Netflixドキュメンタリー「”新型コロナウイルス”をダイジェスト」第1話の内容まとめ

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Netflixでドキュメンタリー「”新型コロナウイルス”をダイジェスト」の第1話が配信された
新型コロナウイルスの蔓延で、世界は異常な事態に陥っている
そのため、このドキュメンタリーの第1話は、2週間半で急いで作られたらしい
ちなみにナレーションを担当するのは、「セッション」でアカデミー賞助演男優賞を獲得したJ・K・シモンズである

なぜ新型コロナウイルスはここ1世紀で最大のパンデミックになったのか
そしてどう終息するのか

26分の作品だが、非常に内容の濃い興味深いものとなっている
多くの人が見ておくべきだろう
その第1話の内容をダイジェストでまとめてみた
これで興味を持った方は、ぜひ本編をご覧いただきたい


予告編

作品情報「”新型コロナウイルス”をダイジェスト」(原題Coronavirus Explained)
監督:グレース・ワン
製作国:イギリス(2020年)
上映時間:26分

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発生

2019年12月に中国湖北省武漢で、原因不明の肺炎の発生が複数報告された
2020年1月に世界保健機関(WHO)は新種のコロナウイルスである可能性が高いと、声明を発表した

当初、各国首脳は新型ウィルスを軽視していた
しかし、感染症に携わる人の多くは、いつかこうなることを予測していた

「パンデミックの死者は大戦での死者数に匹敵するかも知れない。経済は停滞し人類が受ける代償は甚大だ。影響を受けずに済む国などないはずだ」

これは2019年5月のビル・ゲイツのインタビューである

2019年4月
P.ダスザック博士

「野生動物が持つ未知のウイルスは推定で150万種。全てが今にも人に感染する恐れがある」

動物から人に感染するウイルスを人獣共通ウイルスという
この種のウイルスが急増している
薬もワクチンもなく非常に危険だ

2002年に発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)は新種のコロナウイルスで数百人が死亡した
2012年のMERS(中東呼吸器症候群)でも同様に、新種のコロナウイルスで数百人が死亡した
世界でのパニックは一時的なものだったが、専門家の懸念は続いていた

「呼吸器病原体の致死的なパンデミックが現実的に起きる可能性が高い」

2019年9月のWHOの報告
新型コロナウイルス発生の3ヵ月前だった

新型コロナウイルス

ウイルスは最古の生物の1種だが、人のような生物ではない
複製のため他の細胞を乗っ取る
ウイルスはそうして複製して生存していく

新型コロナウイルスの正式名称はSARS-COV-2
コロナの意味は”王冠”で王冠状の突起が名前の由来である

くしゃみや咳、会話の際の飛沫で広がり、目や鼻、口から直接入り込む
多くの物質の表面でも数時間生存し、それに触れた手で顔を触ると、感染の恐れがある
人は平均的に1時間で20回も顔を触る
ウイルスは細胞に侵入すると自身を複製させ、次々に他の細胞に侵入する

新型コロナウイルスは無症状でも感染し、インフルエンザと誤解されることもある
非常に巧妙なウイルスだ

感染症は主に2つ
自覚症状が少なく感染が遅いウイルスか
他の疾病と似た症状を生じ、次々と感染が進むウイルスだ

今回の場合は1人から2人程度に感染するようだ
そして感染した人から次々に拡散される
よって感染者は指数関数的に増え、数日ごとに倍増する

肺疾患や糖尿病などを患っている者
高齢者の死亡リスクが明らかに高い

そして男性の方がリスクが高い
原因は生物学的因子や喫煙率の高さ
手洗いが下手だからという調査結果も出ている

拡大

コウモリはウイルスに耐性があるため、ウイルスまみれだ
人に感染すると変異する恐れがある

SARSも中国の野生動物の市場から発生した
だが、今回のウイルスより危険度が低い
無症状では感染しないため、症状のある人を隔離すれば封じ込められた
致死性も10%と高く、ウイルスが広がりにくかった
宿主が重症にならない方が、ウイルスは広がりやすいのだ

生存者はおそらく免疫を得て、再感染しない
そしてやがては免疫を持った人だけになる

数年前に発見されたコウモリウイルス
危険度は低いと判断された
新型コロナウイルスをゲノム解析したところ、例のコウモリウイルスと配列が96%同じだった
コウモリウイルスが進化し、人へ感染したと考えられている
人への感染は考えにくかったため、中間宿主がいた可能性がある

中間宿主

1918年のインフルエンザの大流行
原因は鳥のウイルスだった
鳥から人へ感染することはなかったが、が中間宿主になったのだ
世界人口の3分の1が感染したといわれている
当時の医療記録は精度が低かったが、3~20%が死亡したと考えられている

