Netflix「ノット・オーケー」シーズン1感想 恋と友情とスーパーパワー!!

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かなり風変わりなストーリー
青春もの、スーパーヒーローもの、ホラー
どんなジャンルだと特定できない
主演のソフィア・リリスはすこぶる魅力的
前半は気が滅入る展開が多く、合わない人も多いかも知れない
でも後半はじょじょに面白さが加速していく
そして、衝撃のクライマックス
見終わったら、続きが気になって仕方なくなるだろう
何より1話20分前後で全7話というお手頃感がいい
サクッと見れるドラマを探している人
思い悩む少女に共感できる人
スティーヴン・キングのファン
そういう人にはおススメ!!


予告編

作品情報
作品名「ノット・オーケー」(原題I Am Not Okay with This)
企画:ジョナサン・エントウィッスル、クリスティ・ホール
キャスト:ソフィア・リリス、ワイアット・オレフ、ソフィア・ブライアント、キャスリーン・ローズ・パーキンス
全7話
製作国:アメリカ(2020年)
配信日:2020年2月26日

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ざっくりあらすじ

17歳のシドニーは悩める女子高生。ある日、スーパーパワーに目覚め…………

感想(ここからネタバレ)

1話20分でサクサク見れる
こういうドラマは貴重

思い悩む少女

大好きな父が死んだ
自殺だった
もともと内向的で引っ込み思案な女子高生だったシドニー
それ以来、さらに最低な日々を送っていた

母親とはギクシャクして口論ばかり
リアムの面倒を見なければならない
さらには最悪なことが起こった
唯一の友達で大好きなディナ
彼女がアメフト部の虫の好かないイケメン、ブラッドリーと付き合いだしたのだ
シドニーは怒りでどうにかなりそうだった

その頃から妙なことが起こった
ブラッドリーが鼻血を出した
シドニーが睨んでいたら急にだ
母親と喧嘩して部屋に閉じこもると、壁に亀裂が入った
これは自分の力なのか?
シドニーはわけが分からなかった

近所に住む同じクラスのスタンリー
残念なオタクで、シドニーによく話しかけてくる
ディナとなかなか一緒にいられなくなったシドニーは、次第にスタンリーと親しくなっていくが…………

企画

原作は「このサイテーな世界の終わり」の漫画家チャールズ・フォースマンの「I am not okay with this」
製作総指揮に「ストレンジャー・シングス」のショーン・レヴィ
監督にNetflixドラマ「このサイテーな世界の終わり」のジョナサン・エントウィッスル

シドニー

主人公のシドニーは「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」のベバリー役ソフィア・リリスが演じる
カウンセラーに日記を書くように言われたシドニー
物語は基本シドニーのナレーションで進行する

父親の死の悲しみ
毎日が退屈で、何もかも面白くない
10代の悩みを体現するシドニー
そんな鬱屈したシドニーを、ソフィア・リリスは的確に演じている
かなりの美少女なのに、冴えない役でもこれほどハマるのが凄い

スタンリー

残念なオタク、スタンリーを演じたのはワイアット・オレフ
ソフィア・リリスとは「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」で共演
ワイアット・オレフはその時もスタンリーという役名だった

最初は変な奴という印象だったスタンリー
だが、シドニーにべた惚れで、後に彼女の能力のことを知っても受け入れる
感情移入しやすい、とてもいい奴だった

10代の悩み

とにかく最初から最後まで、ひたすらシドニーが悩んでいる

父親のこと
母親のこと
学校のこと
ディナのこと
超能力のこと
足のニキビのこと

ひたすらフラストレーションがたまるシドニー
正直、見ていて気が滅入ることも多かった
でも、等身大の彼女に共感も覚えた
なかなかユニークな主人公だ

スーパーパワー

主人公がスーパーパワーに目覚める
それだけ聞くとスーパーヒーローものかと思うかもしれない
だが、物語はそう簡単にいかない
誰にも言えず力を持て余すシドニー
この力はシドニーの負の感情でしか発動しないのだ
自分の力が制御できず、トラブルの原因にしかならない

このスタッフは「ストレンジャー・シングス」で超能力少女イレブンを描いた

イレブンは仲間を守るために能力を使った
ところがシドニーにとって能力は、呪われた力でしかない
スーパーパワーの負の一面
それが「ノット・オーケー」では描かれている

物語の冒頭、血まみれのシドニーが夜の町を走っている
彼女の身に一体何が起こったのか?
その謎が次第に明かされていく

この作品は明らかにスティーヴン・キングの「キャリー」を意識しているだろう

狂信的な母親に育てられ、学校でもいじめを受ける少女キャリー
そんな彼女が超能力に目覚める
その力はやがて惨劇を生む

リメイク版もあるが、やはり名作なのは1976年版
名匠ブライアン・デ・パルマ監督の演出の冴えと、キャリーを演じたシシー・スペイセクの壮絶な演技が凄かった
「ノット・オーケー」は「キャリー」へのラブレターなのかも知れない

その超能力を良いことに使う未来だってあり得た
だが、シドニーは惨劇を起こしてしまう
ヒーローとディラン
その差は紙一重なのかも知れない

取り返しのつかない事態を招いたシドニー
彼女は今後、どんな道を歩むのか?
めちゃくちゃ気になるところで、シーズン1は終了する
シーズン2に期待するしかない

まとめ

ひねりの利いたかなりユニークな作品
キャストはみな好演
そしてクライマックスは衝撃だった
続きが気になりすぎるので、早くシーズン2をお願いしたい


I Am Not Okay with This (2020– ) on IMDb


Rotten Tomatoes
https://www.rottentomatoes.com/tv/i_am_not_okay_with_this/s01
allcinema
https://www.allcinema.net/cinema/371529

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