【海外の反応】「雨を告げる漂流団地」の評価は!?

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Netflixで9月16日に「雨を告げる漂流団地」が全世界で配信された

「ペンギン・ハイウェイ」「泣きたい私は猫をかぶる」を手がけたスタジオコロリド制作の長編アニメ映画
日本のランキングでは1位を獲得と好調だが、アメリカやヨーロッパのランキングでは見当たらなかった

団地が主な舞台になるなど、かなり日本人向けという印象のこの作品
果たして海外ではどういう評価をされているのか?

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「雨を告げる漂流団地」

小学6年生の航佑と夏芽は鴨の宮団地で、まるで姉弟のように育った
何をするにも一緒で、サッカークラブでもコンビを組んだ
周りからは夫婦とからかわれた
しかし、航佑の祖父・安次が亡くなったことをきっかけに、2人の関係はギクシャクし始めた
夏芽はクラブにも来なくなった

鴨の宮団地の取り壊しが決まった
航佑と夏芽はそれぞれ別の場所で暮らし始めた
ますます2人の間は疎遠になっていった

友達の譲と太志が航佑を、鴨の宮団地に忍び込もうと誘った
「お化け」が出るという噂があるというのだ
航佑は気が乗らなかったが、2人に付き合った

取り壊しが決まり、もう誰も住んでいない団地
ところがそこで航佑たちは夏芽と遭遇した
夏芽は何度も団地に忍び込み、1人で過ごしていたのだ

そんな時、航佑たちの姿を見かけたクラスメイトの依菜と珠理も、団地に入ってきた
航佑は夏芽から団地に住むという謎の少年「のっぽ」について聞かされる
その少年がお化けの正体なのか?
すると突如、航佑たちは不思議な現象に巻き込まれる
気づくと団地は海を漂流していた
周りには水平線しか見えない
子供たちは何が起きたか分からず、パニックに陥ったが…………

キャストは航祐を田村睦心、夏芽を瀬戸麻沙美が演じた
監督は「ペンギン・ハイウェイ」の石田祐康
日本では9月16日から劇場公開と同時にNetflixで配信された

劇場公開と同時にNetflixで配信 取り壊しの進む団地に小学生たちが忍び込むと、何故かその団地が海を漂流し始め………… 子供たちの...

海外の評価

アメリカでは「DRIFTING HOME」というタイトルで配信されている

Drifting Home | Official Trailer | Netflix

現時点でのIMDbのスコアは6.3/10
ロッテントマトの批評家支持率は63%、観客支持率は57%となっている

メディアの評価

ロサンゼルス・タイムズ

「漂流ホーム」の最大の対立は、かつての親友であるコウスケとナツメの間に起こります
生き残るために協力する時、彼らの絆は再び蘇ります
「漂流ホーム」の深い奇妙さは、順応するのに時間がかかるかも知れません
しかし、この風変わりで騒々しい映画では、シュールな苦境は最終的には子供たちの成長に対する一般的な恐怖の派生物にすぎません

サイモン・エイブラムス

漫画ファンは「漂流ホーム」の中心的な前提が、楳図かずおの不穏で想像力豊かなホラーコミック「漂流教室」を連想させることに気付くかもしれません
楳図の漫画では、不可解な大惨事が彼らの学校をディストピアの未来へと駆り立てた後、小学生たちはそこから動けなくなります
それに比べるとミュータントやモンスターが出ることもなく、「漂流ホーム」はかなり気楽です
「漂流ホーム」のコンセプトは非常に低迷しているため、記憶に残るのはその未開発の可能性だけです

Mark Reviews Movies

映画の中心にあるのは、悲しみが記憶と現在の両方をどう粉砕するか、そして空間と場所が特定の考えや感情にどう影響するかについての悲しい物語です
「漂流ホーム」は素晴らしい想像力豊かな冒険物語ですが、この映画の頑丈で思慮深い感情のドラマはそれを超えています

ニューヨーク・タイムズ

「漂流ホーム」は素晴らしいビジュアルコンセプトを提供しますが、アクションに結び付きません
ペースは遅く、展開は予測可能です
懐かしさが場所にどのように結びついているのか、それとも物事が変化することへの哀しみを描こうとしているのか
この映画では十分に伝わってきません

ジャパン・タイムズ

ある意味で航佑、夏芽、そして彼らの友人たちは、単に過去の名残に別れを告げるのではなく、彼らの子供時代に別れを告げている
20分ほど短かったら、本作は勝利を収めていたでしょう
しかし、石田監督は物事を果てしなく長引かせます
また本作は「ペンギン・ハイウェイ」の風変わりなユーモアが欠けています
いくつかの記憶に残るイメージと刺激的なテーマにもかかわらず、「漂流ホーム」は少しもたついてしまいました

IGN

「漂流ホーム」は異質な「世界」での幻想的な体験を提供するだけでなく、悲しみのさまざまな側面を通じて、風変わりながらも魅力的な旅を描いています
スタジオコロリドの優れたアニメーションは言うまでもなく、まともな脚本と確かな声の作品です
残念なのは仲間たちの一部が十分に描き切れていないことです
それでも「漂流ホーム」は想像力に富んだ心のこもったストーリーで楽しませてくれます

一般視聴者のレビュー

「独創的なストーリーのアイデアを取り入れた素敵な視覚的御馳走」

「漂流ホームは本当に良かったかも知れない映画です。私はこの映画について多くのことを賞賛します。美しいショットもたくさんあった。これが90分のドラマだったら楽しめたかも。でも、同じことの繰り返しで、途中から冗長に感じてしまいました」

「アニメーションが綺麗。音が良かった。ストーリーも良かった。この映画はとても素晴らしく、心温まるものでした」

「問題は脚本が複雑で肥大化していることです。この映画が懐かしさ、ドラマ、キャラクターの絆という理想的な核に焦点を当てていたら、素晴らしい作品になっていたでしょう」

「アニメーションは最初から最後まで美しかった。また音楽は私を魅了しました。ただし、ストーリーとキャラクターに関しては、何かが欠けているような気がしました。でも誤解しないでください。良い映画です」

「漂流ホームは良く出来た、しかしやや平凡な映画の一つです。ジブリや細田や新海レベルを期待しないでください」

「プロットは全体的に良好。アニメーションは高品質。音楽とサウンドトラックはまあまあ。キャラクターは素晴らしかった。全体的に私にとっては7.5/10です」

「ペンギン・ハイウェイを2010年代の最高の映画の一つと考えている数少ない人間として、石田祐康監督の2番目の長編映画に興奮していました。本作がペンギン・ハイウェイと比べて残念だったのは、登場するのが子供だけで大人の視点がなかったことです。彼らはただの子供であると私たちに思い出させる別の視点がなければ、それはすぐに非常に単調で退屈になります。そうは言っても漂流ホームは、最近リリースされた他のほとんどの映画よりも優れています」

「視覚的にこの映画は素晴らしく、その設定を通じてストーリーと感情を伝えるのに本当に優れており、アニメーションとアートのすべてを正直に楽しんだ。また景色が綺麗で、ずっと見ていても飽きなかった」

劇場公開と同時にNetflixで配信 取り壊しの進む団地に小学生たちが忍び込むと、何故かその団地が海を漂流し始め………… 子供たちの...
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