豚の細胞で鳥と人のウイルスが合体
新型人獣共通ウイルスH1N1が発生した

ワクチン

この事態は収束可能だ
過去にも前例がある

20世紀に抗生物質が発見された
その結果、細菌性疾患の致死性は大幅に低下した
だが、抗生物質は新型コロナウイルスなどのウイルスには無効だ

安全な抗ウイルス薬は開発が難しい
ウイルスと戦うには免疫が最適ということになる

ウイルスに感染すると死ぬ人もいるが、生き残る人もいる
生き残った人々の免疫系は、ウイルスを認識して撃退する

多くの人が免疫を獲得すれば、感染を抑制できる
これを集団免疫という
感染率は下がり、ウイルスは根絶される
だが自然に集団免疫ができるのを待っていては、何百万人も犠牲になる

また免疫がついても、生涯効果があるわけではない
免疫の長さは約1~2年といわれている
今回はどの程度の長さになるのか不明
そこでワクチンの開発が極めて重要になる
十分な人数へ接種すれば、集団免疫への安全な近道となる

対策

だがワクチン開発は困難でもある
有効性の判断には1~1年半かかる
待っている間にもウイルスは広がり、死者が出る
取れる最善策は感染の速度を下げること
7世紀前の黒死病時代に生まれた方法
”隔離”

またはソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)
相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間の距離の定義
2mぐらいといわれている

人混みや人との接触を避け、ウイルス拡散の機会を減らすことも重要だ
1918年、インフルエンザ流行時、セントルイスでは学校や公共の場が速やかに閉鎖された
一方、無策だったフィラデルフィアではパレードが行われた
その結果がこのグラフである
当時のインフルエンザによる死者数が示されている

何も対策しなかったフィラデルフィアの方が、死者数が段違いで多い

イタリアで起こったように、一度に感染者が急増すると、救命が困難になる
この事態を避けるには、外出を避けるしかない

グラフの曲線を平坦化するには、国は徹底した都市封鎖を行わなければならない
そしてある時点で徐々に慎重に封鎖を解除する
感染は慎重に対処しないと、長期戦となってしまう
パンデミックではワクチンが出来るまで、選択肢は少ないのだ

迅速な対応

中国の一部や他の国では野生動物の市場が今も盛んで、動物のウイルスが変異し人に感染する機会がある
感染が発生したら、迅速な対応が必要になる

2019年12月
武漢中央医院の33歳の李文亮医師が、他の医師に新しいコロナウイルス発生への警告を伝えていた
数日後、彼は警察により警告書に署名させられた

”頑として主張するなら法的に拘束する”

1月30日にWHOが緊急事態を宣言する頃には、李医師は新型コロナウイルスに感染していた
翌週、感染で彼は死亡した

李医師が最初にウイルス発生を警告してから3週間後、中国では推定で11万4千人が感染

もし李医師の言葉に耳を傾け、迅速に対応していたなら、感染者数は95%も少なかった可能性がある

(迅速に対応していた場合のシミュレーション)

中国が2月に都市封鎖をした頃、イタリアは封鎖をせずに次の感染の中心地になった
イタリアが封鎖をした3月、アメリカは封鎖をせずに次の感染の中心地になった
そして封鎖が難しく医療体制が整わない国で、感染者が増えだした
我々は封鎖を急がなければならない

未来

パンデミックは人の営みによる必然の結果だ
森林破壊で野生動物と人間の距離が縮まり、畜産場では動物が密集することで、人に感染するウイルスが発生する機会が増えた

パンデミックが起きると人は、対岸の火事だと思ってしまう
だが新型コロナウイルスでそれが誤りだと分かる

確かに人類は対応に遅れた
しかし、テクノロジーや科学、連携体制の面では過去最高の準備がある
世界中でワクチンが開発されている
歴史上でもっとも早く開発されるワクチンとなるだろう
世界中の英知が結集されているのだ

人類はウイルスとの戦いに負けたことはない

まとめ

凄くためになるドキュメンタリーだった
大げさだが全人類が見た方がいいと思うほどだ
ウイルスの発生
それにどう対応すべきか
とても分かりやすく説明されていた
また新型コロナウイルスのパンデミックが、起こるべくして起こったのだと理解できた
ウイルスの正しい知識を持つことは、安全に過ごすためにとても重要だ
要点だけをまとめたが、やはりドキュメンタリー本編を見てもらうのが一番だろう
「”新型コロナウイルス”をダイジェスト」はNetflixで配信中
第2話の配信は初夏の予定となっている

映画「コンテイジョン」が注目を集めている 2011年に公開された本作 新種のウイルスのパンデミックの恐怖を描いたサスペンス映画だ これ...
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Coronavirus Explained (TV Movie 2020) on IMDb

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