10連勝がかかった試合
コーチのパウェルや兄のヴィクトルが見守る中、試合が行われた
誰もがバルトコヴィアクの勝利を信じていた
しかし、第2ラウンドでバルトコヴィアクは劣勢になり、挑戦者のコンラッドに敗れた

それから6ヵ月が経った
バルトコヴィアクはドーピングをしていたとして、選手を引退
今では家業のナイトクラブを手伝っていた
兄のヴィクトルは復帰を勧めたが、バルトコヴィアクにその気はなかった

そんなある日、ヴィクトルが交通事故で死んだ
トラックと衝突したのだ
コーチの娘ドミニカもバルトコヴィアクを心配して来てくれた
兄も亡くなり、バルトコヴィアクはナイトクラブを売却することにした

その頃、ナイトクラブの周辺の店は、ことごとく立ち退きをさせられていた
そこにオフィス街を作るらしい
中心となっているのはサンスタルという会社だった
そのあまりに強引なやり方に、バルトコヴィアクは兄の死は偶然ではなかったかも知れないと考え始め…………

バルトコヴィアク

かつては総合格闘技で無敵のチャンピオンといわれていた
しかし、ドーピング検査の結果が陽性
身に覚えのないバルトコヴィアクは、すっかり嫌気がさし選手を引退した
その後は家業のナイトクラブで用心棒をしていた
だが、オーナーである兄が交通事故で亡くなり…………

演じるのはユゼフ・ポロウスキー
体を張った見事な格闘技を披露
てっきり本物の格闘家かと思ったが、普通にプロの俳優らしい
その役者魂に痺れた

ドミニカ

バルトコヴィアクのコーチの娘
市庁舎に勤めている
ヴィクトルの死で久々に再会する
バルトコヴィアクと共に事故の原因を探っていくが…………

演じるのはゾフィア・ドマリク
主人公を支えるヒロインを好演

ポーランド映画

「誰も眠らない森」、「みんな死んだ」、「ヘイター」、「ブレスラウの凶禍」
Netflixではポーランド映画が次々と配信されている
ホラー、サスペンス、ミステリーとジャンルも様々
どれもなかなかの出来栄え
先月もテレビ局に立てこもる青年を描いた「プライムタイム」が配信されたばかりだ
この「バルトコヴィアク」では本格的なアクション映画を見せてくれる
ポーランド映画のパワーを思い知らされた

Netflixオリジナルのポーランド映画 大晦日に1人の青年が銃を手に、TV局に立てこもるが………… 立てこもりを題材にしたサスペン...

格闘

冒頭の試合シーン
凄まじい迫力だった
プロ同士の試合としか思えない
主役のユゼフ・ポロウスキーは10年以上のキャリアを持つ俳優
相当に鍛えたのだろう
脱帽するしかない

本作では随所に格闘アクションの見せ場がある
ジャッキー・チェンなどのアクション映画好きにはたまらない
ポーランドのアクションのレベルの高さが感じられた

エンターテイメント

兄の謎の死
強引な地上げ

ありがちだがアクション映画には、これで必要十分だろう
とにかく悪役が残忍で冷酷
本当にムカつく連中だった
おかげでストーリーが盛り上がった

また冒頭の試合で主人公をフルボッコにしたコンラッド
後半でも最大の敵として、バルトコヴィアクの前に立ちふさがる
敵が強くなければ、アクション映画は面白くない
ちゃんとツボが押さえられていた

一番美味しいキャラだったのは、コーチのパウェル

バルトコヴィアクが引退した後は、落ちぶれて酒びたりの日々
ジムも潰れて、どん底状態
だが、後半ではバルトコヴィアクの頼もしい助っ人になってくれる
非常に魅力的なキャラだった

シナリオ

本作はアクション映画としては及第点だが、シナリオは粗が目立った

地上げを強引に進めているサンスタル社
もしかしたら兄の死にも関わっているのでは?
何故なら兄の車に衝突したのがサンスタル社のトラックだったから

いや、いくらなんでも分かりやすすぎでしょ!!
さすがにご都合主義すぎる

途中で連絡がつかなくなった主人公の母親
もしかしたらサンスタル社の連中に…………
そう心配していたら、その話はそれっきり
最後まで触れることはなかった

結局、お母さんは無事だったの!?
ハッピーエンドなのにモヤモヤするんだけど!!

アクション映画とはいえ、もっとデティールをしっかり描いて欲しかった

まとめ

アクション映画としては及第点
派手さはないが、それなりに楽しめる
ポーランド映画のパワーが感じられた
あと主人公のお母さんの安否が、どうなったのか気になる

Bartkowiak (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/bartkowiak

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