ウィル・スミス主演の最新作「ジェミニマン」が10月25日に日本で公開される
それに先立ち10月11日に全米で公開する
主演は「アラジン」で超特大ヒットを飛ばしたばかりのウィル・スミス
監督は「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」と2度もアカデミー監督賞を受賞したアジアの名匠アン・リー
製作は「トップガン」「バッドボーイズ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」と名うてのヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマー
これで期待するなと言う方が無理だ!!
さて全米での公開を前に、続々とレビューが上がってきている
果たして「ジェミニマン」はどういう評価になっているのか?
作品解説
史上最強とうたわれるスナイパー、ヘンリー
彼は政府からの依頼で、あるミッションを遂行していた
ところがその最中、何者かに襲撃される
自分のことをまるで全て把握しているかのような謎の相手
その正体は秘密裏に製造された若き頃のヘンリーのクローンだった………………
「ジェミニマン」の企画は20年前、1997年にまでさかのぼる
元々はディズニーの企画だった
トニー・スコットやカーティス・ハンソンという監督が、この作品に興味を持った
主演の候補にはクリント・イーストウッドを始め、ハリソン・フォード、メル・ギブソン、ニコラス・ケイジ、ブラッド・ピット、トム・クルーズ、アーノルド・シュワルツネッガー、シルベスター・スタローンなどが上がった
だが、結局ディズニーはこの企画を中断した
若い頃のクローンをデジタル処理で描くというのが、当時では技術的に難しかったからである
2016年にスカイダンス・プロダクションがディズニーから、映画の権利を取得した
製作をジェリー・ブラッカイマーが務め、ウィル・スミス主演、アン・リー監督で、ようやく本格的に始動
長い紆余曲折を経て、とうとう「ジェミニマン」は完成した
批評家の反応
こうして完成した「ジェミニマン」
いったいどういう評価になっているのか?
この作品に対するロッテントマトの批評家支持率は現在38%
IMDbのスコアは5.2
ちょっと物足りない数字である
主な批評を見てみよう
アンナ・スミス
「技術的には素晴らしいが『ジェミニマン』は驚くほどつまらない」
デビッド・クロウ
「ビジュアルが見事だからといって、ひどい脚本を擁護できるわけではありません」
フォーブス
「あまりいい映画ではありませんが、ビジュアルとキャストの演技のために見る価値はあります」
ショー・ベリーザ
「この映画には学ぶべき教訓がある。脚本が20年以上棚の上でほこりをかぶっていたなら、そのままにしておくべきだった」
デジタルスパイ
「『ジェミニマン』は『ジュラシック・パーク』のイアン・マルコム博士が言っていたことが正しかったと証明します。できるからといって、すべきではないこともある」
アサインメント
「『ジェミニマン』は適度に面白いが、ストーリーが予測可能である」
カンボール・キャンベル
「『ジェミニマン』はユニークな作品で見逃せません。映画館に行くべきです」
グラント・ワトソン
「アン・リー監督は私がもっとも信頼する1人だったが、とうとう失敗作を作ってしまった」
ザジャムレポート
「『ジェミニマン』には数多くの技術的な素晴らしさがありますが、最終的には馬鹿げた陰謀、つまらない対話、不自然なキャラクターで占められます」
ウィルソン・モラリス
「脚本は独創性に欠けますが、ウィル・スミスの演技やアクションは映画に多大な貢献をしています」
批評の総括
要約すると、レビューではこれらの点があげられている
ストーリーが古臭い
技術的には素晴らしいものがある
ウィル・スミスは好演
アン・リー監督にしては演出がいまいち
ウィル・スミスが2人出てきても、2倍得するわけではない
この企画はそのままお蔵入りにすべきだった
これだけの顔ぶれが集まったわりには物足りない作品
まとめ
厳しい批評が多い印象
ウィル・スミスでアン・リー監督だから期待しているのだが………………
とはいえ、まだ作品は公開されていない
批評家には不評でも、観客には好評というのもよくあること
公開後の観客の反応が気になるところだ
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