Netflix「私を殺さないで」ネタバレ感想 死んでも離れない…………

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Netflixオリジナルのイタリア映画
恋人と共に死んだはずのミルタは、何故か生き返ってしまい…………

ロマンス色の強いホラー映画
つまらないので無理に見る必要なし

一種のゾンビもの
ホラーなのに全く怖くない
演出も凡庸
前半が本当に退屈で、かなり辛かった
しかし、物語が動き出す後半は、そこそこ楽しめる
例えるなら「トライライト」シリーズのゾンビ版
ほとんどの人にとっては、時間の無駄にしかならないだろう
ゾンビ映画なら絶対に見逃せないという人なら、見てみるのもアリ
ただし、一切の期待をしないことだ


予告編

NON MI UCCIDERE – Trailer

作品情報
作品名「私を殺さないで」(原題Non mi uccidere)
監督:アンドレア・デ・シーカ
キャスト:アリーチェ・パガーニ、ロッコ・ファサーノ、シルヴィア・カルデローニ、ファブリツィオ・フェラカーネ
上映時間:90分
製作国:イタリア(2021年)

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ざっくりあらすじ

薬物の過剰摂取により、恋人と共に命を落としたミルタ。ところが何故か、ミルタだけ生き返ってしまう。蘇った彼女はもはや普通の人間ではなく…………

感想(ここからネタバレ)

90分なのに時間が長く感じた…………

復活

19歳のミルタは恋人のロビンのことを、狂おしいほど愛していた
ロビンはどこか危険でミステリアスで、他人とは違っていた
その日、ロビンが常用しているドラッグを、ミルタは自分もやると言い出した
お嬢様のミルタはドラッグなど初めて
ロビンと同じ体験をしてみたかったのだ

ミルタとロビンは死体で発見された
薬物の過剰摂取が原因だった
ミルタの両親は嘆き悲しみ、ロビンを憎んだ

ミルタは暗闇で目を覚ました
そこは墓の中だった
状況が分からない
ロビンはどこにいるのか?
ミルタはよろめきながら墓から這い出し、自分の家へと向かった

両親は寝静まっていた
食べ物を口にしたが、身体が受け付けなかった
何かがおかしい

気配を感じた母親が起きてきた

「ミルタ? あなたなの?」

ミルタは思わず窓から逃げ出して…………

作品解説

原作はキアラ・パラッツォーロが書いた同名の2005年の小説

アンドレア・デ・シーカ監督の2本目の長編映画

ミルタ

19歳の女子学生
裕福な家庭で育った
ロビンと運命的な恋に落ちる
死から蘇ったことで、普通の食物を受け付けなくなり…………

次第に人肉を食す欲求を抑えられなくなるミルタ
演じるのはアリーチェ・パガーニ
ヌードも披露する熱演

ロビン

ミステリアスなミルタの恋人
スリルを愛する
薬物中毒者
ミルタに「死んでも離れない」と誓うが…………

演じるのはロッコ・ファサーノ

思い出される映画

かなり恋愛色の強い本作
「トワイライト」シリーズのゾンビ版という趣きがある

また恋愛色の強いゾンビ映画には「ウォーム・ボディーズ」がある

それらに比べると「私を殺さないで」は、パッとしない印象だ

復活者

死から蘇ったミルタは人間を襲うが、厳密にはよくあるゾンビとは違う
知性や生前の記憶を保持している
噛まれた人間はゾンビにならない
ミルタのように蘇った者は「復活者」と呼ばれている
後半では他の復活者も出てくる

従来のゾンビものに新味を加えようという意図は分かるが、いまいちパンチが足りない印象だった
はっきり言って地味
ホラーなのに怖くないという中途半端な出来になってしまった

ロマンス

ミルタとロビン
本作では恋愛が大きな割合を占めている
そのため前半は頻繁に、ロビンとの馴れ初めの回想シーンが挿入され、非常にテンポが悪かった

こっちはホラーが見たいんだ!!

正直、イライラした
「ウォーム・ボディーズ」のような例外もあるが、ゾンビとロマンスの組み合わせはやはり難しいのかも知れない

組織

ベナンダンティ
復活者を人知れず抹殺する謎の組織
そんな組織が絡んでくる後半は、見せ場も多くなかなか楽しめた
ミルタが反撃に転じるクライマックスは痛快
退屈なシーンが多い本作だが、終盤は少し持ち直した印象
とはいえ他人におススメするほどの出来ではないというのが、正直なところだ

まとめ

イタリアのゾンビ映画
全体的に冴えない出来栄え
ありがちなゾンビ映画にはしないという意図は伝わるが、空回りしてしまっている
見なくても問題はないだろう

Non mi uccidere (2021) on IMDb

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