ファンという立場ではない一視聴者からの感想
前回、いよいよ嵐史上最大にして最長のツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」が開幕
今回の第5話、第6話では引き続きツアーの様子
そして、1月27日の活動休止発表の舞台裏が描かれる
作品情報
作品名「ARASHI’s Diary -Voyage-」第5話、第6話
出演:相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔
配信日:2020年3月31日
第5話「それぞれの想い」
前回、2018年11月16、17、18日
札幌ドームでアニバーサリーツアー「5×20」をスタートした嵐
この第5話は2018年11月30日、4公演目の福岡ヤフオクドームから幕を開ける
すでに活動休止を決断していた嵐のメンバーたち
そのことを胸に秘め、ツアーを続けていく
相葉雅紀
「最初、この5×20のツアーが始まって、まだ発表できていない段階での挨拶ってのは、嘘偽りは一切ないんだけど、今日来てくださって凄い楽しそうな人たちがどういう風に思ってしまうんだろうということを、やっぱり頭のどこかで考えちゃってましたね」
第5話ではステージの5人のMCから、彼らの心情に迫っていく
2018.11.30
福岡ヤフオクドーム
櫻井翔
「俺は凄く見てるし、凄く覚えてます。俺は1人でも多くのあなた方に手を振り、1人でも多くのあなたと目を合わせ、1人でも多くのみんなとの記憶を積み重ねてきたつもりでいます」
2018.12.07
東京ドーム
大野智
「僕も20年やってメンバー4人には本当に色々助けられたし支えてもらいました。本当にね、もうおっさんだけど、あんな4人いないよ。あんな優しい4人は僕は見たことがない。たぶん今後も出会わないと思う」
二宮和也
「みんなが横に並んで、顔を見合わせて歩いてきて、その先がここで、こんなにもたくさんの人に”おめでとう”って言ってもらえる我々は、本当に運がいいなという風に思っています」
2018.12.08
東京ドーム
相葉雅紀
「僕、そんな誇れるものとか自慢できるものとかないんだけど、この4人と一緒に20年歩んできたことっていうのは、凄い自慢できることなんですよね」
2018.12.15
ナゴヤドーム
松本潤
「ありがとう。何回ありがとうって言っても足りないと思うけど、ありがとう。もう本当、4万回言いたいぐらい、マジで」
2018.12.16
ナゴヤドーム
櫻井翔
「”仲良し”っていう言葉じゃ、おそらく足りないんだよね」
2018.12.24
東京ドーム
相葉雅紀(その日が誕生日)
「一番最初に肺が破れた時に、”もう歌って踊れない”って”その可能性の方が高い”って先生にいわれました。他の4人がいなかったら絶対に諦めてたし、すごく優しく手を差し伸べてくれたメンバーがいたから、今があると思うし。その恩というか借りは、ずっと心の中に残ってて。何年たっても消えないんですよね」
2019.01.12
京セラドーム大阪
大野智
「こういう5人はたぶんなかなかいないんじゃないかと思います。4人には正直感謝しかないし、あの4人がいなかったら、僕ここにたぶん立ってないと思うし」
二宮和也
「ジャニーズJr.の頃から入れると23年ぐらいかな。振り返ってみると、あの頃はすごく楽しくて。いろんなことがあって、頑張ってきたからこそ、今ここに立てるんですけど。もう一度やれと言われたら、僕は一生やりたくないです。それぐらい真剣に向き合った23年でした」
2019.01.13
京セラドーム大阪
松本潤
「櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、大野智、そして私。この5人でまだまだ皆さんに見せたい景色があります。この5人でまだまだ見たい景色があるんです」
活動休止発表前の5人のステージのMCだけで構成された第5話
かなり胸に迫った
僕でさえそうだったのだから、嵐のファンはたまらないのではないだろうか
「ARASHI’s Diary -Voyage-」の中でもエモーショナルなエピソードとなっている
そして運命の1月27日がやってくる
第6話「活動休止を発表」
活動休止を発表
その1月27日の嵐のメンバー
そして発表後の彼らを描く
楽屋で楽しそうに笑っている嵐のメンバー
だが、大野智の表情は硬い
スタッフに呼ばれる
その日はファンクラブへのメッセージの撮影だった
カメラに向かって椅子に座った5人
大野が中央だ
「(大野)2017年6月頃に僕はメンバー全員に集まってもらい、自分の気持ち、想いを話しました」
2020年をもって嵐の活動を休止
