Netflix「闇に棲むもの」感想 ホラーとフィルム・ノワールの合体!!

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Netflixオリジナルのメキシコ映画
フランコは妹を探して、あるホテルに辿り着くが…………
ホラーとフィルム・ノワールの合体
そう書くと、何だか面白そうに思えるが、実際は非常に珍妙な映画に仕上がっている
とにかく前半が退屈
ストーリーが全く進まない
またホラーなのに怖くない
吸血鬼映画だったのかも知れないが、説明不足で意味不明
色々と支離滅裂
中盤からは銃撃戦など見せ場があるので、何とか最後まで見られた
よっぽどのホラーマニアか物好きな人にしかお勧めできない
時間を他の有意義なことに使った方がいいだろう


予告編

作品情報
作品名「闇に棲むもの」(原題Fuego negro)
監督:バーナード・アレラーノ
キャスト:テノッチ・ウエルタ、エレンディラ・イバラ、デイル・カーリー、アリアーネ・ペリセ
上映時間:81分
製作国:メキシコ(2020年)

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ざっくりあらすじ

組織を裏切ったフランコは、妹を探してあるホテルに辿り着くが…………

感想(ここからネタバレ)

ホラーとノワールの融合というアイディアは面白いが、活かしきれていない
非常に残念な作品

ホテル

フランコはあるホテルに辿り着いた
組織を裏切って、追われる身
彼は妹のソニアを探していた

その古びたホテルは、どこか異様な雰囲気だった
泊まっているのも、秘密めいた客ばかりだ
フランコは妹の手がかりを探したが、足取りはつかめなかった

ある日、フランコはホテルの前のアパートに住むルビという名の女と知り合う
ルビは助けを求めているようだったが、フランコは無視した

ホテルの同じ階にジャックという老人が泊まっていた
ジャックはフランコに”闇に棲むもの”という本を渡してきた
そして、自分と契約しろと言うのだが…………

フランコ

組織を裏切った男
たった1人の妹ソニアを探している
決して他人に弱さを見せない
立ち寄ったホテルで、様々な奇妙な客と知り合うが…………
演じるのはテノッチ・ウエルタ

ルビ

ホテルの向かいのアパートに住む女
バーのウエイトレスをしている
今の状況を抜け出したいと思っている
ひょんなことからフランコと知り合い、彼に執着するが…………
演じるのはエレンディラ・イバラ

ホラー

幽霊、モンスター、殺人鬼
ホラーと言っても、様々なジャンルがある

フランコが知り合ったジャックという老人
彼はフランコに契約を勧めてくる
おそらくこの老人は吸血鬼なのだろう
ということは、これはヴァンパイア映画なのか?

そう思っていたらジャックは、口からうようよした奇妙な生物を吐き出す
どうやらその生物が本体で、”闇に棲むもの”らしい
じゃあ、これはモンスター映画なのか?
設定が盛りすぎで、いまいちよく分からない
何しろ最低限の説明もないのだ
思わせぶりなだけで、見ていて疲れた

ノワール

妹のソニアを探しているフランコ
だが、組織はフランコの裏切りを決して許さなかった

フィルム・ノワールとホラーの合体
この辺りはアラン・パーカー監督の名作「エンゼルハート」を思い出させる

だが、哀しいかな完成度は足元にも及んでいない

謎めいた女
極力省かれたセリフ
怪しげな人物たち

ノワールの最低限の部分は押さえているのだが、全てが薄っぺらい印象だった

問題点

81分と時間も短いのに、設定盛りすぎ
セリフも少ないので、正直わけが分からなかった
意味深なほのめかしをするばかりで、見ていてイライラした

それまで渋いタッチだったのに、いきなりセクシーな女戦闘員が出てくる
ヴァンパイア映画と思ったら、変なモンスターが出現
フランコの見る悪夢も、結局は意味不明
アクションシーンのカット割りも下手
全体的にチグハグな印象である
最後までまとまりのない作品だった

まとめ

かなり珍妙な作品
ホラーとノワールの合体というアイディアは面白かったのだが、残念な出来栄え
前半は見せ場もなく退屈だった
役者や雰囲気はそこまで悪くなかったが、無理して見る必要もないだろう


Fuego negro (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/dark_forces_2020

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