Netflix「ダムゼル/運命を拓きし者」ネタバレ感想 戦うプリンセス!!

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Netflixオリジナル映画
貧しい小国のプリンセス・エロディに大国であるアウレア王国の王子との結婚話が持ち掛けられたが…………

ミリー・ボビー・ブラウンが戦うプリンセスを熱演
ドラゴンが本当に恐ろしい

序盤は王道のファンタジーかと思ったら、その後の落差が凄い
もはや完全なホラー
ミリー・ボビー・ブラウンは希望を失わない逞しいプリンセスを好演
ドラゴンの冷酷さと迫力が凄まじい
そんな強大なドラゴンに、知恵を駆使して立ち向かうプリンセスが格好良かった
セットや衣装も美しい
ひねりの利いたストーリーでかなり楽しめた
変わったファンタジーや怪獣映画が好きな人にはお勧め

予告編

『ダムゼル/運命を拓きし者』 予告編 – Netflix

作品情報
作品名「ダムゼル/運命を拓きし者」(原題DAMSEL)
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
キャスト:ミリー・ボビー・ブラウン、レイ・ウィンストン、ロビン・ライト、アンジェラ・バセット、ニック・ロビンソン、ショーレ・アグダシュルー
上映時間:109分
制作国:アメリカ(2024年)

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ざっくりあらすじ

貧しい小国のプリンセス・エロディに、大国であるアウレア王国の王子との結婚話が持ち掛けられる。実際にアウレア王国を訪れて目にしたのは豪華な宮殿、美しい衣装、そしてハンサムな王子だった。妹のフロリアはすっかり浮かれている。しかし、エロディはこの結婚に不穏なものを感じて…………

感想(ここからネタバレ)

ミリー・ボビー・ブラウンのアイドル映画かと思って舐めてた…………

「ダムゼル/運命を拓きし者」

北にある小国のプリンセス・エロディ
貧しいがエロディは妹のフロリアと共に、懸命に日々を生きていた
ある日、エロディに大国であるアウレア王国の王子との結婚話が持ち掛けられた
結婚が成立すれば、民を飢えさせずに済む
父親と継母は大喜びだった
見知らぬ相手との結婚などエロディは不安だったが、王族の責務として受け入れた

エロディたちは船でアウレア王国を訪れた
豪華な宮殿、美しい衣装、贅沢な料理
そこは自分たちの小国とはまるで別世界だった
そして結婚相手であるヘンリー王子はハンサムで優しかった
フロリアはすっかり浮かれている
しかし、エロディはどこか違和感を感じた

その日、エロディとヘンリーの豪華な式が挙げられた
エロディは大勢の人から祝われた
式が終わるとエロディはヘンリーに山へ連れていかれた
そこで王国の伝統である古い儀式が行われるという
山を登るとイザベル王妃や配下たちが2人を待っていた
ヘンリーとエロディは言われたとおりナイフで手を切り、血を混ぜ合わせた
それで儀式は終了だという

ヘンリーはエロディの身体を抱き上げた
それは結婚したばかりの2人には、ごく自然な行いに思えた
次の瞬間、ヘンリーはエロディを穴に突き落とした
驚いて悲鳴を上げるエロディ

穴の底は真っ暗だった
エロディは何とか立ち上がり、必死に助けを呼んだが無駄だった
そして、彼女を待ち受けていたのは恐ろしいドラゴンだった…………

作品解説

原作はイヴリン・スカイによる小説「ダムゼル 運命を拓きし者」

監督は「28週後…」のフアン・カルロス・フレスナディージョ

最初は2023年10月13日に公開される予定だったが、全米映画俳優組合のストライキの影響で2024年3月8日に変更された

エロディ

小国のプリンセス
世界を旅して回ることを夢見ている
貧しい民のことを考えて、結婚を受け入れた
幸せな結婚になるかと思われたが…………

演じるのは「ストレンジャー・シングス」のイレブン役で人気となったミリー・ボビー・ブラウン
主演した「エノーラ・ホームズの事件簿」シリーズも成功し、まさに絶好調
本作では戦うプリンセスを熱演し、製作総指揮も務めている

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ヘンリー王子

アウレア王国の王子
エロディと気が合う
2人の仲は上手くいきそうだったが…………

演じるのはニック・ロビンソン
「ジュラシック・ワールド」では恐竜に襲われる兄弟の兄ザックを演じた

イザベル王妃

ヘンリー王子の母
アウレア王国を治めている
時折、冷酷な表情を見せるが…………

演じるのは「フォレスト・ガンプ 一期一会」などのロビン・ライト
本作で演じるイザベル王妃は最悪のキャラクター
見ていて、めちゃくちゃ腹立たしかった

王道ファンタジー

貧しい小国のプリンセス・エロディに、大国の王子からの縁談がくる
美しい城、煌びやかな衣装、ハンサムな王子
序盤はディズニー映画のような王道のファンタジー
正直、退屈だった

しかし、エロディが穴に突き落とされて、物語は急展開
まさかのサバイバルもの
この展開には驚いた
情け容赦ないシーンの連続で、もはやホラー
俄然と面白くなった

ドラゴン

ドラゴンといえば、ファンタジーものの定番
アニメにもよく登場する
最近のドラゴンは物分かりが良く、話の通じる奴が多い
もはや愛すべきキャラという印象だ

だが、本作に登場するドラゴンは違う
冷酷で賢く残忍
姫を容赦なく追い詰めていく姿は本気で恐ろしかった
なかなか全身を見せない演出も効果的だった
こんな怖いドラゴンを見たのは、「ホビット」シリーズ以来かも知れない
怪獣映画として見ても、本作は楽しめる

戦うプリンセス

「これはおとぎ話ではない」

そのキャッチコピーの通り、本作はファンタジーの皮を被ったサバイバルもの
序盤との落差が凄かった
美しい衣装を身にまとったプリンセス
そんな主人公が地の底で泥だらけになり、満身創痍で生き残ろうとする姿は強烈
絶望的な状況でも諦めず、次第に逞しくなっていく姿は感動的ですらあった
ディズニー映画ではありえない展開だ

ミリー・ボビー・ブラウンはスタントも自分でやったという
画面から伝わってくる気迫は素晴らしかった
魅力的な戦うプリンセスの誕生である

まとめ

ひねりのきいたファンタジー
ミリー・ボビー・ブラウンの熱演が凄い
ホラーのような演出も効果的
ドラゴンが本気で恐ろしかった
ファンタジーに抵抗のある人も一見の価値ありだ

Damsel (2024) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/damsel_2023
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/393795

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