Netflix「スペンサー・コンフィデンシャル」ネタバレ感想 黄金コンビによる痛快な娯楽作品!!

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マーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督の5本目のタッグ作品
まさかのNetflixオリジナル映画
これは見るしかない!!
そして作品はかなり面白かった
主人公のスペンサーがすごく魅力的
自分の正義を貫く姿が格好いい
他のキャラクターも人間味があって良かった
警官殺しをめぐるミステリー
アクションあり、笑いあり
痛快な気分を味わえる娯楽作
ぜひシリーズ化して欲しい


予告編

マーク・ウォールバーグ主演『スペンサー・コンフィデンシャル』予告編 – Netflix

作品情報
作品名「スペンサー・コンフィデンシャル」
監督:ピーター・バーグ
キャスト:マーク・ウォールバーグ、ウィンストン・デューク、アラン・アーキン、イライザ・シュレシンガー、ポスト・マローン
上映時間:111分
製作国:アメリカ(2020年)

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ざっくりあらすじ

刑務所を出所した元警察官のスペンサーは、警官殺しの事件に巻き込まれ…………

感想(ここからネタバレ)

劇場で公開されていても、普通に見に行ってた

出所

スペンサーは正義感の強い警官だったが、上司であるボイラン警部を半殺しにして、刑務所に入れられた
5年の歳月が経ち、スペンサーは刑務所を出所した
待っていてくれたのは、友人であるヘンリー
彼は年老いたボクシングの師匠であり、下宿先の大家だった

久々に帰った我が家
だが、思いがけないことがあった
見知らぬ同居人がいたのだ
ホークという名のその男は、大柄の黒人で不愛想だった
久々に会った愛犬も、すっかりホークに懐いている
スペンサーはすっかり不機嫌になった

翌朝、ニュースで警官が殺されたと報道された
殺されたボイランは、かつてスペンサーが半殺しにして、刑務所に入るきっかけになった男だった
スペンサーは警察から、ボイラン殺しの容疑者として疑われた
だが、その容疑はすぐに晴れることになる
グラハムという警官が車の中で、遺体で発見されたのだ
彼はボイラン警部を殺し、車の中で自殺した
警察はそう発表した

スペンサーはグラハムを知っていた
彼はいい奴だった
悪事を働き自殺するような男じゃない
スペンサーはヘンリーが止めるのも聞かずに、独自に捜査を開始するが…………

原作

原作はロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズ


初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)

パーカーの死後にスペンサー・シリーズを引き継いだだエース・アトキンスの小説「Robert B. Parker’s Wonderland」を基にしている

ピーター・バーグ

マーク・ウォールバーグと5度目のタッグとなるピーター・バーグ
もはや黄金コンビ
リアルで緊迫感のある演出には定評がある

「ローン・サバイバー」(2013年)

マーク・ウォールバーグとピーター・バーグの記念すべき初タッグ作品
アフガニスタンで4人のネイビーシールズ隊員が、200人のタリバン兵に取り囲まれる
実話を基にした作品
生き延びるための壮絶な死闘が圧巻

「パトリオット・デイ」(2016年)

2013年に起きたボストンマラソンの爆破テロ
その事件発生から犯人逮捕までを描く
凄まじい緊迫感の傑作
キャストも豪華

2013年4月15日に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件の一部始終を綿密に描いた作品 凄まじい緊迫感と完璧な語り口 平和な日常が一瞬で...

「バーニング・オーシャン」(2016年)

2010年にメキシコ湾沖で発生した海底油田爆発事故の映画化
あれほどの災害がなぜ起こったのか
その過程がつぶさに描かれる
火災の迫力に度肝を抜かれる

「マイル22」(2018年)

重要参考人を国外に脱出させるための、特殊部隊の危険なミッション
うかつにもこれだけ未見
早く見なければ!!

マーク・ウォールバーグ

スペンサーを演じたマーク・ウォールバーグ
本作では製作も兼任
タフで正義感が強いが、短気でトラブルメーカー
このスペンサー役はマーク・ウォールバーグの魅力を、最大限に引き出している

マーク・ウォールバーグは大スターなのに、どこか庶民的で親近感がわく
そういうところがファンに愛されているのだろう
彼が演じるスペンサーは、ボクシングをやっているという設定
そのためにマーク・ウォールバーグは何と5日間で10ポンド(約4.5キロ)減量したという
最初の3日間は骨のスープだけを食べていたらしい
本作への気合が伝わってくる

ちなみにスペンサーが住んでいる下宿の通りは、マーク・ウォールバーグが10代に実際に住んでいたところ
古巣での撮影に本人も興奮したという

ファミリー

本作では魅力的なキャラクターが、次々と登場する
まずはスペンサーの相棒となるホーク
最初は我が家にいつの間にか入り込んだいけ好かない奴という印象だったが、スペンサーがボクシングをコーチすることで、次第に心を通わせるようになる
大柄で迫力があるのだが、性格はとぼけているのが面白い
演じるのは「ブラックパンサー」や「アス」に出演したウィンストン・デューク

スペンサーの友人でありボクシングの師匠のヘンリー
どこかお茶目な老人で、スペンサーは心から彼を信頼している
ヘンリーの存在が映画を暖かくしてくれた
演じるのは名脇役アラン・アーキン

スペンサーの元恋人のシシー
強烈に口が悪く、気の強い性格
序盤で彼女から逃げまくるスペンサーの姿が面白い
何だかんだで離れられない2人
凄く恰好いいヒロインだった
演じるのはイライザ・シュレシンガー

警官殺し

2人の警官が殺された
スペンサーはその事件に、自ら首を突っ込む
その事件の裏には予想を超えた闇がたたずんでいた

本作はミステリーとしても面白い
好感が持てるのは、主人公のスペンサーが何の権力も持っていないただの一般人であること
そんな男が己の正義感だけで、巨悪を打ちのめす
爽快な気分になれる物語だ

誰もが悪を見て見ぬふりをする世の中
だが、俺は絶対に見逃さない
そんなスペンサーの心意気が格好良かった

コメディ

「ローン・サバイバー」「パトリオット・デイ」「バーニング・オーシャン」「マイル22」
ピーター・バーグといえば硬派でシリアスな作品という印象だった
それがまさかのアクション・コメディ
ところが思いのほか板についている
笑いどころが多く、楽しく見ることが出来た
監督の意外な才能に驚き
本作は監督の箸休め的な作品なのかも知れないが、またこんなアクション・コメディを見てみたい

続編

原作スペンサー・シリーズはまだまだある
マーク・ウォールバーグ自身もこの役が気に入っているようだ
もし本作が好評だったら、続編も考えるとのこと
ぜひ実現して欲しい

まとめ

マーク・ウォールバーグのNetflixオリジナル映画
存分に楽しめた
謎解きにアクション
何よりも愛すべきキャラクターたち
痛快な気分になれる娯楽作である


Spenser Confidential (2020) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/m/spenser_confidential
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/371336

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