Netflixオリジナル映画
警察官のコフィーは交際相手のヴァネッサの息子カリームと、上手くいっていなかった
そんな時、カリームが事件に巻き込まれ…………
かなり下ネタの多いコメディ
12歳のカリームが卑猥なセリフを連発するので、不快に思う人が多いだろう
家族で見るには向いていない作品だ
物語も途中までは退屈
いまいちノレなかった
とはいえ、全くつまらない作品かというと、そうでもない
物語が佳境に入ってからは、派手な見せ場と爆笑シーンの連続で、けっこう楽しめた
特に女性陣の活躍が良かった
映画館に入場料を払ってまで見に行く作品ではないが、Netflixで暇つぶしに見る分にはアリだろう
ただ本当に下品なギャグが多いので、そこは注意
予告編
作品情報
作品名「コフィー&カリーム」(原題Coffee & Kareem)
監督:マイケル・ドース
キャスト:エド・ヘルムズ、タラジ・P・ヘンソン、テレンス・リトル・ガーデンハイ
上映時間:88分
製作国:アメリカ(2020年)
ざっくりあらすじ
黒人女性のヴァネッサと交際を始めた警察官のコフィー。だが、ヴァネッサの12歳の息子カリームは、そのことを快く思っていなかった…………
感想(ここからネタバレ)
かなり下ネタの多いコメディ
人を選ぶだろう
コフィーとカリーム
ジェームズ・コフィーはデトロイトの警察官
最近、コフィーはヴァネッサという黒人女性と付き合い始めた
コフィーは彼女に夢中だった
ただ一つ問題があった
ヴァネッサの一人息子で12歳のカリームは、コフィーのことを嫌っていたのだ
カリームは何とかコフィーを愛するママから引き離したかった
そのため、とんでもない計画を思いつく
街のギャングに頼んで、コフィーをママに会えなくなるぐらい痛い目にあわせるのだ
カリームはコフィーに車で友達のところに送ってくれるように、ママに頼んだ
突然の申し出に戸惑うコフィー
カリームは自分のことを嫌っていたはずだ
不審に思いながらも、コフィーはパトカーでカリームを迎えに行った
車の中でコフィーはカリームのご機嫌を取ろうと必死だった
だが、カリームには全く相手にされなかった
ここで待つように言って、カリームは車を降りた
そこは友人から教えてもらったギャングのアジトだった
リュックには今まで貯めたお金が入っている
これでコフィーを半殺しにしてもらう
中に入って目にしたのは、3人のギャングが警官を椅子に縛り拷問しているところだった
呆然とするカリーム
ギャングの1人が警官を撃ち殺した
カリームは逃げ出した
それに気づいたギャングたちが、後を追ってきた
カリームは銃声に気づいて駆けつけたコフィーと合流した
ギャングは銃を手に追ってくる
2人は必死に逃げた
コフィーとカリームは何とか、カリームの家まで逃げのびた
2人の様子に驚くヴァネッサ
カリームはスマホを現場に落としてきたことに気づいた
家の場所もばれ、奴らが追ってくる
その時、ヴァネッサが驚きの声をあげた
テレビでは警察官のコフィーがカリーム少年を誘拐したと報じていた…………
コフィー
デトロイトの警察官
バツイチ
現在はヴァネッサと熱愛中
しかし彼女の息子のカリームと上手くいかずに悩んでいる
警官としては間が抜けている
演じるのは「ハングオーバー!」シリーズのエド・ヘルムズ
いまいち頼りないが、ヴァネッサとカリームを守るために奮闘する姿は好感が持てた
カリーム
ヴァネッサの一人息子の12歳の少年
口が達者でヒップホップに夢中
最愛の母親と交際しているコフィーのことが気に入らない
カリームは正直クソガキ
コフィーをギャングに頼んで半殺しにしようとするなど、やりすぎだと思った
個人的にはあまり好きになれなかった
演じるテレンス・リトル・ガーデンハイは演技が若くして達者で将来有望
コメディ
この作品はコフィーとカリームのバディもの
反発しあっている2人が事件に巻き込まれ、やがてお互いを認め合う
だが、あまり魅力的なコンビには思えなかった
カリームが下品な発言が多すぎ
ギャングにコフィーを下半身不随にしてもらおうなどと、さすがに行き過ぎている感じだった
個人的に下ネタの多いコメディは苦手
この作品とは相性が悪かった
むしろ主役2人より魅力的だったのは、カリームの母親のヴァネッサ
ギャング2人を1人で撃退するシーンには爆笑
演じるのは「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、「ドリーム」でも主演だったタラジ・P・ヘンソン
さすがの演技力
また本作の悪役であり汚職警官のワッツ
女性だがキレッキレの怪演
終盤はほとんど見せ場を1人で持っていった
強烈な印象のキャラクター
彼女の活躍で、作品がかなり持ち直した
まとめ
何だかんだで、けっこう楽しめた
あまり好みの作品ではないが、サービス精神旺盛なのは好感が持てた
最後は爽快な気分で見終えることが出来た
癖の強い映画だが、アクションシーンなど見どころも多い
暇つぶしには悪くないだろう
Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/coffee_and_kareem
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/372253
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