Netflix「SAS: 反逆のブラックスワン」ネタバレ感想 傭兵部隊 VS 特殊部隊!!

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Netflixオリジナル映画
イギリスの特殊部隊の隊員であるトムは恋人のソフィーと、パリへ向かう高速列車に乗り込んだが、その列車がブラックスワンと呼ばれる傭兵部隊にハイジャックされて…………

イギリスのアクション映画
主人公が格好よくて、見せ場満載

次のジェームズ・ボンドとも噂されている主役のサム・ヒューアンが文句なしに格好いい
傭兵部隊を率いる冷酷な悪役グレースもキャラが立っている
大勢の人質
凄腕の傭兵たち
事件の裏に隠された陰謀
ド派手な見せ場も多かった
アンディ・サーキスやトム・ウィルキンソンなどキャストも豪華
どこかで見たようなアクション映画ではあるが、ハリウッドとはひと味違う英国風になっている
少し長くて、中だるみもあった
しかし、アクション映画好きなら楽しめるだろう


予告編

SAS: Red Notice Trailer (2021)

作品情報
作品名「SAS: 反逆のブラックスワン」(原題SAS: Red Notice)
監督:マグナス・マーテンス
キャスト:サム・ヒューアン、ルビー・ローズ、アンディ・サーキス、ハナ・ジョン=カーメン、トム・ホッパー、トム・ウィルキンソン
上映時間:125分
製作国:イギリス・ハンガリー・オランダ・スイス(2021年)

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ざっくりあらすじ

イギリスの特殊部隊の隊員であるトムは恋人のソフィーと、パリへ向かう高速列車に乗り込んだ。だが、その列車がブラックスワンと呼ばれる傭兵部隊にハイジャックされて…………

感想(ここからネタバレ)

SASというと浦沢直樹の傑作「MASTERキートン」を思い出す


ハイジャック

ウィリアム・ルイスとその娘グレース
彼らが率いる傭兵部隊「ブラックスワン」が、ジョージア共和国の村で虐殺を行った
その映像はネットで拡散された

英国政府はウィリアムたち傭兵の逮捕を、特殊部隊SASに命令した
SASの隊員であるトム・バッキンガムは、仲間と共にルイスの屋敷を襲撃した
しかし、ウィリアムは死んだが、娘のグレースには逃げられた

翌日、トムは医師である恋人のソフィーと共に、ロンドンからパリへ向かう高速列車に乗り込んだ
向こうに着いたら彼女にプロポーズするつもりだ
ところがトムは列車の中で、グレースを見かけた
彼女の後を追うトム
列車にはグレースだけではなく、ブラックスワンの傭兵たちが乗り込んでいた

英仏海峡トンネルの途中で、列車が急停止した
ざわめく乗客たち
傭兵たちは彼らに銃を向け、車内を制圧した
列車はハイジャックされたのだ
グレースは乗客を人質にして、英国政府に身代金を要求した

人質の中にはソフィーがいる
トムは傭兵たちから身を隠し、ソフィーだけでも救い出そうとするが…………

作品解説

原作はアンディ・マクナブの小説
アンディはSASの元隊員で、湾岸戦争でイラク軍に捕らえられ拷問を受けたこともある
マイケル・マン監督の「ヒート」など、様々な映画で技術アドバイザーとして参加している

本作は2021年3月12日にイギリスで劇場公開された

サム・ヒューアン

SASの隊員であるトム・バッキンガムを演じる
裕福な家の御曹司だったトム
だが上流社会に馴染むことは出来なかった
今ではSASが自分の家だと感じている
恋人のソフィーにパリでプロポーズをする決意をするが…………

ドラマ「アウトランダー」の主役で人気のサム・ヒューアン
スコットランド出身で、次のジェームズ・ボンド役にもっとも近い俳優といわれている

今まで「ボンド25」と呼ばれていた「007」シリーズの最新作の正式タイトルが「No Time to Die(原題)」に決定した ...

ハナ・ジョン=カーメン

トムの恋人で医師のソフィーを演じる
意志の強い女性
トムのことを愛しているが、彼は軍人で自分は医者
全く真逆の生き方だ
そのため時折、トムのことが理解できなくて…………

ハナ・ジョン=カーメンは「レディ・プレイヤー1」「アントマン&ワスプ」に出演している

英国のアクション映画

列車が傭兵部隊にハイジャックされる
主人公は恋人や人質を救うため、1人で傭兵たちと戦う

思い出すのはやはり「ダイ・ハード」
列車のハイジャックという点では、スティーヴン・セガールの「暴走特急」の方がより近いかも知れない

どこかで見たような作品
そういう印象を持つ人は多いだろう

しかし、主人公のトムがブルース・ウィリスタイプではなく、上流社会出身
強くて逞しいが、どこかエレガント
さすが次のジェームズ・ボンド役といわれるサム・ヒューアンだけはある
全体的に英国風の味付けがなされており、独特のアクション映画となっている

ブラックスワン

村の住人を虐殺
そして列車をハイジャックした傭兵部隊「ブラックスワン」

だが、ただの極悪非道な集団ではなかった
村人の虐殺
それは英国政府からの依頼だった
彼らは汚れ仕事を請け負ったのだ

しかし、虐殺の事実が明るみになるや、態度を急変させてブラックスワンを処分しようとする政府
列車のハイジャックは裏切った政府や首相への復讐だった

ここまで政府を徹底的に悪役にするとは驚いた
ハリウッド映画でも珍しいだろう
やはりイギリス映画には骨がある

サイコパス

敵なら女性でも躊躇なく殺すトム
そのことがソフィーには理解できない

「もし相手が私でも殺すの?」
「襲ってきたらね」

トムにはある感情が欠落していた
誰でも殺すわけではない
だが敵なら容赦しない

ブラックスワンのリーダー、グレース
冷酷で残忍
殺しをいっさい躊躇わない

「お前は私と同類だ」

似た者同士の2人
しかし決定的に違う点があった
トムには人を愛する感情があったのだ

愛する人たちを守るために戦う

最後にそう誓うトム
新たなヒーローの次の活躍を見てみたい

まとめ

イギリスのアクション映画
少し長くて中だるみもあったが、かなり楽しめた
特に主人公と悪役が魅力的だった
ぜひシリーズ化して欲しい

SAS: Red Notice (2021) on IMDb

Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/sas_red_notice

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