新型コロナウイルスの影響で全米では約5000の劇場が閉鎖となった
これはアメリカの映画館の97%といわれている
期間は少なくとも6週間から12週間のようだ
ディズニーは興行収入データの発表を一時停止
興行収入の報告機関であるComscoreも、北米トップ10、グローバルチャートなどの報告を一時停止すると発表した
これにより、しばらくは全米興行成績のランキングは見られなくなる
「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ムーラン」「クワイエット・プレイス PART II」
多くの新作の公開日が延期となっている
マーベルの「ブラック・ウィドウ」の5月1日の公開も延期となった
一部の小規模な作品は劇場公開を諦め、Netflixなどのストリーミングでの公開を検討しているようだ
新型コロナウイルスで映画産業は危機的状況にある
「状況はひどい」と全米劇場所有者協会(NATO)の会長ジョン・フィティアンは語った
これから3ヵ月から4ヵ月、収入がなくなるのだ
仮に従業員を解雇したとしても、劇場の維持費や光熱費を支払わないければならない
政府の援助なしには破産する
フィティアンはこう語った
「心配なのはウィルス騒ぎが終わった時に、映画館がまだ存在しているかどうかです」
Netflixは失業状態にある製作スタッフやキャストを支援するために、1億ドルの救済基金を設立すると発表した
なお少し明るいニュースもある
中国で500を超える映画館が営業を再開したというのだ
コロナウイルスの脅威が収まってきたとの判断らしい
もっともこれは中国の全映画館の5%に過ぎないが
映画館の再開は各州の知事が判断するらしく、中国全体での本格的な動きとなっていくかは不明
もうしばらく状況を見守る必要がありそうだ
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