Netflix「グッド・オン・ペーパー」ネタバレ感想 完璧すぎる彼氏の正体は!?

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Netflixオリジナル映画
スタンドアップ・コメディアンのアンドレアは、あまりに完璧すぎる男と出会って…………

普通のロマコメだと思っていたら、全く違った
見ていてかなりストレスが溜まる作品

実際にスタンドアップ・コメディアンであるイライザ・シュレシンガーが主演し、脚本も担当
いまいちパッとしないコメディアンを、生き生きと演じている
完璧だが掴みどころのないデニスのキャラクターが凄い
最初は魅力的に思えたが、後半は見ていて恐ろしくなった
映画としてはいまいちな出来
ロマコメとしてもおススメできない
だが、終盤の展開は意外で面白かった
ほとんど実話というだけあって、かなり生々しい内容である


予告編

『グッド・オン・ペーパー』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「グッド・オン・ペーパー」(原題Good on Paper)
監督:キム・ゲートウッド
キャスト:イライザ・シュレシンガー、ライアン・ハンセン、マーガレット・チョー、レベッカ・リッテンハ
上映時間:94分
製作国:アメリカ(2021年)

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ざっくりあらすじ

スタンドアップ・コメディアンのアンドレアが出会ったデニスは、あまりに完璧すぎる男だった…………

感想(ここからネタバレ)

妙にリアルに感じる映画…………

出会い

アンドレア・シンガーはスタンドアップ・コメディアン
そこそこ売れていて有名だが、いまいちパッとしなかった
女優として成功しようとオーディションを受けているが、成果が出ない

「35歳の役を演じるには、君は年を取りすぎているよ」
「私は34歳です!」

デニスとは偶然、空港で出会った
角ぶちの眼鏡、真面目そうな態度
彼はイェール大出身でヘッジファンドをしているという
モデルの彼女がいて、ビバリーヒルズに家がある
気配りができて、話も面白かった

その夜のアンドレアのステージを、デニスは見に来てくれた
親友のマーゴのバーで酒を飲み、3人は打ち解けた
それ以来、アンドレアはデニスと友人として付き合うようになった
彼と一緒にいると、アンドレアは落ち着けた

ある夜、アンドレアはデニスに告白された
アンドレアは断った
彼とはいい友人のままでいたい

アンドレアが他の男とデートをしている時に、デニスから電話がかかってきた
彼は取り乱していた
デートを切り上げ、アンドレアはデニスのところへ駆けつけた
母親がガンだと分かった
デニスは涙ながらに打ち明けた
アンドレアはそんなデニスを放っておけなかった
彼を慰め、一晩を共にした

「あなたの恋人になるわ」

翌朝、アンドレアはデニスにそう告げたのだが…………

イライザ・シュレシンガー

スタンドアップ・コメディアンのアンドレアを演じる
今まで懸命にキャリアを築いてきて、それなりに有名になった
しかし、いまいちパッとしない
人気女優のセレーナを一方的にライバル視している
デニスのことはあくまで友人だと考えていたが…………

イライザ・シュレシンガーは人気のコメディアン
本作の脚本も担当
ほぼ実話というだけあって、妙に生々しいものとなっている
女優としては「スペンサー・コンフィデンシャル」に、マーク・ウォールバーグの元恋人役で出演している

マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督の5本目のタッグ作品 まさかのNetflixオリジナル映画 これは見るしかない!! そして...

ライアン・ハンセン

魅力的な男、デニスを演じる
イェール大出身のエリートでヘッジファンド
恋人はモデルで、家は豪邸
女性に優しく、気配りも忘れない
何もかもが完璧に思えたが…………

ライアン・ハンセンは2009年の「13日の金曜日」のリメイク版などに出演
テレビドラマにも多く出演している

ロマコメ

ひょんなことからアンドレアが知り合ったデニス
エリートだが謙虚で、心優しい
アンドレアが頼めば、何でも付き合ってくれる
すっかりデニスに心を許すようになったアンドレア
このまま普通のロマコメになると思ったのだが…………

綻び

晴れてデニスと恋人になったアンドレア
まさに幸せの絶頂
だが、少しずつデニスの不審な点が見えてくる

ゴルフ部だったはずなのに、いざプレーとなると言い訳して逃げる
教えられた住所には、みすぼらしい一軒家
何かと理由をつけて、支払いをアンドレアに任せる
さらにはイェール大に問い合わせると、そんな卒業生いないという

それでもデニスのことを信じ続けるアンドレア
この辺りは本当にストレスが溜まった
のらりくらりと追及をかわすデニスが、本当に腹立たしかった

ちなみにタイトルの「グッド・オン・ペーパー(Good on Paper)」とは、紙の上では立派とか経歴は素晴らしいが、という意味
まさにうわべだけの男デニスを象徴している

発覚

とうとうアンドレアは親友のマーゴットとデニスを拘束し、尋問する

全てが嘘だった

職業も経歴も何もかもが偽りだったのだ
にもかかわらずデニスはこれっぽちも悪いと思っていないのだ
ここまでくると、もはやホラーだ

呆れ果てたアンドレアはどうでもよくなり、デニスを解放する
ところがそんなアンドレアを、デニスは拘束され暴行を受けたと、警察に訴える
ここまで最低な男がいるのかと衝撃だった

本作はほぼ実話と言う通り、主演で脚本のイライザ・シュレシンガーの体験談を基にしていると思われる
どこまで実際にあったことか分からないが、見ていてうすら寒くなった

残念だったのはラストのカタルシスが弱かったこと
デニスを完膚なきまでに叩きのめして欲しかった

まとめ

ロマコメかと思ったら、そうではなかった
コメディとしても弱い
見なくても問題ない作品だ
だが、妙にリアルで生々しい後を引く映画だった


グッド・オン・ペーパー (2021) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/good_on_paper

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