Netflix「D.P.-脱走兵追跡官-」ネタバレ感想 重いテーマだが最高級のドラマ!!

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Netflixオリジナルの韓国ドラマ
兵役義務で入隊したアン・ジュンホは、脱走兵を追跡する部隊D.P.に配属されて…………

脱走兵を追う刑事ドラマのようなバディもの
最高級のクォリティで必見!!

脱走する兵士の苦悩
それにアクションやミステリー、人間ドラマがバランスよく融合している
第1話が衝撃的
あまりのヘビーなストーリーに、見続けるかどうか躊躇した
しかし、第2話から登場する主人公の相棒となるハン・ホヨルが非常に魅力的だった
軍人とは思えない自由奔放さとユーモアで、作品を明るくしてくれた
チョン・ヘインやク・ギョファンなど役者も好演
個性的な脱走兵たち
スリリングなエピソードや感動的なドラマなど盛りだくさん
特にラスト2話の盛り上がりが凄まじかった
いじめやしごきなど、見ていて気が滅入る要素も多い
だが、それでも十分に見る価値があるだろう
浪川大輔、子安武人、井上和彦と豪華すぎる声優陣の吹き替え版もおススメ


予告編

『D.P. -脱走兵追跡官-』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「D.P.-脱走兵追跡官-」(原題D.P.)
監督:ハン・ジュニ
キャスト:チョン・ヘイン、ク・ギョファン、キム・ソンギュン、ソン・ソック
全6話
製作国:韓国(2021年)

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ざっくりあらすじ

兵役義務で軍に入隊したアン・ジュンホは、脱走兵を追跡する部隊D.P.に配属される。任務を続けるうちにジュンホは、彼らが抱える苦悩と軍の過酷な現実を思い知り…………

感想(ここからネタバレ)

韓国のドラマはレベルが高い…………

入隊

無口な青年アン・ジュンホは、兵役義務で軍に入隊した
厳しい訓練を終えて、ジュンホは憲兵隊に配属された
軍では上官や先輩の命令は絶対
そのため陰では激しいいじめやしごきが横行していた
ジュンホは黙ってそれに耐えた

ある時、ジュンホは上官であるパク・ボムグに呼ばれた
ボムグは脱走兵追跡部隊D.P.の隊長だ
ふとしたことからボムグは、ジュンホの鋭い洞察力に目をつける
ボムグはジュンホをD.P.の一員として抜擢した

D.P.はつねに二人組で行動する
ジュンホは先輩であるパク・ソンウと組まされた
最初の任務はシン・ウソクという兵士を探し出すことだった
街に出るとソンウは、任務は明日からにして今夜は飲み明かそうと言いだした
そんなソンウにジュンホは戸惑ったが、先輩に逆らうことができずに…………

作品解説

原作はキム・ボトンによる人気のウェブ漫画「D.P犬の日」
キム・ボトンは実際にD.P.に所属していた経験があり、ハン・ジュンヒ監督と脚本も共同執筆している

チョン・ヘイン

二等兵アン・ジュンホを演じる
無口で生真面目な性格
子供の頃、父親に虐待されていた
ボクシング経験者
その忍耐力と鋭い洞察力を買われ、D.P.に抜擢される
脱走兵たちの苦悩に向き合ううちに、人間として成長していく

「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」、「ある春の夜に」などに出演したチョン・ヘイン
本作では役作りのために撮影3ヶ月前からボクシングを練習
吹き替えは浪川大輔が担当

ク・ギョファン

D.P.の組長であるハン・ホユルを演じる
上下関係に縛られない自由奔放な性格
いつもふざけた態度をとっているが、実は情に厚くて有能
非常に人間味のあるキャラクターである
相棒となったジュンホは、次第にホユルの影響を受けていき…………

ク・ギョファンは「新感染半島 ファイナル・ステージ」などに出演
本作では吹き替えの子安武人の声が、めちゃくちゃハマっていた

キム・ソンギョン

D.P.の隊長であるパク・ボムグを演じる
つねに口うるさいが、部下の身を案じている
上からの無理難題に頭を悩ませている
いざという時は上官に歯向かう気骨の持ち主

キム・ソンギョンは「熱血司祭」などに出演
吹き替えは井上和彦

兵役

大韓民国の男子は法の定めるところにより兵役の義務を遂行しなければならない

大韓民国兵役法 第3条

韓国の成人男性は、一定期間軍隊に所属し国防の義務を遂行する「兵役」義務が課せられている
そのことは知っていたが、ここまで詳しく描いたドラマは初めて見た
親しんだ日常を離れ軍隊へ
厳しい訓練を経て、各部隊へ配属される
そこでアン・ジュンホは軍隊の現実を見る

厳しい上下関係
日常的ないじめや暴力
人間関係のストレス

兵役義務のない日本人にとっては、想像もつかない過酷な環境だ
自分だって逃げ出したくなるだろう
だが、逃げた者は脱走兵として追跡される
犯罪など犯していなくてもだ
非常に不条理な世界だといえる

脱走兵たち

心の優しい者
争いを好まない者
人と接するのが苦手な者

軍隊に馴染めない者は、どうしても出てくる
そして上官や先輩からのいじめ
本作ではその暗部が詳細に描かれている
見ていて気が滅入った
どこまで事実なのか分からないが、これでは逃亡する者がいても無理はない

本作では様々な脱走兵が登場する

いびきがうるさいという理由でいじめられた兵士
1人残してきた祖母が心配で脱走した兵士
女に貢がせる人間のクズのような兵士

そんな彼らをD.P.は追う

D.P.

脱走兵
彼らは犯罪者ではない
多くはいじめなどに耐えられなくなり、逃げた兵士たちだ
彼らは被害者なのだ

アン・ジュンホたちD.P.もそんなことは分かっている
しかし、そんな彼らを追跡し捕まえなければならない
本作の着眼点は本当に素晴らしい
脱走兵を追うことで世の中の理不尽さが浮き彫りになり、同時に刑事ドラマのようなワクワク感があった
そして脱走兵を捕まえる瞬間はカタルシスとやりきれなさを感じた
実に見事な作劇だ

どこか悲しみが根底に流れる本作
そのため祖母のために脱走した兵士を描いた第4話のラストには感動
いつもおちゃらけているハン・ホユルが、めちゃくちゃ格好よかった
この話は涙なしには見られない

しかし、何よりも1話から積み重ねてきた伏線がいっきに炸裂する5話と6話
このクライマックスの2話が本当に凄かった
優しい先輩だったソクボンが凶行に走る姿は、「フルメタル・ジャケット」のほほえみデブことパイルを思い出した

スリリングな展開の連続
自らが脱走兵となってでも、ソクボンを追うアン・ジュンホの姿が熱い
まるで映画を見たような充足感
最後まで見れば、きっと満足を得られるだろう

まとめ

スリル
ユーモア
感動

全てが詰まった最高級のドラマ
重くやりきれないテーマだが見ごたえあり
ドラマ好きなら絶対にチェックしておくべきだろう

D.P. (2021) on IMDb

allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/378619

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