そのことをファンに告げる撮影だった
大野は緊張しているのか、何度も撮影がストップ
「何回でもいいよ」
「何回でもやろう。ゆっくりやろう」
他のメンバーが大野に声をかける
こんなに緊張しているリーダーを見るのは、メンバーも初めてのようだ
「言葉では表せられないぐらいの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」
何度も撮影を中断した後、ようやく大野は最後まで言い終えた
二宮が大野にささやく
「会見の時、半端ないよね。今の100倍緊張するよ」
2019.01.27
休止発表
16:00
スタッフミーティング
事務所から大勢のスタッフが会場に集結
ほとんどの人が嵐の活動休止について、知らされていなかったようだ
松本潤
「いきなり聞いてショックを受けている方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、引き続き2年間たくさんいい思い出を作っていけるように頑張っていきたいと思うんで、今後ともよろしくお願いします」
大野智
「僕がきっかけではありますが、何度も何度も話し合って決めた決断です。これから約2年ありますが、精いっぱいやらせていただきますので、最後まで僕らについてきてくれたらありがたいです」
16:20
会見まで待機
嵐のメンバーは落ち着かないのかうろうろしている
櫻井翔は気持ちを落ち着かせるためか、ピアノの演奏を始めた
腕前はかなり上達している
17:00
ファンクラブサイトで情報解禁
テレビの前で緊張した面持ちの5人
松本潤がスマホを見せる
「上がってる。ジャニーズネットに」
「(スタッフ)出てます。こっち5chです」
嵐活動休止のニュースを、続々とテレビが伝え始めた
20:00
スタッフが呼びに来た
「よろしくお願いします」
誰ともなく嵐のメンバーは握手を交わす
5人の表情は思いのほか明るいが、緊張の裏返しか
「(司会)では嵐のメンバーの登場とさせていただきます」
最後に顔を見合わせて、会場に入っていく5人
会場はフラッシュの嵐
マスコミは興奮気味
司会の進行を遮るほど騒がしい
質問に丁寧に答えていく大野
マスコミも大野を少し責めているような雰囲気
他のメンバーもそれを気にしているようだ
「(二宮)もしリーダーが悪者になって見えているんであれば、我々の力不足だと思います」
そうして記者会見は終了した
会場を出ていく嵐のメンバーは、どっと疲れた様子
「お疲れした!」
エレベーターの中で、メンバーで握手を交わす
櫻井が大野の肩に手をやっているのが印象的だった
活動休止発表は終わったが、大野智は悩んでいた
今後のツアーでファンはどういう反応を見せるのか
MCで休止のことに触れるべきか
ステージに登場したら、ファンが号泣しているのでは
そんなことまで頭をよぎった
そして2019年4月13日
休止発表後、初のライブ
19公演目
名古屋
本番前
「(松本)まあ、リーダーがどこまで言うかだよね」
「(大野)ボケチックな言い方で軽く触れるぐらいかな」
「(松本)なんか柔らかい方がいいかなとは思うんだよね。しんみりしちゃうとさ」
「(櫻井)そうそう。本当そう。その後、歌いづらくなっちゃうしね」
嵐のメンバーもファンの反応をかなり気にしていた
松本潤を中心に円陣を組む
「怪我のないようにいいライブにしましょう。名古屋1日目、いくぜ!!」
「しゃー!!」
ちょっと緊張気味の嵐のメンバー
だが、ステージに立った彼らを迎えたのは、凄まじいファンの歓声
ライブはいつも通り熱狂的な盛り上がりだった
そして大野智のMC
「休止後もこのビジュアルをキープしていきます」
さりげなく休止に触れたが、ユーモラスな語り口に、会場からも笑いが起こっていた
「最後まで見守っていてください」
大野はホッとした表情だった
そしてツアーは続いていく
この「ARASHI’s Diary -Voyage-」の最大の山場かも知れない活動休止発表
凄まじく見ごたえがあった
あの会見の裏側での嵐のメンバーのやり取り
かなりレアな映像だったと思う
そして、焦点が当たっていたのは、やはり大野智
ところどころで苦悩している様子が伺えた
それを支えるメンバーの姿も熱かった
なお第6話では「5×20」のミュージック・ビデオの撮影風景も見ることが出来る
嵐の歌声と共に、これも貴重な映像だろう
まとめ
第5話と第6話は、どちらもかなり見ごたえがあった
ファンなら必見のレベル
特に休止発表の裏側は興味深かった
今後、このドキュメンタリーがどういう方向に向かうのか
続きが気になるところだ
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