Netflix「カーター」ネタバレ感想 ノンストップ・バイオレンスアクション!!

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Netflixオリジナルの韓国映画
目を覚ました男はいっさいの記憶を失っており、わけもわからず命を狙われて…………

驚異の全編ワンカット
容赦なく人が死んでいく壮絶なバイオレンスアクション

見たことのないような映像の連続
主人公のカーターを演じるチュウォンの生身のアクションが凄まじい
失われた記憶
自分は何者なのか?
謎めいたストーリーも引き込まれる
最大の見どころは絶え間なく続くアクション
血みどろでかなり過激
そして、動き回るカメラワークが凄い
ただし2時間13分と長く、次第にだれてくるのが残念
とはいえ、作品に込められたエネルギーに圧倒された
かなりの野心作
映画ファンなら見逃せない

予告編

『カーター』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「カーター」(原題Carter)
監督:チョン・ビョンギル
キャスト:チュウォン、イ・ソンジェ、チョン・ソリ、キム・ボミン
上映時間:133分
製作国:韓国(2022年)

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ざっくりあらすじ

目を覚ました男はいっさいの記憶を失っていた。わけも分からず命を狙われ、男は耳に埋め込まれたデバイスから聞こえる声に従って、危険なミッションに身を投じるが…………

感想(ここからネタバレ)

久しぶりに見たことのないような映画を見た…………

失われた記憶

男はモーテルの一室で目を覚ました
何も覚えていない
自分の名前すらも
後頭部には何かを埋め込まれたような縫合の跡があった
そして、目の前には銃を構えた男たちが自分を囲んでいた

「チョン博士はどこだ?」

そう言われても、男には状況が全く理解できなかった
その時、携帯が鳴った
相手は女の声だった

「あなたはカーター。後ろの人に電話を替わって」

携帯電話を渡すと、いきなりその電話が爆発した
カーターは混乱に乗じて、その場を脱出した

頭の中でさっきの女の声がする
女が言うにはカーターの耳にはある装置が埋め込まれていて、この声は他人には聞こえない
さらには口には爆弾が仕掛けられている
自分の指示に従えということだった

次々と殺到する追手
カーターは撃退しながら、指示に従って逃走したが…………

作品解説

監督は「悪女/AKUJO」などのチョン・ビョンギル
本作では誰も見たことのないような映像を目指したという

チュウォン

いっさいの記憶をなくした男、カーターを演じる
耳に装置、口には爆弾を仕掛けられている
卓越した身体能力と戦闘力を誇る
そして自分がエージェントで、自ら記憶を消したことを知るが…………

追手を次々と撃退するカーター
まさに人間兵器
チュウォンの体当たりのアクションが凄まじい
このカーター役のために体重を7kg増量し、3~4ヶ月の過酷なトレーニングを積んだとのこと

長回し

アルフレッド・ヒッチコックの「ロープ」
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
全編ワンカットの作品はいくつかある
最近ではサム・メンデス監督の「1917 命をかけた伝令」が記憶に新しい

全編ワンカット!! 若き兵士2人の目を通して、戦場を体験できる 長い塹壕 飛び交う銃弾 死体の山 主人公たちの焦りや恐怖がダイレク...

「カーター」で面白いのは、バリバリのアクション映画でそれをやったこと

大人数相手の格闘
激しいバイクチェイス
走る列車の上での戦闘

とにかくカメラが動き回り、どうやって撮ったのかと目を見張るシーンが多かった
CGに思えたスカイダイビングの場面も、実際に行ったというのだから驚きだ
またリアルタイムで描いたことにより、記憶を失った主人公に観客を同化させる効果も、上手く発揮していたように思う

タイムリミット

この世界にはDMZウィルスという病が蔓延している
カーターの娘ユニも感染していて、タイムリミットはあと1日
娘を救うためにはウィルスの治療法を発見したチョン博士のいる北朝鮮へ、抗体を持っている娘のハナを連れて行かなければならない
それがエージェントであるカーターに課せられた任務だった

だが、ウィルスを利用しようとするアメリカのCIAと北朝鮮の反政府勢力も、ハナを狙っている
カーターはハナを守りながら、壮絶な死闘を繰り広げることになる

作品の評価

目覚めると記憶がなく、ベッドは血まみれ
口には爆弾
次々と追ってくる刺客

異様な導入部と凄まじいアクションの連続で、前半は本当に面白かった
次第に明らかになる真実にも引き込まれた

しかし、終盤のCGの多用はかなり残念
派手ではあったが、前半の生身のアクションの方が迫力があった
またゾンビ要素は絶対にいらなかった
途中までは超傑作になると思ったのだが、終わってみるとちょっとチープな印象の作品になってしまった

まとめ

パワフルで面白い作品
作り手の見たことのない映像を見せるという意欲が伝わってきた
残念な部分もあるのだが、好きな一作だ
特にアクション映画好きにはおススメ

Carter (2022) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/carter_2022
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/383984

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